純粋すぎるが故の愚

「変えたかった」「何とかしたかった」

その考えた末の結論が「自殺」だったんだろう。
純粋すぎる気持ちは自分もそんな時期があったから分からんでもない。
けども、残酷なようだが児童一人死んだ所で何も解決なんかせんからね。

「子供が一人死んだんだぞ！統廃合中止だ！」

って言い出したとしても、じゃぁ中止して出た損失は誰が補填するんだって話になってくるもの。
よほどの物好きでもなければ支援する人などいない。

この子のやったことは電車を止めたことによる多額の損失と
その客が

「誰だよ。飛び込んだ馬鹿は！遅刻するじゃねぇか！」

と、苛立たせただけである。プラスなどありゃしない。

ただ、救いなのは父親が
「親も含めて、もっともっと話を聞いてあげないといけなかった。話し合いをする中で考えを深め合うような経験をしてもらいたかった。世の中を変えるには、死ねばいいと子どもたちに思って欲しくない。生きて世の中を変えると強く思って欲しい」

こういう父の元で子が自殺するというのは非常にツライわなぁ…
思いってのはちゃんと伝えていかねばならんものなんだなと痛感させられる。


最後に統廃合について…

「少子化に伴う自動の現象に対応するため」

だそうだ。
子供が一人少なくなればもっと統廃合されやすくなることだろう。
自分の行動により統廃合を更に加速させるような結果になろうとはなんとも皮肉なものである…

合掌。



学校再編に反発、小５飛び込みか　電車にはねられ死亡(朝日新聞) - goo ニュース