秀山の俳句写真日記

日々の生活、旅先での出逢い・思いを俳句、写真、文にした徒然日記です

(その10 真如堂)コロナ禍でのヴァーチャル京都もみじ狩

2021年01月17日 16時17分04秒 | 旅行
 京民家豪勢紅葉のはみいづる
 
 
 
 真如堂近くの民家のらしき煉瓦造りの高い塀から紅葉(こうよう)見事なもみじが道に食み出ていました。渡月橋のところの民家の紅葉も見事でしたが、他所ではなかなか見られない京都ならでの光景かなと思いました。
 真如堂は永観2年(984年)に建立され、正式名称は鈴聲山真正極楽寺(れいしょうざん しんしょうごくらくじ)。「極楽寺と名乗る寺は多いが、ここが正真正銘の極楽の霊地」という意味を込めて名づけられたとのことですが、この開祖・戒算上人はかなりの自信家だったのかもしれません。その本堂を表す「真如堂」が通称として定着したとのことです。
 真如堂は2回目で、いずれもバス停から東参道経由で本堂に行きました。これは裏道かも知れませんが、そのせいか、真如堂が塀で囲まれているという感じはありません。ある意味、開けっ広げなお寺さんのように思います。
 京都のお寺の「もみじ」は、私には寺々で色や紅葉・黄葉振りが微妙に異なるように見えます。真如堂の「もみじ」は、一本一本の木が大きくたくさんの葉を付け、それが見事に色づいています。楓の大木の深紅は強烈です。他のお寺の「もみじ」よりも重量感があるというか、野性的というか、たくさんのもみじが低く垂れこめ、山の中で雲に出会い包まれるように感じます。
 
 お日様ともみじ織りなす炎かな
 
 天空にもみじ鮮やかグラデーション
 
 流れゆく雲のごときのもみじかな
 
 天空のもみじ降りくる雲のごと
 
 境内の小径に紅葉暖簾かな
 
 径おほふ朝日に映ゆるもみじかな
 
 一本のもみじ視界一面に
 
 真如堂 色澄みきりし紅葉かな

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