真・旦那奇行

変な旦那と可笑しな幼児の愉快な日常(?)

大人の大運動会

2011年10月08日 | 旦那話
幼稚園に入って初めて通しで運動会ができました。
ホント、このまま一度もちゃんと運動会出来ないのかなぁなんてお母さんたちで話したりもしてたので、良かった。

プログラムも滞りなく進んだし、お子達も玉入れや障害物競走、各学年のダンスなんかとても一生懸命で、ヨカヨカ。
年長の玉入れなど、紅組は40個くらい玉入れやがって、数えるワタクシが大変だったじゃないか(笑)

うちの幼稚園は園児たちの紅白得点競技種目(大玉転がし・玉入れ(年少&年中と年長)・年長リレー・綱引き)と、父兄の得点種目(玉入れ・ムカデ競走・綱引き・リレー)が同数なので、実は父兄がかなり勝敗に重要な位置を占めているのです。

参加人数も半端ないくらい多い。
しかもほとんど「仕方なし」に出てくる方はおらず、なんだか「俺はやるぜ!」な人ばかりがゾロゾロとやって来るので、玉入れからして超真剣。
子供たちの勝敗も多少気にはなるのですが、やってるうちにむしろ大人の紅白戦の方が重要になってる感じで(笑)

ていうか、玉入れ、終了の合図で投げるのやめろよ、大人だろ、おまいら!!

ムカデ競走は5人ひと組のムカデが先生入れて紅白それぞれで7チーム。
紅白ともムカデを足にはめた瞬間から駆け足(笑)
紅組に至っては、練習と称してあっちウロウロこっちウロウロ。
どんだけやる気だよ(゜Д゜;)
まぁ、私もムカデ履きつつ、ママ友たちと
「掛け声どうするよ」
「1、2、1、2?」
「それ、どっちの足かわかんなくなる」
「右左?」
「この前リハでやったけど、それ、長すぎる。特に『左』が時間食う」
「とりあえず右からで、右、右、右で」
「コーンは大周りして入っていく方がいい?」
マジでやる気。
紅組の勝利の時は子供おいてけぼりでマジ喜び(笑)
ヤベ、楽しいぞ!
いや、ちょっとお年ごろでしんどいので、先生方、若いお父さんお母さん方、オラに若さを分けてくれ!な感じ。

綱引きも全長50メートルはある大縄の端から端まで大人で埋まり、小学生は危険なので排除されます(笑)
1本目は簡単に白に取られ、2本目に気合が入ったのか、紅組の大人どもは構えた時から腰入れて引く体制バッチリ。
同点に追いついてこれで同点だね、よかったねで終わるのかと思ったら、3本目が…。
どうも赤がかなりリードしてたので、白を勝たせて追いつかせたいという大人な事情が垣間見えたのですが、

(゜Д゜)そんなこたぁ、関係ねぇ

紅組開始前からこっそり引っ張って先生に怒られる事件とかありながら(笑)、かなり紅組で決まってるだろうな展開のはずなのに、いつまでたっても終わらない綱引きをどうにか紅組の勝利に引っ張り込んだ瞬間の、大人のはしゃぎようったら(笑)
ハイタッチするやついるわ、抱き合うやついるわ、雄たけびあげてるやついるわ、万歳三唱してるやついるわ←(ワシ)

えーと、つまり、運動会の係しながら、得点競技に参加してました。
つか、ほとんどの役員さんが自主参加してましたから(笑)

そしていよいよリレー。
一応各クラス男女3人ずつくらい(合計で21~22名)走者をあらかじめ決めておくんですが、当日参加もアリでコレも先生入れたら実に60名以上が参加。
各チーム30人以上の大人がリレーって(笑)

で、コレがホントにマジなんですよ。
お母さんたちもマジで走るんですが、それよりもお父さんたちの顔が違う。
白線の内側に踏み込まないようにコーナーに立ってると、間近でお父さん方の顔を見ることになるんですが、

目が怖い(((>Д<;)))

第一走者から紅組がリードしてたんですが、
「子供の前で自分が抜かれるわけにはいかない」紅組のお父さんと
「何が何でも子どもの前で紅組を抜かしたい」白組のお父さんのプライドをかけた戦い。

さすがにトラック1周をほぼトップスピードのまま走りきる大人は殆どいないんだけど、誰も手を抜かない(笑)
最後のバトンタッチに至るまで、誰ひとり手を抜かないのですよ。
途中白組に抜かされたんですが、かなりのデッドヒートを繰り広げラスト7人くらいのところで再び紅組が抜き返すという凄まじい戦い。
しかも抜き返したのがバトンを手渡す直前(笑)

コーナリングで滑って転んだお父さんもいましたが、誰も笑わないし、そのお父さんもすぐに立って最後まで全力で走り、あるお父さんはバトンを渡した直後に滑り…。
見てるとホントに面白いリレーで、どんなものでも真剣勝負ってホントにすごいなぁと感心しきりでした。

本気の大人のおかげで紅組が勝ちまして、実は大人のための運動会だったんではないか、という疑念は生まれましたが、大人も子供も誰もが一様に面白かったと満足そうな笑顔だったのがとても印象的でした。

旦那も出る前はどうウケをとるか考えていたのですが、それどころじゃなく、全力で走ってました(笑)
そして午後1番からほとんど立て続けの父兄参加競技に出ずっぱりだったので腹いっぱい弁当を喰いすぎた旦那は、自分が走った後、非常に気持ちが悪くなったそうでございますよ。

あー、面白かった(笑)

帰ってからご飯の最中に、娘さんに
「ははちゃんのおしごとのおかげで、ひじょうにいいうんどうかいができました。
ありがとう」
と、まるで園長先生なご発言をいただきましたでございますよ(笑)

その園長は、お手製の紅白ツートン帽(ウルトラマンにならないように手作りww)をワタクシに自慢してくれました(笑)


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