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「クインティ」 レビュー (ファミコンソフト)

2012-06-27 18:43:55 | ファミコンレビュー
パズル性があるアクションゲーム(純粋なパズルアクションとはいえない気がする)
トップビューのラウンドクリア型ゲーム
二人同時プレイ可能
開発はゲームフリーク
発売はナムコ
1989年6月27日発売

特徴

 縦5枚×横7枚で計35枚のパネルがありキャラクターはその上に立つ。
 (1パネルはその下に何枚もある多重構造、めくったパネルは一番下に入る)
 それをAorBボタンでめくる事が出来てめくられた敵は吹っ飛ぶ。
 吹っ飛んだ敵を壁にぶつければ

 「パン!」

 と弾けて消える。
 画面上の敵を全滅させればラウンドクリア。
 縦横とパネルが一斉にめくれるパネルや踏むと吹っ飛んで勢いを利用して敵に体当たりして倒せるパネルなど効果は様々。
 これらを使ってクリアしていくのだ。

 ステージを選ぶことが出来て、ステージ毎に敵が異なる。

 「歩くだけの敵」
 「ジャンプしてめくりを回避する敵」
 「自分の近くでジャンプしてめくり回避する敵」
 「しこをふんでパネルをめくる敵」
 「こちらの真似をする敵」
 「パネル上を泳いでバタ足と同時にパネルをめくる敵」
 「パネルに絵をかいてめくり不可にする敵」
 「くるくる回りながら突撃してくる敵」

 など敵の個性豊かである。

 操作方法

 十字キー:移動
 AorBボタン:パネルをめくる。行く部屋の決定

 スタートボタン:ポーズ
 セレクトボタン:タイトル画面でプレイ人数かえる。

 様々なパネルの種類がある。

 十字形で一斉にパネルがめくれるパネルやら
 踏むとプレイヤーが飛んで行って敵を倒せるパネルやら
 ボーナスステージに行けるパネルやら
 特に重要なのは『スターパネル』だろうか?
 星のパネルは100枚分集めると1段階スピードが上がる。
 10段階目で最速となる。

 それらを駆使して敵を倒せ!



お話としては

 人形の国に住む5人の兄と妹。
 長男から四男がいて末っ子が女の子。
 主人公は四男『カートン』であり
 ゲームタイトルである女の子の『クインティ』は末っ子
 そんな仲良し5人兄妹で過ごしていた。

 その中の四男の『カートン』に『ジェニー』というガールフレンドが出来て
 仲良し兄妹の環境が一変。
 妹の『クインティ』が兄を取られるのではないかと『ジェニー』をさらう。
 3人の兄は弟にガールフレンドが出来た事により『クインティ」に加担する。
 そこで『カートン」は『ジェニー」を救い出すために立ち上がった!

 「嫉妬」というのが根幹となっているゲームであります。

  

↑主人公のカートン(左がパッケージ 右が説明書)
髪色が安定しないな。


↑3兄貴、コピペじゃん。
『プラム』『セカム』『トライ』という名前らしいがどっちからなのかは不明。


↑5人兄妹。3兄貴個性なさすぎだろう。というか色違いなだけ
三つ子だったんかな?こう一緒にいると中心の四男『カートン」』に恋人ができるのは理解できるわ。
※左の線はセロテープ。中古の説明書ですから



↑主人公の妹でラスボスの『クインティ』さん。
 鬼です。

 

↑さらわれた『ジェニー』さん。目が綺麗でしっかり者だそうです。
(その割に目を閉じていたりウインクしていたりするな…)
※左上の「38」は攻略本の目次ページ。

ついでに雑魚敵も紹介しておく。



ウォークマン:歩く人、種類によっては分裂する。



ジャンパー:ジャンプして移動する。その下は潜れる。
 種類によってはバックして考え込むなど奇妙な動きをする



アーティスト:パネルに絵をかきめくれなくする。
 種類によっては雑魚を量産する。
 コイツを利用しつつステージ上のすべてのパネルをめくれなくすると点数+1UP



プランプ:しこを踏んでパネルを一列全てをめくる。



アクロバット:ジャンパー同様ジャンプするがこっちは主人公付近でジャンプするのでやや倒しづらい



バレリーナ:くるくる踊りながら突撃して来る。
 壁に当たるとスピードが徐々に上がり最高速に達したのちゆっくり回って止まる。
 この時に倒すと1UPである。



スイマー:パネル上を泳ぎ足蹴りでパネルをめくる。
 不規則なめくりをするのでかなり厄介な敵と言える。
 時間切れになるとパネル上を立って体当たりして来る。スイマー要素ねぇじゃん(笑)



ミミー:主人公が歩けば、歩き、主人公がパネルをめくればめくるという真似っこ。

雑魚敵は皆、人形であり、『クインティ』が魔法で動かしているという設定である。


点数は90点

良い点
・敵を倒すのが爽快
・敵の脇をすり抜けるスリル感
・二人同時プレイ
・ステージは長すぎず短すぎず丁度良い

良い点の解説

・敵を倒すのが爽快

 パネルをめくって壁にぶち当てて敵を倒すのがパネルの
 配置など絶妙なステージなどでバシバシ敵を倒していくのは快感。病み付きとなるかも
 特にエネミーパネルという敵を生み出すパネルがある。
 本来なら鬱陶しい事のこの上ないものだが、
 一部ステージだと生まれたての敵をバシバシと連発で倒すことが出来る。
 この爽快感は素晴らしい。『ジャンパー』9ステージ目が特に良い。
 敵としてみればあまりにも情け無用ほかならないが(笑)


・敵の脇をすり抜けるスリル感 

 このゲームはトップビューでは珍しく敵味方共に斜め移動が出来ない。(一部の敵除く)
 だから方向を変えるときに必ず振り向くという1動作が入る。(一部の敵除く)
 その為、敵との向きが平行な場合、すぐ脇を駆け抜ける事が可能なのだ。
 スピードが上がってくると複数の敵を縫うようにして避けて逃げる事が可能となる。
 そのスリル感はなかなか楽しい。


・二人同時プレイ

 ただの二人同時プレイなら良い点には含めないがこのゲームは断然面白くなるからだ。
 お互い協力して敵を倒し、面を進んでいくも良し
 敵を吹っ飛ばして味方を殺すという対戦プレイをするも良し
 予め決めておくことが重要。
 協力していくとか言ってわざと敵を飛ばして相手を殺して喧嘩することもあるかもしれない。
 まぁ、相手の状況を見ていれば大体分かることだから友情破壊ゲームというほどではない。
 ゲームオーバーになっても相方に残機があれば復活も可能。


・ステージは長すぎず短すぎず丁度良い

 昔、ノーコンテニューでクリアしたときは2時間弱でクリアした。
 これぐらいでプレイできるゲームは素晴らしい。
 欲を言えばパスワードがあればもっと良かった…


悪い点
・後半、最速が基本のゲームバランス


悪い点の解説

・一部の敵は最速が基本のゲームバランス

 一部の敵の動きはかなり速かったりして最速状態でようやくまともに遊べる状態になる奴がいるのだ。
 足が遅いとどうにもならない。コンテニューはそのステージからの開始なので
 何度も繰り返せばクリア出来ないというほどではないがそれでもキツイ奴もいる。 
 だから、序盤はどうしても『スターパネル』の取得を意識した動きをしなければならない。
 個人的には最速状態から始められるような裏技が欲しかったところだ。



良いゲームなのに、続編が出てないのは残念。携帯ゲームで出たら買うのにさ~。
まぁ、ゲームフリークはポケモン作るのに忙しいもんなぁ~。
(ちなみにポケモンは全作品未プレイ)
まぁ権利的に厳しいんだろうな。



裏技:「セレクトボタン+スタートボタン」を押しながら「リセットボタン」を押すと
 「EXTRAモード」をプレイできる。

タイトル画面に
「EXTRA」という文字が出る。これで成功。

通常プレイ(以後、ノーマルモードと記述)との違い

・ノーマルモードとはパネルの配置が異なる。
・ステージセレクトが出来ず連続100ラウンド。
・スピードアップがスターパネルではなく点数制。
・下部分の残機表示が異なる。



「ノーマルモード」との一番の違いは「スピードアップ」が点数制ってことだな。
「ノーマルモード」では「スターパネル」を100枚分取るごとに必ずスピードアップする。
「EXTRAモード」では点数制。
ゲームオーバーになると当然、点数0点になってしまい
その段階のスピードアップまで点数を取ってもスピードは上がらない。
但し、スピードは初期化されないのが救いではある。

例えば、「1万点」毎にスピートアップすると仮定しよう。
「5万点」でゲームオーバーとなった場合
0点からコンテニューして1万点取ってもスピードアップはしない。
次にスピードアップするのは「6万点」からである。
ゲームオーバーを頻繁にする人には結構つらい仕様。
まぁ、「ノーマルモード」をそれなりにクリア出来る腕があれば
何回かプレイすれば最高速になるのはそれほど難しいことではない。

ちなみにステージの難易度が上がっているのに
ボス戦はノーマルモードと同じ敵で動きも同じなのでボス戦は一休みって感じだわな。
(クインティは相変わらず強い)


そういえば、「クインティ」。ゲーム雑誌にマンガが連載されていたという話があったな。
それで「たのみこむ」だったかな?それにファンが要望出して書籍化を望んだらしいが
大人の事情で流れた。

しかし!!数年後(ひょっとしたら「たのみこむ」の要望出して10年以上はあるかもしれない)
2014年5月27日にクインティの「杉森健」氏の画集が発売されそれの特典で
そのマンガが付くようである。ファンや待っていた方は購入を考えてはいかがだろうか?

「杉森健」氏の画集についての記事

「杉森健の仕事」Amazon



PS)再更新に当たって発売日に合わせました。23年前か・・・
時が経つのは早いもんだ。


ここからがネタバレ





















このラスボスである「クインティ」がなかなかの鬼畜である。
妹でありながらラスボスである以上、他の低能な兄など誰よりも強いのだが
この「クインティ」。
魔法を使って兄である「カートン」を今まで倒してきた敵キャラに変化させてしまうのだ。
この魔法がこれでもかってぐらいに連発して放ってくるので最高速でも回避は困難。
敵キャラになると大概が敵キャラと同じ特徴を持つ。
ポンポンとジャンプする「ジャンパー」
パネルを泳いで足かきによってパネルをめくる「スイマー」など多様である。

パネルをめくるという動作をしないキャラになると攻撃不能。
「バレリーナ」に至っては勝手に動き出し操作すら受け付けない。
一定時間のみの変身なので逃げ続ければ解除されて「カートン」に戻る。
それはいいのだが、変身されると「クインティ」はピョンピョン跳ぶことはやめて
ゆっくりと歩いて接近してきてパネルをめくり始める。
ドラゴンボールで例えるなら

「カエル(のような生き物)にボディチェンジしてしまったギニューに
 余裕綽々と踏みつぶそうと近づくベジータ」

ってな所か。
それで壁に叩きつけられると普段「カートン」がやっている時みたいに

パン!!

と、消滅してしまうのだ。

クインティ「汚ねぇ花火だ…」

ってな所か?それにより1機失う。
兄を人形に変え、消滅させる妹。恋しさ余って憎さ百倍という所か…
嫉妬とはあまりにも恐ろしい!!

そして何とか妹を倒すと「ジェニー」が現れて
「クインティ」を倒した方とキスしてエンディング突入なのだが…
このゲーム二人同時プレイが可能。
2人目は「パートン」という「カートン」の友達という設定。
「クインティ」を倒せなかった方は、
画面端で泣いている「クインティ」を慰めるという役目を負う。
で、上記で言ったとおり「クインティを倒した奴がキスをする」って所は
この「パートン」にも適用される訳だ。
本来「ジェニー」の恋人でもある「カートン」が生き残っていてもね…


ガールフレンドを兄妹達に奪われ、苦労して妹を懲らしめて救出してみれば友達が目の前でガールフレンドとキスをする。
なんというNTRエンド!ここで人生のつらさを負わされるわけか。まさに悲劇だな。
まぁ、元のボーイフレンドを差し置いて自身をさらった「クインティ」を倒した友達と
キスしてしまうような軽い女と結ばれなかったのは良かったって事なのか?
泣いているところを好きな兄に慰めてもらえるから「クインティ」的にはベストだろうな。
それで関係が発展するのかねぇ?

にしても、「パートン」はどう転んでも得だわな。
運良く「クインティ」倒したら友達の彼女を略奪し、
倒せなかったとしても友達の妹と仲良く出来る。
最終的な黒幕は「パートン」だったりしてね…



↑も説明書絵
髪色から考えると右がカートンで左がパートンか?(服の色変えろ。お前ら!!)
そう考えると左のパートンの笑顔は相当ブラックに思えてしまうんだよな(笑)




にしても妹と3人の兄たちが女の子を連れ去るか…
こんなシチュエーションを思い浮かべてしまうのだがな。
髭人のアホな妄想ネタなのでガチで考えずサラッと流していただけると非常にありがたい。
安易な好奇心にはご用心!






















ここまで来たって事は興味があるって事だな!!
後悔してももう遅いぞ!


プラム(長男)「おい。クインティ。連れてきたこのジェニーとかいう弟の女はどうするんだ?」
クインティ「兄さん達の好きにすれば?」
セカム(次男)「だってよ。ジェニーちゃんよ~。アイツなんかより俺たちと楽しいことしようぜ」
トライ(三男)「兄さん。俺も混ぜてくれよ~」
3人「クックックック」
ジェニー「やめて! 私に乱暴する気でしょう? エ○同人みたいに!」」


みたいな。我ながらアホか…


しかし、ジェニーを連れ去ってそのあとどうする気だったんだろうなぁ
↓みたいな感じだったんだろうけどさ。




お城最終ステージ
妹『クインティ』と対峙する『カートン』

クインティ「お兄ちゃん、私の魔法に勝てると思っているの?」
カートン「…。(確かに、クインティの魔法は強力だ…)」
クインティ「お兄ちゃん!すぐにあの女と別れなさい!そうしたらあの女を解放してあげる」
カートン「…。じゃぁ、もしボクがジェニーと別れたらそうしたらその時、お前はどうするんだよ!」
クインティ「わ、別れたらぁ?…。そ、それはそのぉ…何ていうか…えっとぉ…」

もじもじ…

クインティ「わ、わ、私の事はいいからあの女の事どうするのかって聞いているの!別れるの?別れないの?」
カートン「そこは大事なところだろ!お前が『ジェニーをさらおう』って言い出したって兄さん達は言っていたんだぞ!」
クインティ「チッ!(あの無能共!どこまで足を引っ張れば気が済むの?)」
カートン「お前は一体どうしたいんだ?」
クインティ「そ、それはお、おにいちゃ…と…(小声)うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!」

壁の裏にいるジェニーさん。

ジェニー「(クインティちゃん。素直になれなくてカワイイ!)」

カートン「はぁ…そもそも何でお前は『ジェニー』をさらったたんだよ」
クインティ「そ、それは、えっと…あの女がお兄ちゃんに相応しくないからよ!(我ながら良い返し。うん!)」
カートン「何で妹のお前がそんな事を気にする必要があるんだよ」
クインティ「当たり前じゃない。一応、私のおにいちゃんなんだから、
 あんまり変な女を連れていると私が友達から色々と言われるの!
 『クインティのお兄ちゃんって趣味が悪いね』とか
 『他にもっといい人いるのによりにもよってあんな人選ぶんだ』とか。
 そんな風に言われたら妹として立場がないわけ!そんな風に言われたら
 『そうね。うちのお兄ちゃん見る目ないよね。ハハハ』
 って家族がバカにされているのにそんな風に言わなきゃいけないわけ?だから迷惑なのよ!あの女は!」
カートン「じゃぁ、どんな子がボクに相応しいんだ?」

クインティ「そ、そうね…お兄ちゃん、結構おっちょこちょいな所があるからまずしっかり者よね。
 それでね。妹の私にもすっごく優しいの。相談に乗ってくれたり、色々教えてくれたり、遊んでくれたりしてくれるの。
 あ!やっぱり綺麗な人じゃないとダメよね。ブスだと一緒に歩いていてなんか嫌な噂たてられそうだし…
 次に、凄く気が利くの。ちょっとした事でも気づいて行動してくれるのよね。料理が上手いのも大切よね。
 食べる事って生きる事の基本っていうからね。それが出来ないんじゃ好きになんてなれないもの。
 後は、手先が器用で。裁縫なんて簡単にやっちゃうの。いろんなオシャレな服を自作出来て~。
 それからそれから~明るい人。暗い人じゃみんな滅入っちゃうものね。
 忘れてはいけないのはユーモアがある人、話していてちょっとの笑わせるぐらいじゃないと。
 それからそれからね~頭がいいの。馬鹿じゃダメよね…それから~」

カートン「(コイツ、適当に並べ立てているだけだな…というかそんなパーフェクト超人が脇にいてみろ。
 『クインティって○○さんと違って魔法しか使えないよね』
 って一々比較されるのがオチだぞ。お前そんなん言われたら耐えられねぇだろ)

 はぁ…分かった分かった分かった。そういう人がいいんだな…」

クインティ「まだ言い足りないけどそれが少なくともそれが最低限よね。でないと私は許さない」
カートン「そうか…」
クインティ「だから、あんなブスでバッカな女じゃダメなの。分かった?」
カートン「(一応、話を合わせてみようか?)そりゃそうかもしれないけどさ~」

ドン!

二人「!?」
カートン「え?(壁ドン!?ま、まさかジェニー、壁の裏にいて聞いていたわけ?
 いや、僕の聞き間違いか?ちょっと探りを入れてみようか?)まぁ、お前のいう事も一理あるかも~」

ドン!

カートン「(間違いない…聞いている。だからの壁ドンだ!なんて防音対策が出来ていない城なんだ!壁ドンの意味違うけど…)
 いや、ないな。お前自身はそう思っているかもしれないがボクにとっては勿体ないくらい素敵な子なんだぞ」



カートン「(壁ドン。……。来ない。良し!)」
クインティ「ええ~。あんな女が良いなんてお兄ちゃん。目が腐っているんじゃないの?頭も」
カートン「(キッツ~!そこまで言うか?)お前が何と言ってもボクにとっては素晴らしい子なんだよ。
 それはそうと、さっきお前が言った条件さ。一つだけ言える事があるよな」
クインティ「何よ。一つって」
カートン「少なくともお前みたいな子じゃないって事だよ」
クインティ「はぁ!?何、言っちゃってんの?」
カートン「まず最初にしっかり者って言ったけどお前ワガママな所多いし
妹の私に対してもやさしいっていうけど、ジェニーをさらったようなお前が人にやさしくなんてできない。
すごく気が利くっていうけど、ボクとジェニーといると邪魔してばっかだし
料理が上手くてや手先が器用っていうけど、お前魔法に頼ってばっかだし
明るい人っていうけど、お前の場合、みんなにっていうわけじゃなくて特定の人、特定の場合だけだよな。
ユーモアっていうけど、ジェニーさらって空に城を作る辺りガチすぎるだろ。結構、引くわ。
頭がよくなきゃダメっていうけど兄ちゃん達を仲間に入れている時点で相当、頭悪いだろ…」

クインティ「うっ…ううっ…」
カートン「(あ…さすがに言い過ぎだな…もうダム決壊間近だ…フォローせんとな…)
 綺麗な人っていうのは、OKだって言えるな。妹という贔屓なしで見ても俺はお前の事、カワイイと思うからな。
 綺麗とはちょっと違うかもしれないけど」
クインティ「え?か、カワイイ?そ、そう?本当にそう思っているの?」
カートン「(ちょっ!お前、チョロ過ぎだろ。カワイイ一言で傾くって…
 でも、そんな分かりやすさがコイツの魅力なのかもしれないけど…)
 で、容姿についてはボクとお前、好みが違うから何ともいえないんだけど、具体的にどんな顔ならいいんだ?」
クインティ「そうねぇ…お兄ちゃんに似合う人って言ったら…
 やっぱり体から明るくて活発さが出ていく感じがいいよね。
 髪の色はちょっと派手めにピンクとか、瞳の色は赤系で、服装はレオタード風…ハッ!」
 た、例えばの話よ。例えばの…例えば…例えば~例えばに決まっているじゃない。ハハハ~」
カートン「(おいおいおい。こ、これはマジなのか?わざとなのか?いや、ガチなんだろうな…
コイツが動揺したときは、何度も繰り返す癖があるもんなぁ…
さっきまでは重度のブラコンだったけど今のでもう…)はぁ…」
クインティ「何よ。だから何度も言わせないでよ!例えばの話だって!」

カートン「うんうん。分かった。分かった。お前の話をゆっくり聞いてわかったよ。お前も辛かったんだな」
クインティ「え?」

ゆっくりと壁際に近づき壁に手を突く
ドン…

カートン「今、ここでお前とじっくり話していてお前の本心に少しふれた気がするよ。(殆どわかったけどな)」
クインティ「お、お兄ちゃん?(これって壁ドンじゃない!ここに来てまさかの急展開?)」

見つめ合う二人

クインティ「な、なに?(ドキドキ…)」

おもむろにしゃがむカートン

クインティ「え?」

シャッ!
足元のパネルがめくられクインティは吹っ飛び壁にぶつかった。
ペチッ!

部屋の中央のパネルが変わりそこをカートンが踏むと、床がガラス張りになり、壁が割れジェニーが現れた。

カートン「ジェニー!」
ジェニー「カートン!」

色々と本心を晒した妹の手前、キスはしなかったが抱擁は交わした。

ジェニー「さっき私の事ひどく言ったけど、後でよく言ってくれたから許してあげます。ちょっとうれしかったもの」
カートン「あ、ありがとう(怒ったら壁ドンするような娘なんだよな…気を付けよう)」

クインティ「ううっ…お兄ちゃん騙したわね…うううっ…」

壁にぶつかった痛みやら抱き合う二人を見た悔しさやらで涙を流すクインティ。

○○○○「大丈夫?」
クインティ「ううう~っ。だ、誰よアンタ」
○○○○「ぼ、ぼくの名前はパートン、君のお兄さんの友達だよ」
クインティ「あんた、いつからいたの?」
パートン「いつからって…。ずっといたんだけどね…でも、よく存在感ないって言われるよ…」
クインティ「そうなんだ…へぇ…ん?
(あ、いい事を思い付いた!私がコイツと付き合うって言い出したらお兄ちゃん平静を保てなくなるに違いない!

 『そうか!今まで気づかなかった…ボクにとって妹のクインティは特別な存在だったんだ!
 あんなへっぽこ野郎に妹を渡すわけにはいかない!』

 怒ったお兄ちゃんは強引に私をさらうの!私は『キャーお兄ちゃんやめてー』なんて言って…
 そうそうそう!
 今はまだ本心がわかっていないだけなのよ。
 あんな笑顔を振りまく悪女がお兄ちゃんの近くにいるから、
 ちょっと抜けている純真なお兄ちゃんは騙されていることに気づいていない。
 だから私に彼氏ができるなんて言ったときにはじめて気づくの。そうなるに決まっている。
 そうなるに決まっているはず。そうなってもらわないと困る)
 フフフフフフ~」

パートン「(何、この子…泣いたと思ったら急に笑い出して怖い…)」

様々な思惑がある中…彼らの関係はどうなるのか?

クインティ2に続…いてほしいなぁ…

以上、ただの髭人のしょーもない妄想でした!!お粗末!!



そんなこんなでエンディングを迎えた後を考える。(上のは我ながらヒデェ妄想だな)
カップルになった方はラブラブしているんだろうな。

「カートン×ジェニー」「パートン×クインティ」
または
「カートン×クインティ」「パートン×ジェニー」

って感じで…「パートン」が「クインティ」を倒したときは兄妹になっちゃうけど…
うん。まぁ……
勝手にやってくれ。

3兄貴は悲惨だよね。旨みなし。
そのうえ、弟たちに負けたってのはどのルートでも回避できない。
しかも、妹に加担した動機は弟の彼女に対しての嫉妬。

敗北した以上、一生、弟の「カートン」に頭が上がらないだろうなぁ…

頑張れ!!「プラム」!「セカム」!「トライ」!
きっといい事あるさ!きっとね。うん。きっと…


(初回:2011-04-11 19:43:56更新 2回目:2014:05-27更新 3回目:2014-6-25)


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6 コメント

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ついつい (髭人)
2013-01-27 21:01:45
ついつい、やってしまいますよねw
「ひょっとしたらボーナスステージへのパネルがあるんじゃないか?」
って思ってめくったら…大抵
「うわぁ!」
ってことになる。「クインティあるある」ですな。
返信する
Unknown (Dotama)
2013-01-27 01:16:06
エネミーパネル>同じくw

やった、クリアやー!と思っても
まだ パネルがめくれてしまうから つい めくってしまい
敵、復活! で何度やられたことか…
返信する
Unknown (髭人)
2013-01-26 06:55:05
Dotama殿
コメントありがとうございます。

箱でゲームを持っていて、特に思い入れがあったりと画像を入れています。ですから他のレビューには殆ど画像はありませんがね(苦笑)

エネミーパネル…
怖くはなかったんですが結構苛立ちましたねぇ…
子供時代めくるのが我慢できない性質でして…
ステージクリア時、パネルをめくっちゃって敵を出現させてしまい、そこでやられてしまうなんてバカな事を何度となく繰り返しましたw
返信する
Unknown (Dotama)
2013-01-25 23:56:11
『クインティ』も 画像ありがとうございます。
参考にさせて頂きます。

昔 いとこの家で延々とやっていたのですが
当時は まだ考えることを知りませんでしたから
なぜか続々と復活する 敵キャラが恐ろしかったです。

難しいでしょうが、VCあたりで出てくれたら
必ずまた 再挑戦したいソフトの1つです。
返信する
小学生 (髭人)
2012-06-29 04:58:52
ガキの頃は兄と二人プレイでずっとやっていた。
意識してスターパネルを集めなかったので最高速にならず、二人プレイにも関わらず大変だったわ(苦笑)

次回作は20年後ぐらいの世界観でクインティの娘が兄の息子と別の女友達がいてって感じで親子で困らせるとかって展開かな?
娘の嫉妬に加担する母親。怖いわ!
返信する
俺のクインティがこんなに強いわけがない (Lament)
2012-06-29 04:15:51
神ゲーktkr
ルーレットのちょうどいい目押しのしやすさも良かったなぁ。
しかし小学生の俺には難しすぎた。
残機が全てなくなったらもう絶望するしかない

絵を今風(萌風)にしつつ人気声優を起用し、ステージ前にちょいちょいミニストーリーをかませば
薄い本が出るくらいには売れそう
返信する

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