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今日は 時々のシクロクロス   ~続編~ 

2011年12月09日 | シクロクロス
今度の日曜日(12月11日)は,マキノ高原で「全日本選手権」が開かれるので,トップライダーのテクニックを少し紹介しよう。

マキノでの大会の次の週,同じ滋賀県の野洲にあるマイアミビーチで大会は開かれた。マキノ高原とは全く違うステージで,ほとんどフラットである。

しかし,このステージには,坂道以上に手ごわい魔物が待っている。

         

このステージを勝ち取ったのは,前回のマキノでは,メカトラブルで優勝を逃したブリジストンアンカーの辻浦選手である。

         

このステージの魔物とは,全長200mほどもある砂浜である。波打ち際にコースが設定されている。

砂地はしんどいどころではない。砂にハンドルがとられ,こいでもこいでも後輪が滑って進まない。初心者にとっては,200mの砂浜を自転車を押して走るしかない。

しかし,トップライダーは,波打ち際(ほとんど水の中)のしまったところ走り抜ける。担いで走り切るつわものもいる。

         

辻浦選手は,この砂浜をフツ~に走っていく。この辻浦選手こそ「魔物」である。

         

さらに,シクロクロスの「魔物」は泥である。冬場に開催される。シクロクロスは,ほとんどの場合地面はウエットな状態である。大会によっては,水をまき泥沼をわざと作る大会まである。砂地以上に手ごわい。

泥がタイヤに張り付きタイヤも重くなり,フレームとの間に詰まる。そのため,シクロ車のブレーキは泥の詰まりにくいカンチブレーキが使われる。

さらに,フラットなコースを気持ちよく走っていると目の前にシケインと呼ばれる壁が現れる。高さは30cmほどではあるが,乗ったままでは越えられない。自転車を降り,持ち上げ,越えなければならない。

ベテランはスムーズにスピードを落とさず。ヒョイヒョイッと走り抜けていくが,初心者が疲れてフラフラ状態でヒョイヒョイッとは行くはずもない。

こんなコースをベテランのカテゴリー1の選手は1時間も走る。

観戦していると1時間があっという間である。それぞれのコースの難所でどんな走りを見せてくれるのか。あっち行ったりこっち行ったりとみている方も忙しいほどである。


         
キッズのレースもあり,ショートなコースではあるが,将来のジャパン代表の卵である。お母ちゃんの凄まじい檄が飛ぶ。




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