髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「ロックマン7 ~宿命の対決!~」 レビュー (ファミコン)

2020-09-04 21:00:14 | SFCなどのレビュー
「ロックマン」シリーズ
サイドビューアクション
開発も発売もカプコン
1995年3月24日発売



あらすじ

オープニングデモを漢字変換で送ろう。

 IN THE YEAR 20XXAD

 『Dr.ワイリー』の幾度に渡る世界征服
 計画も 『ロックマン』の活躍により

 『Dr.ワイリー』の逮捕、という形で その幕を
 閉じた。

 そして、再び 世界に 平和な日々が
 戻ったように 思われた。

 しかし…

 閉鎖されていた 『Dr.ワイリー』の 秘密
 研究所が 密かに 活動を 開始し、

 『Dr.ワイリー』の身に 何かあった時に
 発動する プログラムは

 4体の 戦闘ロボットたちを
 目覚めさせてしまった…

 そして、数か月後…

 
『Dr.ワイリー』が4体のロボット達の手で脱獄した。
逃げた『ワイリー』が乗るUFOを追っていると
謎のロボットが現れ、突然こちらに攻撃をしてきた。
そのロボットを退けると

自らを『フォルテ』と名乗り
相棒の『ゴスペル』と共に『ワイリー』の手から世界を守るために戦っていて
今、攻撃したのは『ロックマン』の実力を試したかったのだという。

『フォルテ』とは何者なのか?
脱獄した『Dr.ワイリー』の野望を阻止できるのか?
『ロックマン』の戦いがまた始まった。


 

特徴

前作との変更点


・ラッシュとの合体。「スーパーロックマン」
 『スーパーアダプター』と呼ばれる。

 前作「6」で『ラッシュ』と2種類の合体(『パワーロックマン』『ジェットロックマン』)があったが
 本作はステージ上にあるパネルを4枚集めることで合体が可能。

 2段ジャンプが可能になり、
 溜め撃ちが「ハイパーロケットバスター」というロケットパンチになる。
 但しスライディングができなくなる。


・「ラッシュコイル」「ラッシュジェット」の復活

 前作「6」ではなくなっていたが本作では復活。
 前々作「5」のように『ラッシュ』自身が腹にあるコイルでジャンプして
 それから『ロックマン』がジャンプするという実質2段ジャンプ形式ではなく
 「3」や「4」のように背に乗るとコイルでハイジャンプするという仕様に変更


・「ラッシュ」当たり判定あり

 ファミコン版のシリーズでは『ラッシュ』は敵の真っただ中に呼び出しても問題なかったが
 本作は当たり判定があり、敵に触れるとしびれてしまって即座に撤退する。
 ただ『ラッシュ』にはライフはないのでエネルギーが切れるまでは何度でも呼び出せばOK


・『ネジ』の登場

 敵を倒したり、ステージ上に設置されていたり
 『ラッシュ』を使って地中に埋まっているのを掘り出すことができる。
 
 敵選択画面で『セレクトボタン』を押すことにより
 巨大な『エディ』を呼び出すことができて
 そこにいる『ライトット』がネジの個数に応じてアイテムを交換してくれる。
 実質、お金と思えばいい。


・『ビート』の仕様変更

 「5」「6」では画面内の敵に体当たりを仕掛けてくれたが
 本作では穴に落ちた時に回数制で引っ張り上げてくれる事になった。
 『ライトット』のアイテムで使用回数を戻すことができる。

 但し、敵につかまっているという事になりとあるステージで救出しないと
 使用できない。
 

・『E缶』所持個数

 前作は『E缶』が9個所持可能だったが
 本作は4個のみとなった。

 ほかに
 『W缶』(全武器エネルギーの回復)が4個
 『S缶』(ライフと全武器エネルギーの回復)が1個
 まで所持可能




追加点

・『ラッシュサーチ』

 『ラッシュ』を呼び出すと鼻をひくひくさせ匂いをかぐ。
 隠し通路があればワンワンと吠え
 その場に何か埋まっていれば自分で掘り出す。

 
・『ブルースシールド』登場

 条件を満たすと『ブルース』からシールドをもらえる。


操作方法

 左右キー:移動
 上下キー:梯子での昇降

 Aボタン:ジャンプ
  下キー+Aボタン:スライディング

 Bボタン:攻撃
  Bボタン押しっぱなしで溜め撃ちが可能(『ロックバスター』と『スプリングコイル』)

 スタートボタン:メニュー呼び出し

 L、Rボタン:順番で武器チェンジ
 L+Rボタン(同時押し):ロックバスターに戻す。


点数は60点



良い点
・丁寧な動き

悪い点
・キャラがでかい
・デモを飛ばせない。
・ラスボス戦の難易度


良い点の解説
・丁寧な動き

 スーパーファミコンになった事で
 敵などの動きがとても丁寧にそしてなめらかに動く。



悪い点の解説
・キャラがでかい。

 『ロックマン』や敵含めて、キャラが全体的にでかくなっているために
 ステージ自体が狭くなり敵からの攻撃を受けやすくなっている。


・デモを飛ばせない。

 タイトル画面の「ゲームスタート」を選択すると
 オープニングデモが流れる。
 それは別にいいがスタートボタンを押しても飛ばせないのだ。
 毎回あの『ライトット』の空々しいやり取りを見させられると思うと
 久しぶりに最初からプレイしようという気が失せる。

 せめてパスワードのデフォルト状態
 つまり全部『1』の状態で終えると即座にボス選択画面に移行できる仕様であればなぁ…

 ほかにもボス撃破後に敵の武器の解説などがあるが
 『Dr.ライト』『ロール』『ライトット』のいずれか3人との会話シーンがあるが
 これらもまた飛ばせない。

 『Dr.ライト』は武器の効果などを真面目に言ってくれるが
 『ロール』は自分関連で語り
 『ライトット』はボケる。

 どんだけ見せたいんだよ…デモをよ~。製作者~。
 早く敵と戦いたいんだよ。俺は~。


・ラスボス戦の難易度

 語り草になっている難易度である。
 ライフ回復は
 『E缶』4個と『S缶』1個の計5回
 全回復できるが初見ではそれでも足りないほど難しい(誇張無し)

 「ロックマン」といえば
 ボスのイラスト募集であるが小学生もプレイしているだろうに
 ここまで難易度高める必要あったん?
 まぁ…E缶なしの「1」や
 ゲームオーバーでE缶消失の「2」もそこそこの難易度だったけどねぇ…
 ただ、「1」「2」は最初から難易度そこそこ高かったからな。
 今作は道中は普通レベルでラスボスだけ急に絶壁かと思えるほど難易度急上昇ぶり。
 
 『E缶』9個でもいいんじゃねーの。




スーパーファミコンになった事により
ボスの行動パターンが複雑になったり敵の細かい動きなど見るのは面白い。
ステージ中の仕掛けに一部武器を当てると固有の動きがあるギミックなんかも追加された。

ただ、新要素がこれといってないのがな。
ラッシュとの合体つったってそれは前作でやってて今作だと仕様変更だしなぁ…

アイテム購入が可能になったけど
『E缶』『W缶』『S缶』という消費アイテム関連や
『1UP』という残機アップ
『エネルギーバランサー』などあると便利なアイテムなど…
あれこれ売っているけどもゲームをより面白くさせるようなアイテムなどは売ってないんだよな…

折角だからネジを消費することで『ロックマン』を一部改造させるようなシステムとかね。
改造は5回だけ可能。

腕部強化で攻撃力アップとか足強化でジャンプ力アップとか
ホバー追加でジャンプがゆっくりになるとか…
バランスよく1段階だけ均等に強化するでもいい。

あくまでプレイヤーオリジナルロックマンみたいな形にとどめる。
だって全部のパーツを超強化すると「ロックマンX」とかぶるから(苦笑)





ここからがネタバレ

























しかし、サブタイトルの『宿命の対決!』
宿命言うから『ブルース』と戦うのかと思いきや
新参の『フォルテ』とか…
いや、ワイリー製のロボットなんだから対決するのは順当じゃね?
まぁこの本作から見た時に『フォルテ』の魅力が乏しい。

初見は無言で攻撃してきて『ロックマン』の実力を試してくるような真似をしてくるんだけど
終盤で再会すると損傷していて『ロックマン』から『Dr.ライト』の所で修理してもらうように仕向けて
修理を受けると『ライト』の家を破壊して『ラッシュ』の合体の設計図を奪って逃走。
それから『ゴスペル』と合体してパワーアップして襲ってくるという。
設計図奪取に関しては『ワイリー』の指示だったかもしれんが
どちらにせよ『ロックマン』をライバル視している割に結構な小物って気がする。
後の作品だと異様なレベルで『ロックマン』を自分の手で倒すことに拘っているよな。
もし、『ワイリー』の別のメカが『ロックマン』を追い詰めていたらそれを破壊して

「余計なことをするな『ワイリー』!
 『ロックマン』を倒すのはこの俺だ!」

と言ってきそうな「ドラゴンボール」の『ベジータ』みたいなそんなキャラクター(笑)


本作の『ブルース』はシールドをくれるだけの空気。
『ブルース』ってさ。
『Dr.ライト』の試作ロボットであり動力回路停止直前で行方不明と
「ロックマン3」のエンディングで明かされている。
『Dr.ワイリー』が『ブルース』を奪ったのかもしれないが
『ブルース』からしてみれば
『Dr.ワイリー』は育ての父みたいなもので『ロックマン』は弟みたいな存在なのかな。
だから『ロックマン』を敵として戦ったり、助けたりする。
『Dr.ワイリー』に対しても完全に敵対するわけでもない。
本人も複雑な心境であるに違いない。
後、『ブルース』ってどこで補給などを受けているのか気になるわな。
あれこれ計画を『ブルース』に邪魔された『Dr.ワイリー』が支援するとは思えんのだがな。

新しいライバルを作るよりは『ブルース』との関係に決着をつけるべきだったんじゃないかねぇ。
その新しいライバルの『フォルテ』も『Dr.ワイリー』から作り出されたのなら
『ブルース』にとってしてみれば弟の一種だろう。
そこら辺の関係性で戦わせたりするのは面白くなりそうだけど…
もうずっと空気だよね…(悲)

後、ゲーム的に条件を満たすと『ブルースシールド』がもらえるけど
スライディングも出来て溜め撃ちもできるのでデメリットがないように思えるが
立ち止まるとシールドを構えるという動作を行うために
歩きながらバスターを撃とうとするとやたらとカクカクした動きになる。
それに、敵の弾を防いでくれるけど
体当たりする敵が多い「ロックマン」ではあまり弾を受けるってことが少ない。
それに、弾をすべて防ぐわけでもないので使い勝手はよくはない。
せめて、ラスボスの弾もすべて防げるぐらいの性能があれば価値はあったのだが…
これもまた空気である。


そして…
この「7」で思うのは…
『ライトット』って必要だったかな?
個性的なボケ役だけどさ…
「ロックマン7」っていいツッコミ役が不在だからなぁ…
ウザイ系のボケ役はいいツッコミを入れられることで活きるんだよね。
『ロックマン』とのやり取りはあるけど真面目君だからやり取りが実にシュールなんだよな。
アホな事を言う『ライトット』に対してツッコミとして『ロックバスター』ぶち込んで頭部以外はバラバラにするぐらいの勢いは必要だろうけど…
無理だよな…良い子ちゃんの『ロックマン』じゃ…
よって『ライトット』が活きるのはどう考えても『フォルテ』側なんだよな。
オープニングのデモで『ライトット』から渡された工事用ヘルメットをかぶっていた『ロックマン』は沈黙していただけだったけど
『フォルテ』が同じことされたら

 「てめー!何しやがるんだ!」

ってバスターをぶち込んでいたことだろう。
それでこそ『ライトット』のキャラが上手く場に活かせることになると思うんだけどな。
それに『フォルテ』が工事用ヘルメットかぶっている所とか見たくない?

そうそう。
『ライトット』は自称『Dr.ライト』の弟子だそうで、『ビッグエディ』でアイテムなどを作っている。
でも、それなら「4」でのロボットの開発者として登場した『Dr.コサック』で事足りるだろう。
『Dr.コサック』を出すのであれば娘の『カリンカ』を出すことも可能となってくる。
『ライトット』…
貴重な女子枠を出す可能性を消してまで出すほどの魅力を秘めたキャラクターだったんかなぁ?
8からコイツほぼほぼ空気だろ。
個人的には『ライトット』は上記の通り『フォルテ』側に出すべきキャラであり配置ミスだと思った。

さて…脱線が結構長く続いたけども…

8ボス等の感想
ボスの弱点で順番に解説していくので
ステージ中にあるギミック起動武器の順は考慮しない。
最初の4ボスのステージに『ラッシュ』のプレートがある。


・『バーストマン』

 浮力の高い水中に入ると浮いて水面から顔を出して移動が可能。
 着水の際は結構沈みので水底の針に注意。

 ボスは弱い。
 大きな泡はやたら固く振れると包まれて上昇する。
 キーなどをガチャガチャして早めに破壊しないと天井に針で死ぬ。
 小さい泡はバスターで撃破する。
 ちなみにバスターを溜め撃ちしてボスに当てると
 吹っ飛ぶと同時に爆弾をばらまく。

 弱点は『ターボマン』の武器


・『クラウドマン』

 『てるてる坊主』みたいな奴に
 『フリーズマン』の武器を当てると雪が降る(バスターだと雨)
 そうすることで床が見えづらくなるところがよく見え、
 『ラッシュ』のプレートが取りやすくなる。
 (別に床が消えたりするわけではないので、フリーズ武装はなくても取れる)

 ボス
 自身に稲妻を浴びることでビームを放ってくる。
 そのビームは床に当たると左右に弾が走るのでその場ジャンプで回避したい。
 それと風雨を降らせてきて左右に引っ張られる。
 左右端は穴になるので注意。
 あとは体当たりをしてくるがこれはスライディングで回避

 弱点は『バーストマン』の武器


 余談だが昔、デブっていて雷様風の『クラウドマン』を見て

 「高木ブーマンだな」

 などと思っていた。
 あと、コイツ、オープニングの細長いカプセルに入っていたんか?

 
・『ジャンクマン』

 ステージが2ルート分かれていて2つのアイテムがある。
 戻ることができないので2つともとりたい場合は再度ステージ選択する必要があるのと
 取得するためには『クラウドマン』と『フリーズマン』の武器を持っていかないといけない。

 通常ルートでは
 機械に『クラウドマン』の武器を当てるとリフトが動き出すので
 そこにある『ラッシュジェット』が取れる。
 ただ、リフトの挟まれ注意。

 もう1つのルートは『フリーズマン』の武器を
 触れると即死の溶けた鉄に当てて凍らせると通れるルート。
 そこには『ラッシュ』のプレートがある。

 ボス
 結構、ばたばた動き回る。
 ジャンプしてゴミを投げてくるのでこれはスライディングで回避
 ゴミの塊はジャンプで回避
 そのあとで本人が塊に上から降ってきてゴミをまとって放ってくる。
 これはスライディングで回避。
 これら3パターンを繰り返していれば余裕で勝てる。

 弱点は『クラウドマン』の武器


・『フリーズマン』

 『ラッシュ』プレートは壊れる足場の先にある。
 一度壊れると梯子を上下しても元に戻らないので1度死ぬしかない。
 『ラッシュサーチ』は凍った小さな足場の先にある。
 『ラッシュジェット』があると取りやすい。

 ボス
 結構、激しく動き回る。
 その場ジャンプ中に床に氷を放つと床が凍り付く。
 こちらにも氷の弾を放ってくる。当たると凍り付いてしまう。
 その後走ってきて体当たりを受けるのでガチャガチャで早めに壊せる。
 天井に氷の弾を放つとつららが落ちてくる。
 タイミングを見計らってスライディング。

 弱点は『ジャンクマン』の武器

 ちなみに走っているときにバスターを撃つとジャンプするので
 避けるときには注意が必要。
 それを考えてあえて攻撃しないでいると挑発してくる。ウゼェ…  


その後、ロボット博物館でボスを倒した後
新たなる4体が追加される。


・『スラッシュマン』

 巨大な恐竜が出てきたりするステージ
 ステージ最後にある木に『ターボマン』の武器を当てると燃え
 梯子が出現。その先に『ビート』が籠につかまっている。
 溜め撃ちで破壊できる。その後、『ビート』が使える。

 ボス
 ボス自体は近くにいると爪を放ってくる。
 攻撃判定が短いのでジャンプで余裕回避可能。
 こちらが攻撃しているとそのうち壁を蹴って上がっていき
 上から木の実みたいなものを落としてくる。
 当たるとダメージはないがジャンプ、スライディング、攻撃ができなくなる。
 ガチャガチャで壊せる、
 回避しても床に落ちると少しの時間木の実は残り、足にくっつくと攻撃はできるが
 身動きが取れなくなる。これもガチャガチャで壊せる。
 そんな木の実の対応をしている中
 壁をするすると本体が降りてきて体当たりを敢行してくる。
 
 『スラッシュマン』の武器はなんでも切り裂くという触れ込みだが
 威力は弱く、体に触れる方がダメージが大きい。

 弱点は『フリーズマン』の武器


・『スプリングマン』

 バネばかりでびょんびょん跳ねるのは結構楽しい。
 広大でばねばかりの所では
 四角い箱からパンチを繰り出してくるが
 そこに乗ってジャンプすると箱が回転し、パンチの出る方向も変わる。
 左上にある箱にパンチを左向きにして殴らせると壁が抜け
 左方向に行けるようになりそこで『ライトット』専用ネジが見つけられ
 『ライトット』に渡すことで
 出来るアイテムが半額になったり、新たなアイテムが追加される。

 ボス
 バネパンチを繰り出し、スライディングで回避する。
 ぴょんぴょんはねながらこちらに接近してくる。
 スライディングで避けて距離を取る。
 捕まると天井にぶつけられる。
 全快から3発で死ぬという大ダメージ。
 小バネを放ってくるがこれは無視。
 小バネを避けようとバタバタ動いていて本体の動きを見るのを疎かにしていると
 いつの間にか本体に捕まれるので注意が必要。
 小バネはバスターを適当に撃っていれば破壊できる。

 弱点は『スラッシュマン』の武器


・『シェードマン』

 中ボスのカボチャを倒し方で2ルートに分かれる。
 かぼちゃの目に当てると上ルート
 かぼちゃの口の中にいる本体に当てると下ルート
 下ルートに行くと『ブルース』に会えるが…
 『クラウドマン』→『ターボマン』のステージの順で会っていないと出現しない。
 そして、その順にいると

 ボスは
 飛び上がってこちらをつかんでくる。
 つかまれているときはエネルギーをチューチュー吸われる。
 ガチャガチャで早めにおろしてくれる。
 目から奇妙な軌道のビームを放ってくる。
 当たると体が固まる。
 そのあとで音波を放ってくる。
 スライディングで避けると音波が壁に当たって戻ってくる。
 ボスに当たると溜め撃ちみたいなことをしてくる。
 いずれもスライディングで避けられるので余裕である。

 弱点は『スプリングマン』の武器


・『ターボマン』

 巨大な敵やら即死のギミックやら何かと面倒なステージ
 梯子を上っている途中で何気に隠し通路があり『ブルース』がいる。
 『クラウドマン』ステージで会っていると出現する。

 特に中盤辺りにある左右から伸びてくる炎なのか溶岩なのか…
 触れると即死である。
 「ロックマン2」の『クイックマン』ステージのビームをほうふつとさせる。
 獅子舞のトラックを破壊した後でボス。

 ボス
 他ボスに比べて性能が高い。
 まず、体に炎の輪を回してジャンプしてこちらに向けて放ってくるが
 これの効果がなかなか反則的。
 まず、床について走ってくる。
 壁に当たると天井にまで上昇し
 それから炎の輪が拡散して床に降ってくるというやりすぎな性能。
 ダメージが大きく床を走ってくる際はジャンプで避けられない。
 壁際でジャンプしようかなと思いきやそれが壁を上昇するので
 ジャンプ避けは不可能。
 だから、まず火のわっかをまとった時点でボスとの反対側に位置して
 輪を放ったらスライディングで避ける。
 それから炎が降ってくるのでうまく避ける。

 次に、変形して体当たりしてくるので
 画面中心辺りでジャンプして避ける。
 画面端で避けようとすると変形解除してきて体に当たるのでダメ。

 それと、こちらを吸い込んでくる攻撃。
 これは大したことはないが

 攻略法をしっかりつかんでないとノーマルではまず倒せない敵である。

 弱点は『シェードマン』の武器


・『フォルテ』は計3回戦うことになる。

 1回目(オープニング)
  『フォルテ』がその場で撃ってくるだけなので
  溜めずにバスターを撃ちながらジャンプしていればいい


 2回目(ワイリー城2つ目)
  壁に当たるまで左右にぴょんぴょん飛び跳ねながら撃ってくる。
  足場も平らではないのでどこの位置からの発射なら
  当たらずに済むのか見極める必要がある。
  バスター縛りをしている人だと
  『ワイリーカプセル』以外では1番手を焼くことだろう。

 
 3回目(ワイリー城3つ目)

  『ゴスペル』と合体して攻撃を加えてくるが
  突進やらロケットパンチを仕掛けてくる。
  ただ、その対決場所ではなぜかジャンプ力が倍ぐらいあるので
  回避が容易。
  パターンを読みつくせば2回目よりも楽に撃退可能だろう。


ラスボスの第1形態の巨大ドクロはそれほど強くないが
脱出ポッドであるはずの『ワイリーカプセル』がアホみたいに強い。
様々な要因がある。

 ①ロックマンがでかい。
  でかいが故に当たり判定が大きいんだよね。


 ②ダメージが通る攻撃が少ない。
  『ワイリーカプセル』に効き目が強い武器はなく
  大抵がダメージ0。
  ダメージを与えられるのが

  『ハイパーロックバスター』『スーパーロケットバスター』
  『ワイルドコイル』『フリーズクラッカー』の4種である。

  『ワイルドコイル』の溜め撃ちのみ『2』のダメージ
  それ以外は『1』ダメージと与えるダメージは少ない。


 ③敵攻撃の攻撃範囲の広さ

  カプセルの上下左右から4発の小粒の弾を放出するが放出して
  4発同時に動くので実際のダメージの範囲が結構広い。
  これは①のロックマンのでかさあいまって回避しづらいのだ。


 ④敵攻撃の動き

  まず4発の小粒の弾がカプセル周囲にあってロックマンに向けて
  動き出すが途中1回軌道を変える。
  なんで、弾が動きを途中で変えんねん!


 ⑤敵攻撃の攻撃力

  小粒の弾のくせにダメージは大きい。
  一応『炎』はガチャガチャやると若干ダメージを抑えられ
  『氷』はガチャガチャすると固まった氷がすぐに割れて
  追加で来るであろう電撃弾を回避可能になる。
  それでも、キツイ…


 とりあえずバタバタとジャンプを何度も繰り返して
 軌道を変える弾を若干誘導し、ジャンプかスライディングで避けることだね。
 漫画やアニメなどで目まぐるしく動く敵に対して
 立ち止まって心を静かにして軌道読み

 「そこだ!」

 なんてことがあるがこの『ワイリーカプセル』戦でやってはいけない。

 実際、立ち止まっていると
 4発の弾が広範囲すぎて避けられないなんて事態になるので
 ひたすらもがくがように弾を誘導するようにぴょんぴょんジャンプする事。
 これが肝心である。
 あとは反射神経で避けろ!!


そして、そんな鬼を倒してのエンディング。
漢字変換して送る。


相変わらずの土下座をしてくる『ワイリー』

ワイリー「ロックマンすまない。
 もうしないから、許しておくれ!」

ロックマン「もう 騙されないぞ Dr.ワイリー!!」

流石の『ロックマン』も
頭に来てかチャージを開始する。
思わぬ反応に後ずさる『ワイリー』

ワイリー「撃つのか? ワシを撃つのか?
 このワシを!! ロボットの お前が
 人間の このワシを!!」

ロックマン「……」

チャージを止めて沈黙する『ロックマン』
基地内にサイレンが響き渡り鉄骨などが落下し
『ロックマン』は避け『ワイリー』は下敷きになるが
運よく互い違いに積み重なっているようで『ワイリー』に怪我はない様子
そこへ『ゴスペル』が『ワイリー』を救出して去る。

フォルテ「ロックマン、Dr.ワイリーには
 指一本 触れさせないゼ!

 今回は俺たちの 負けだ…
 しかし!!
 俺は 更に 強くなってやる!!

 また、会おうぜ! ロックマン!!
 じゃあな!!」

基地が爆発し始めたので『ロックマン』は脱出する。
炎上する基地を背に複雑な表情を浮かべて歩き出す『ロックマン』
スタッフロール。
ボス紹介があり
『ビッグエディ』に戻りみんなと共に記念写真を撮り終わる。

その際に表示される
「NO.14155585-78236251」

の数字を4桁ずつで切り、パスワードとして入力すると
ワイリーステージの4面から開始できるが
それプラスして
「Rボタン」+「Lボタン」を同時押ししてスタートを押すと
格闘モードが出来て
『ロックマン』と『フォルテ』を選んで対戦できる。

ロックマン
 『アロースラッシュ』:下、右下、右+Yボタン(236+Y)
 『レッグブレイカー』:下、下+Bボタン(22+Bボタン)
 『フェイトワープ』:(88)

フォルテ
 『ブースターキック』:右、下右、下+Yボタン(623+Yボタン)
 『ソニッククラッシャー』:ジャンプ中、右、右+Yボタン(ジャンプ中66+Y)
 『フェイントワープ』:上、上(88)

いつもの『ロックマン』の操作方法ではないので注意。
例えば通常であれば『下+Bボタン』で『スライディング』が発動するが
この対戦モードでは出ない。『レッグブレイカー』が、
スライディングのモーションとなり、攻撃判定がある。


さて…
エンディングとしては『ワイリー』はセコイわな。
あれだけやりたい放題をして

「お前、わしを撃つのか?ロボットのお前が?」

「ロックマン」の世界では
「ロボットが人間に危害を加えてはいけない」という原則があるらしいからな。
だとしても、自分は世界征服を企てて世界を混乱に毎回、巻き込んでおいて
自身に危機が及ぶと人間の盾を十分に利用して逃げを図るって…
狡猾だし実に卑劣である。

ちなみに
海外版だと『ロックマン』がチャージして
後ずさりながらワイリーが言う。

ワイリー「YOU FORGET, MEGAMAN.
ROBOTS CANNOT HARM
HUMANS...」

ロックマン「I AM MORE THAN A
ROBOT!! DIE WILY!」

直後に鉄骨が降り、『フォルテ』達が救出しに来る流れはそのままである。
しかし…英語に疎い髭人でも『ロックマン』が

「僕はロボットを越えている!死ねワイリー!」

って言っていることくらいわかるわ。
なかなか過激だわな(笑)
英語圏では沈黙ってのはあんまり良くないのかねぇ~。

スタッフロールでは日本版と同じく爆発炎上する基地を背に何やら複雑な表情を浮かべる『ロックマン』である。
ここまで違うと海外版のここでのロックマンの心境も違うだろう。

「また僕はワイリーを取り逃がしてしまった。
 だが、僕は人間を越えているんだ…その気になればなんだって…」

という心境に至っていても不思議ではない。
何か闇落ちしそうだけど(笑)


さて…
締めとしては『ワイリーカプセル』の強さに泣いた方も多かろう。
だからこそ、何度も何度も苦渋を飲まされた方はエンディングで
『ロックマン』沈黙してねーで撃てよと、思った方も多かろう。

「でも『ワイリー』殺害したらシリーズが終わっちゃう」

つってもそう簡単にくたがばるようなタマじゃないだろう。
『ワイリー』は撃たれて負傷しながらも何とか生き延びてサイボーグ化するぐらいで
シリーズは続けられるだろ。撃ったところで問題ない問題ない。

というか、『ワイリーカプセル』
めちゃくちゃ強い以上、どれだけ多くのプレイヤーの『ロックマン』を葬ってきたと思ってんねん。
『E缶』『W缶』『S缶』を大量に飲ませ、戦うもののそれでも勝てずに
その身を散らせていく『ロックマン』を見て
悔し涙を見せたプレイヤーがどれだけいたと思うねん。
それに、『ワイリー』自身、すでに「7」に至るまで
世界征服の為のロボットを50体以上のロボットを破壊されている。
ロボットたちに申し訳なさはないのか?
そんなにロボット繰り出して世界征服を企んでいるのに

「相手は『ロックマン』というロボットだから
 ロボット原則に従って土下座でもして謝れば
 人間であるワシを攻撃するような真似はせんだろ」

などとなめ腐っているんだろ。
それに天才科学者という肩書があって
ロボットを生み出すのが天職のようなものだろう。
ってことは自身がサイボーグ化するのは寧ろ本望と言えるのではないか?
ということで…

多大に苦労して本作の『ワイリーカプセル』を破壊し、
『ワイリー』を追い詰めた『ロックマン』に言いたい!


髭人「みんなを苦しめた元凶だ!!
 最低最悪の存在を倒すんだ!
 躊躇わずに『ワイリー』を撃て!
 それがみんなの望みであり幸せだ!!
 ついでに『ライトット』も撃っちゃっていいんじゃないかな?」

ロックマン「うん!確かに最低最悪の存在を倒さないといけないね」

髭人「うんうん…」

ロックマン「倒すべき存在はあなただ!」

髭人「嘘―――!」

ロックマン「だと思うよね?」

Dr.ワイリー「間違いない」
ライトット「んだんだ…」

ロックマン「という事で覚悟してください!」
髭人「やっぱりこういうオチなんだな~~~!!
 うわ―――――――!!」

チーン



終劇


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2 コメント

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心優しき善行ロボット (ねこまる)
2020-09-08 23:51:16
毎度お馴染みの悪行土下座じじいに土下座されて謝罪されて
「もう悪い事しない」って言われて
ロックマン撃ちそうになるんだけどやっぱりやめるんだよね。
やっぱロックマンは優しいなあ。ヒーローはこうでなきゃ。

罪を憎んで人を憎まず 孔子

許された罪人がまた性懲りもなく何度悪事を働いても
その度に許し続ける神の如き慈悲深さを持った心優しき善行ロボット。

うん、素晴らしい作品だ。
返信する
ジャンピング土下座 (髭人)
2020-12-27 07:33:55
ねこまる殿
コメントさんきゅ~です。

人として模範とすべきコメントでありますね。
それでも私はあの極悪カプセルのジジイを撃ってほしかったです(笑)
返信する

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