ユーモア作品を数多く手がけた、獅子文六の「大番」を紹介します。
愛媛の貧農に生まれた赤羽丑之助、18歳で家を飛び出し、東京に出ました。
株屋の小僧として住み込んで「丑どん」と呼ばれていましたが、やがて「ギュー公」「ギューちゃ
ん」と呼び名が変わり株の相場師としてカブト町を舞台に大活躍、その後太平洋戦争を経て終戦後
事業を拡大、大成功をおさめます。
富豪の令嬢・加奈子、待合の女中だった年上の女性 おまきさん との長い付き合い等次から次へ
と話が進んでいくおもしろさ・・・
小学館文庫で上下2巻で楽しめます。
いや~獅子文六の作品はどれをとっても面白いですね。