ひぐらしの思い出

17年続くライフログ。
2020年2月から2022年12月まで毎日日記を書いていました。

銚子/旅の思い出(2018年)① 銚子電鉄編

2020-06-16 23:54:09 | 旅日記
2018年の8月末、千葉県の銚子へぶらっと一泊旅行に行きました。
そのてんまつをブログに書こう書こうと思いながらなかなか手が動かず、ずっとスマホに画像だけ残ってたんですよね。
コロナ禍で自由に旅行に行けなくなってしまった2020年現在。こんな時だからこそ重い腰をあげて、二年越しの旅ブログを書いてみたいと思います。

とにかく画像が大量にありまして、そこそこ長くなりそうなので数回に分けて書いていこうと思うのですが、まず第一回は旅の始まりから旅のメインの目的である銚子電鉄を楽しむ「銚子電鉄編」です。




どこか旅行に行きたい!
それもできれば安・近・短。手軽に行けて、温泉があって、景色が良くて、楽しいところ…
そんな風に考えると、東京から一泊程度でおすすめの旅行先ってやっぱり千葉・神奈川あたりですよね。

箱根や熱海などの神奈川方面は今までに何度か行ったことがあったので、今回は逆方面の千葉・銚子を目指してみることにしました。天気予報でよく見る、とんがってるあそこですね。
うちの近所にはその名も「銚子丸」なんて回転寿司屋もあるし、海の幸も楽しみな銚子。そしてとにかくあこがれの「銚子電鉄」があるんです!
(わたしはなかなかどうして乗り物が好きなのです)


旅は東京駅から出発。
電車の旅と言いつつ、ここからバスに乗って銚子へ向かいます。安かったんですとても!



東京駅に来るのも久しぶりでテンションがあがります。

バスに乗るのは2時間ちょい。
世田谷の自宅から東京駅までの過程を入れても4時間あれば銚子まで着いてしまうんですね。あんなにはしっこなのに!





バス。走るうちにどんどんのどかな風景になっていくのがおもしろい。
通ったこと一度もない道。新鮮。



東京駅のメルヘンで(変わったサンドイッチたくさんで目移りしながら)買ったサンドイッチを食べたりしているとあっという間に到着しました。

はじめて降り立った、ここが銚子駅!





バスを降りて銚子駅構内へ。

今回の旅の宿、犬吠埼のホテルへはここから銚子電鉄に乗って向かいます。
(実はこのときにバスの中に水筒を忘れてしまって、それが明日の行動を決める伏線になるのですが、それはまた別の話w)

さあはじまるぞ、鉄の旅が…!











駅の構内には醤油メーカーのベンチがあったり大樽があったり、さすがしょうゆの名産地。

ホームには観光客の姿がちらほら。
みなさんカメラ片手に駅や電車をパチパチ。
もちろんわたしも。



見れば見るほどいい電車。
レトロ、いい味わい。
わたしは本物の鉄ではないので車両のことや電鉄の歴史などの詳しいことは分からないんですが、とにかくなんか素敵でかっこいいということだけはビシビシ感じます。(鉄の方にいろいろ解説してもらいたい)

車内もとてもいい雰囲気。



本日は一日乗車券の「弧廻手形」という券を買って乗車します。これで途中の乗り降りが自由に出来るんですね。
銚子駅〜戸川駅まで)





駅は全部で10駅。
各駅を行く所用時間を見るとどこも1分とか2分。
本当に短い線なんだなあと実感。



ちなみにこの乗車券には展望台の割引券や「ぬれ煎餅サービス券」、「吉祥縁起守引換券」などのクーポンもついてなんともお得。(情報は2018年のものです)


電車はゆっくり出発。
お客さんはまばらです。
途中、電車が駅で止まるたびに各ホームの雰囲気を楽しみます。

銚子のお隣、仲ノ町駅。



色合いがいいなあ。
ベンチはやはり「ヒゲタしょうゆ」と「ヤマサぽん酢しょうゆ」。



こんな狭いところも通るよ。

車窓から何か匂うな?と思ったら、





しょうゆ工場が見えました!
そう、おしょうゆの匂いがしたんです。
「インドはカレーの匂いがする、銚子はしょうゆの匂いがする」なんて言うの、本当なんだ。感動してしまいした。



にやつきがとまらない。
なにかもう、わくわくしっぱなしです。

この辺でせっかくなので途中下車してみましょう。
実は先ほどのクーポンにあった「吉祥縁起守」をもらってみたくて。





その名も「観音」駅です。
駅がファンシーでかわいい。80年代風?

たい焼き屋さんはやっていなくて残念でした。



気になるなあ。
現役なんだろうか…(地元の方、教えてー!)



この駅名標字を見ると分かるように銚子電鉄では各駅にニックネームというか、愛称がついてるんですね。
観音は「金太郎ホーム」ですって。どういう意味かしら?

とにかくどこもかしこも絵になるなあ。




さて散策開始。
観音寺へ向かおう。


途中にあったお寺さん。

そしてこちらが観音寺。





正式名称は「飯沼観音・圓福寺」というんですね。



参拝客は少なく、しんと静かで気持ちよい空間。

「この券をお願いします…」と弧廻手形を出すとにこやかに住職さん(こういう呼び方で合っているのでしょうか?)が応対してくださった。ありがたいことに説明を聞きながら本殿を見学させていただく。
天井絵をぜひ見ていってほしい、とのことで靴を脱いでゆっくり畳に寝ころがり、仰向けに。



圧巻の天井絵。
じっくりと見させていただきました。
ゆっくりした時間が流れて、もうここで旅終わりでもいいか…なんて思ってしまうほどの癒しをいただいた。



クーポンでもらえるお守りをいただき、自分の生まれ年の梵字のステッカーを購入。
お守りは年に一度取り替えるといいということ。
また来年来ます!と言って後ろ髪を引かれながら観音寺をあとにしました。
(行けてなくて申し訳ない気持ち)

散策を再開します。







懐かしい風景がそこここに。
昭和映画の世界に迷いこんでしまったよう。

そして、すこし行くともう海。太平洋です。





よい天気でうれしい。
向かいに見えるのが銚子港です。大きな船が止まっていますね。
お魚…
そう言えばそろそろお腹もすいてきたな、というころにいい店構えを発見しました。



久六(きゅうろく)」さん。
「生まぐろ」ののぼり。
これは迷わず、入るしかないですよね。



まずビールで乾杯。そして、



のぼりに「まぐろ」とあったからには頼まねばなるまい。
マグロのヅケ定食。



ひゃあ〜。キラキラ✨



ほかほかごはんにのっけて。
美味しすぎます…しあわせ。



こちらは連れが頼んだフライ定食。
新鮮なお魚がふわふわカリカリのフライに。こちらも最高。

店内には近くで働くサラリーマン?の方もいらして「地元に愛される店」の風格。



「孤独のグルメ」に出てきそうなお店。
つまり間違いないお店でした。久六さん、おすすめです!


腹ごしらえもすんだところで、銚子電鉄へと戻りましょう。



車窓はのどかな景色が続きます。
乗客は観光客と地元の方と半々くらいかな。



(おじちゃんモザイクしといたよ)
夏休みとはいえ平日に行ったのでこんな感じの空き具合。
のんびりしてて良いです。

次の駅「本銚子」でまた途中下車。
駅舎が手作り?ちいさくてびっくり。







テレビの企画?かなにかで作ったもののよう。
プレハブっぽさがあってまさに「作り物」と感じてしまうのはわたしだけなんでしょうか。他の駅とだいぶギャップがあるような。
でも景色は抜群!









トトロでも出てきそうな雰囲気じゃないですか?



インスタに動画をあげていました!
https://www.instagram.com/p/BnHzuteAfln/?igshid=e137w5y16cbb
雰囲気が伝われば~。



景色を十分楽しんで、
やってきたステンドグラス風な車両に乗り込みます。









車両が遊園地のアトラクションみたい。
速度がゆっくりなせいもあるかな。
のんびりゆられて、乗ってるだけで楽しめます。

ここからひとっとびに駅だけ紹介。
笠上黒生駅。(読めますか??)



ロズウェル??
(君ヶ浜駅です)



海鹿島駅。全体的に難読ですよね。



雰囲気のある駅舎だなあ。
作り物感の強い「レトロ」とは大違いだ。



そして電車は目的地、犬吠駅に到着しました。



この線の中では大きな駅。
観光スポットなんですね。



とにかくどこを撮ってもフォトジェニック。







去ってゆく電車の後ろ姿に思わず「今日はありがとう!また明日ね」と手をふってしまう。なんだろうこのキュンとなる感じ。
ああ〜旅情〜!


駅を出たところにはなぜか小さな乗り物たちが大集合。



恥ずかしげもなく、もちろん乗りますよ!
車体は「澪つくし号」。
(どういうコンセプトなのか分かっていません)



ぬれせんべいを片手にピース😃✌️
例の乗車券のクーポンを使って、この犬吠埼駅でぬれせんべいを一枚もらえるんです。
これはうれしい!銚子電鉄のぬれ煎餅のエピソードは有名ですもんね。
いただいた一枚の他にもお土産に買いました。


さて銚子の旅初日。
昼過ぎに銚子へ着いてから夕方まで存分に銚子電鉄を楽しみました。半日あれば楽しく廻れるなんて終点まで全部で10駅しかない短い線だからこそですよね。
レトロな雰囲気とのんびりした空気を満喫しました。



さあここから次なる旅の工程はお宿のある犬吠埼大冒険編です。
続きをお楽しみに!
次回のブログはなるべく早く書くぞ。
(2年たたないように…)


※追記
続きを書きましたよー!2年かからなかった!
読んでね。






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