前回ご紹介した宮良の特攻艇秘匿壕跡よりも海よりの集落の背後にも特攻艇秘匿壕が残されています。
海岸のすぐ近く、アパートの背後に藪があり、道路から10mほど入ると壕口が見えてきます。
草木が生い茂り、道を切り開きながら近づきます。
この壕も第38震洋特別攻撃隊旅井隊の特攻艇秘匿壕であると考えられます。
壕の内部は大変に綺麗な状態であり、土砂の流入や崩落も無く、ゴミなどの廃棄物もありません。突き当たりまで約15mほど進むと、壕は左側に分岐します。
その左側の壕を進むと出口が見えてきます。つまりV字型に掘られています。高さは2m位で楽に立って歩けます。
アパートの先はすぐ海です。海岸から海に向かって石が直線に並べられています。これは特攻艇を係留した桟橋の跡であるという事です。
これで石垣島の戦跡を一旦終了します。次回、本島の戦跡を北部からご紹介します。
見つかるまで、探し回るのですね。
本島内は一つの場所を探すのに1日以上、場所によっては数回足を運ぶことがあります。
しかし離島の場合、長期滞在ができないので、タクシーを時間借りしたり、ガイドを頼むことが多いです。
探検隊の助手に任命してあげよう。
全然そんなこと無いですよ。
地元の人でもほとんど知らないですから。