戦する 愚や今むかし 夕焼け富士
鎌倉 稲村ケ崎公園より
稲村ヶ崎公園は、七里ヶ浜・江ノ島・富士山を望める景勝地です。この写真にも三か所がすべて写っています。
鎌倉には何回も行っていますが、夕焼けの空に富士山のシルエットの全容を見れたのは今回が初めてです。
稲村ケ崎温泉に入った後で夕日の富士山を見ようと稲村ケ崎公園に行きましたが、あいにく頂上を横に隠すように雲がかかっていました。雲が流れ過ぎるのを結構長いこと待しました。諦めて夕食を予定していたレストラン「池田丸」に向かおうとしたのですが、三脚を構えている一人のご婦人がその場を去りません。何かあるなと感じてもう少し待つ気になりましたら、この光景が現出しました~!
夕焼けに染まる空を背景にした富士山のシルエットは、美しいだけでなく、荘厳で神々しくもありました。
鎌倉のお寺やお墓、古戦場を巡ってきた後でもありましたので、この鎌倉の戦争の歴史を思いました。文部省唱歌「鎌倉」にもありますように、この七里ガ浜でも多くの人の命が奪われました。この今、ウクライナで戦争が繰り返されています。多くの人が命を失い、傷つき、平和な生活を奪われ塗炭の苦しみを負わされています。
神々しい富士山を前に、人間の愚かさを思いました・・・
唱歌「鎌倉」
1番
七里ガ浜の磯づたい
稲村ケ崎名将の
剣投ぜし古戦場
7番
歴史は長き七百年
興亡すべてゆめに似て
英雄墓はこけ蒸しぬ