国道58号・伊佐交差点を県道81号・普天間宮方面に登り、2つ目の信号が喜友名の入り口です。宜野湾市喜友名区は、集落全体が碁盤の形のように規則正しく区画整理された古くからの計画集落のひとつです。
そこには、あたかも集落を取り囲むように石彫りの獅子像(シーサー)が配置され、村落や屋敷内によそから厄や忌み嫌われるものが入らないようにと置かれています。
この交差点に、喜友名の石彫り獅子群の案内板があります。
案内板には、シーサーを巡る地図が書いてあります。
このように周囲にシーサーを配置した村落は各地に見られますが、その全てが現存するのは喜友名区だけであり、学術的価値もきわめて高いといいます。
シーサーは七体配置され、村落に通じる道の入り口に置かれています。
1.メートーヤマ前のシーサー 喜友名2丁目29-1付近
昔、メートーヤマ前のシーサーは「ウィユクイビラ」とよばれていた坂道(ビラ)の石積みの上にありました。ここは、ちょうど喜友名入り口の交差点あたりにあって、道路拡張時にシーサーは移動されたとのことです。
ウィユクイビラはと湧泉までの道のりの途中にある休み場で、夕方になるとの人々が集まり語り合う憩いの場所だったということです。大きな口に大きな目のチブルシーサーです。
ここは、の西の入り口にあたり、目下には米軍施設キャンプフォスター、そして東シナ海が一望できます。
2.ナカムトゥ前のシーサー 喜友名2丁目25-1付近
の北西の角に置かれています。シーサーは頭を南東の方角に向けています。
しっかりとした形を保って、台座の上に鎮座しています。民家の門柱の様な台座ですが、分家によって村が大きくなると、シーサーも動かしたといわれていますから、もしかしたら向きも整地に合わせて変えられたのかもしれません。
3.メントー前のシーサー 喜友名2丁目5-26付近
の南側の細い路地を南東に向けて入った南側に、電柱の影に隠れるようにあります。
だいぶ崩れているようで、どちらが頭なのかもよくわかりません。石の隙間から、小さなガジュマルが顔を出していました。
4.メーマシチ前のシーサー 喜友名2丁目3-14付近
県道81号、喜友名の交差点からに入る道の突き当たり、県道35号に出る角にあります。の南側を守るシーサーです。
シーサーは南東の方角を睨んでいます。この方向には普天間基地があります。厄が落ちて来ないように、しっかりを守っています。
5.クラニーグワー前のシーサー 喜友名2丁目17-1付近
の南側の中間を守るシーサーです。駐車場の敷地の内側から顔を出し、南東を睨んでいます。
両脇に木が植えられ、その日陰の中に座っています。150cm位高さの台座の上に載っています。
6.イリーグワー前のシーサー 喜友名1丁目3-18付近
の東北の角を守るシーサーです。一丁目から二丁目に抜ける三叉路の突き当たりに置かれています。
輪郭が大分崩れてしまっているのでしょうが、なんとも柔和な顔つきです。
7.トゥクイリーグワー前のシーサー 喜友名1丁目29-3付近
最後の七番目のシーサーです。の北東の縁にあり、北側を守っています。交差点の角、ミラーの脇に立って、前を通る車を見つめています。
七体のシーサーの中で最も保存状態が良く、富盛の石彫大獅子に共通するデザインです。
たまにはこうしたシーサー巡りも面白いものです。
雨風に耐えたこういうシーサーは、
しっかり悪霊を追い払ってくれそうですね。
今では御馴染に。そしてあの素敵なお話のシ-サ-に出会ってからは…ほんとに人間の心は、こうも変わるものですね。(ほれぼれみとれるまでに。)行くところも多くなり、足腰鍛えねば~と思っています。
何百年も厄を払い続けて居るのですねえ。
稗島さん、
シーサーは守り神ですからね。
ここはぜひ訪ねて見てください。
可愛いシーサーが 玄関を飾っていますね。
同じマンションの玄関に 知っているだけで2軒置いてありますよ。
見るたびに 沖縄の人かな~・・想像しています。
台座に置いて、台風や地震で落ちることはないんですか?
そう言えば、うちのマンションの同じ階の部屋の前にシーさーが
飾ってあります。
大正区から引越ししてきた人で沖縄と関係があるのかな?
今朝私のブログにコメント頂きましたが、理解して頂く為に、勝手に本文に移行させて貰いました。お許しの程を。いつも有難うございます。
この窓をお借りしてお礼申し上げます。
最近はシーサーも全国区になりましたからねえ。
沖縄出身者ではなくても置いている方多いです。
ちんちらぽっぽさん、
300年位立っているのではないでしょうか。
沖縄は地震は少ないですから大丈夫ですね。
石ですから台風では吹き飛ばないですよ。
稗島さん、
いつも記事の紹介ありがとうございます。
了解しました。