京は まったり ロードバイク日和

京都発 自転車ときどきカヌー、ところにより…。

今年の走り納めは ピナレロ ~いつもの静原・大原 ~

2011年12月31日 | ロードバイク
今年の走り納めは,やっぱりいつもの大原へ。静原から江文峠を越え,大原に向かう。

         

賀茂川にそって北へ向かい,柊野から静原へ,そして江文峠を経て大原へ。このコースは一番よく走るお気に入りのコースだ。

車も少なく,信号もほとんどない。ほどよい峠越えでトレーニングにも良い。ホームゲレンデを持って走っていると体調や自転車の調子も把握しやすい。

         

11月にはかぶの葉が青々と茂っていたが今は跡形もない。あの大量のかぶは,今は樽の中,それととも胃袋の中?

         

畑のわきには菜の花が咲いるが,まだまだ春は遠い。今日は江文峠に戻らず,国道367号を走る。

         

大きな漬物蔵がある。大原は柴漬けでも有名である。柴漬けは「紫葉漬け」とも書き、茄子を刻んだ赤紫蘇の葉で漬けた、紫蘇の赤紫色が鮮やかな漬物である。初夏の大原の畑は,この赤紫蘇の葉の色で一面が赤紫色になる。

         

蔵の前には漬物石が山の様に積まれている。出荷され空になった樽の分だけ蔵の前に石が積まれ,次のシーズンを待つ。

         

高野川沿いを下り,八瀬に出る。

         

八瀬には比叡山を登るケーブルの駅がある。冬の間は運休の看板が塞ぐ。大学生でスキーを始め,ここから比叡山のスキー場に行ったころが懐かしい。ちっちゃいスキー場で,あっという間に滑り終わるゲレンデだったが,週末はナイター営業まであるほど賑わっていた。

         

このケーブルカーにスキー板を片手にワクワクしていた。
八瀬は千三百余年前、壬申の乱で大海人の皇子(後の天武天皇)が八瀬の地で流矢を背に受け、この傷を癒すために村人の献じたことが、八瀬(矢背)の地名の起源だと伝えられている。

         

子どもの頃,八瀬には「八瀬遊園」があり,市電で出町柳まで行き,そこから叡山電車に乗り八瀬遊園によく行った。大きなプールがった,今の様にウォータースライダーもなく,流水のプールや波の出来るプールのない。ただただ広い円形のプールがあるだけだったがった,さらに水は高野川の水をくみ上げているので真夏でも冷たかった。それでも子どもの頃は楽しくてたまらなかった。さらに水族館やアシカショーまであった。その後,絶叫マシンのない遊園地は見向きのされなくなる。アウトドアブームのときには「スポーツバレイ京都」となり,4輪バギーや人力のコースターなどもあったが,一時の賑わいだった。その後「森の遊園地」として癒し系のアットホームな遊園地として復活を目指すが時代の流れには勝てず,とうとう閉園となった。

今は高級会員制のリゾートホテルとなって全く縁のないものとなっている。

ちょっと話が愚痴っぽくなってしまった。

では,ここらで よいお年を。


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今日は ピナレロ ~冬の中川 北山杉の里 後編~

2011年12月30日 | ロードバイク
トンネルを避け,旧道を抜けると中川に出る。さらに中川トンネルの手前を右に折れる。

         

トンネルができ,旧道となった中川の街道は,ひっそりと静かでロードで走るととてもいい。

川端康成の「古都」の舞台にもなった。別々に生きて来た瓜二つの姉妹の出会いが描かれ、映画にもなっている。 市川崑監督の「古都」は,当時のスーパーアイドル山口百恵の最後の主演作品である。この静かな中川の里でロケも行われ,当時は話題沸騰で賑わった。

         

この中川は北山杉の里として知られている。川沿いに建てられた作業場には,多くの北山杉の磨き丸太が干されている。

         

軽トラの荷台に乗せられた猟犬が勇ましく鳴き声をあげながら山に向かう。鹿を負うのか猪を追うのか,意気揚々の鳴き声が響く。

         

磨き丸太には,表面の割れを防ぐために深い背割れが入れられる。道路わきに大きな丸鋸が据えられている。さすがに中川である。

         

時折,トンネルを行くロードバイクを見かけるが安全にためにも,せっかくの風情を味わうためにも旧道をお勧めする。

         

帰り道ようやく青空がのぞく。北山杉が日に映えて美しい。

         



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今日は ピナレロ ~冬の中川 北山杉の里~

2011年12月28日 | ロードバイク
冬の北山をさらに北へ向かう。

         

高雄からさらに国道162号を北へ向かう。北山時雨に時折雪が混じる。


         

道路沿いの川原には,多くのシカの足跡が並ぶ。

         

トンネルを避け旧道を行く。この162号では新しいトンネルが増えている。今も美山の手前で工事が進んでいる。

自転車乗りにとっては,苦しいが楽しい峠や坂道が姿を消していき,一番避けたいトンネルが増えていく。

         

この旧道では人に出会うことはないが,シカに会ったことがある。道路は車が通らないとどんどん自然に戻っていく。

         

道路わきの表示は「凍結注意」気温は3度。もうすぐ北山杉の里,中川に着く。



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今日は ピナレロ ~冬の高雄~

2011年12月28日 | ロードバイク
暖かかった12月が一変。いつまで秋が続くやらと思いきや,急に冬らしくなってきた。

         

北野の天満宮も終い天神を終え,迎春準備が始まる。

これから初詣,合格祈願でにぎわう。今はしばしの静けさ。

         

衣笠にある堂本美術館の前を通る。日本画家堂本印象が自らデザインした斬新な外観の美術館である。

きぬかけの路をさらに西に向かう。

         

きぬかけの道は,ほどよいアップダウンで緑も多く気持ちがいい。(観光シーズンは車が多いので要注意)

         

石庭で有名な竜安寺の門前を通る。先日,日韓両首脳が会談の後に訪れていた。

ここは石庭もよいが,通り庭の一角に蹲(つくばい)があり「吾只足知」(われただたるをしる)と丸い石の中央の「口」の字のまわりにそれぞれの部首をあしらい四つの漢字をつくっている。

どんどん趣味のものが増えていく自分をこの言葉で戒める。二人の首脳もこの蹲に目を留めたのだろうか。

         

福王子の交差点を右に折れるとしばらく緩やかな登りが続く。この季節には体が温まりちょうどよい。

御経坂を越えると高雄に入る。秋の紅葉シーズンは美しいが,週末は観光の車であふれかえり,走るどころではない。

         

神護寺,高山寺といった紅葉名所も今はひっそり静まり,小鳥のさえずりだけが聞こえる。

         

川面に浮かぶ紅葉などもうないが,清滝川は透明感を増し静かに流れている。

さらに中川をめざす。



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今日は 日頃のMTB(My Town Bikie) 

2011年12月25日 | ロードバイク
今日は,初登場の我が家のMTB(My Town Bikie) 「スペシャ号」の話をします。
 
         

このスペシャとの出会いは,10年以上も前になる。子どもの自転車を買いに行った自転車屋での衝動買い。

当時,マウンテンバイクという自転車が日本に上陸するや否や,バブルとアウトドアブームで一気に火が付いた。

まだサスペンションは珍しく,このスペシャも買ったときはクロモリフォークだった。真っ赤なフレーム,サドルに大きく「S」の刺繍がカッコよかった。衝動買いの父親のほうが高かったことは言ううまでもない。

         

6年ほど前にフロントをマニトウのエアサスに交換し,カンチだったブレーキもVブレーキにした。

         

今風(今ではディスクが当たり前になってしまってはいるが)のハードテイル変わった「スペシャ号」のお気に入りは,マニトウのリバースアーチのフォーク。フロンオフェィスが軽くすっきりする。

         

そして,このスペシャのロゴ,クラシカルな雰囲気がとてもいい。

         

これだけは,今でも納得していないスタンドである。長年自転車は走るためのものとスタンドを拒否し続けてきた。しかし,町中では正直不便なことが多かったので半年ほど前に付けることとなった。

ロードにシクロとどんどん新入りに押され,とうとうMTB(My Town Bikie)となってしまい日常の足として一番気楽な相棒である。

         

けいはんなロードレースでは,ロードバイクに負けじと頑張り,マキノのシクロのレースでは宙を舞い。目的違いのも使い方にも何一つ文句を言わず付いてきてくれた。

本当のMTB(マウンテンバイク)として北山を駆け巡らせてやりたい。

         

残念、今日は全国高校駅伝大会の応援の足となった。まだしばらくはMTB(My Town Bikie)のようだ。




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