ひじきごはんを食べましょう(sorry, this blog is UNDER CONSTRUCTION←おー

どうもひじきごはんです。ほんとに食べちゃだめですよ、俺のことをね。

言葉の異化について

2006-05-28 00:57:13 | Weblog
まだ俺が二十歳そこそこだった頃、彦坂諦さんの「どのようにして人は兵となるのか」(名著です)を読んだことで、東北本線に揺られながら親に

「あきらめろ、ってさぁ。初めは『ものごとをあきらかにせよ!』ってことで坊さんか誰かが連呼してて、それが(庶民に)嘲笑されて意味が変わったんじゃないかな」

みたいなことを言ったことがありました。

これが言葉の異化ですね。知ってました?「あきらめる」って、「ものごとをあきらかにする」ってことなんですよ、もともと。そう考えると、味わい深い歌がものすっごくありますよね。

あなたの夢をあきらめないで

とかね。

そして今日言いたいのは「変態!」ですな。

こりゃもともと、「完全変態」「不完全変態」の昆虫にまつわる生物学用語じゃなかったですか。それが変わった時、どんな状況で、誰が誰に向かって放った言葉だったのか。「変態性欲」進化論が我が国に入った後だと思いますよこれは。早くとも明治終わりか、大正の臭いがしますよね。

なぜ「身体の状態に変化が起きること」が「異常性欲」の別称になったのか?
興味深いと思いませんか。俺は思います。
コメント
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