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下村陽子さん来場、妖星乱舞完全版! リトルジャックオーケストラ 第8回定期演奏会レポート詳細版

2011-09-01 21:28:00 | イベントレポート


ゲーム音楽を演奏するアマチュア管弦楽団、
「リトルジャックオーケストラ」さんの第8回定期演奏会へ行ってきました!
その様子をレポートしたいと思います。

当ブログのレポートは、
「演奏会へ行けなかった人にも、
 行った気分を出来る限りたくさん味わってもらえるように」

というコンセプトで書いております。
そのため、今回もだいぶ長くなっています!。
(当ブログのリトルジャックさんレポートの長さはおなじみになってきましたね;w)

まあ簡潔にまとめたレポートというのもたしかに読みやすいのですが、
僕は、あの場限りで奏でられた素晴らしい音楽たちを、
そしてリトルジャックさんのゲーム音楽に対する熱い思いを、
ひとりでも多くの方にたくさんお届けしたいと願いつつ書きました。

演奏会を擬似的にでも体験頂ければ、筆者としてはこの上ない喜びです。
時間のあるときに、ゆっくりお読みいただければと思います!








今回の演奏会は8月28日に開催されました。
会場は横浜のみなとみらいホール!




会場に入ると、上の階の方からうっすらと
聴きおぼえのあるメロディが聞こえてきました。

・・・・・・ロマサガ!?

それは、ロマンシングサガのオープニングテーマでした。
否応なしにテンションが急上昇し、半分コンフュ状態になり、
いてもたってもいられず急いで階段を駆け上がると!




そこではロビーコンサートが行われていました。
すでに多くの人だかりができてました!
ロマサガのほかには、下記の曲が演奏されていました。
・FF7「スラムのドン」
・聖剣伝説3「Where Angels Fear to Tread」
・聖剣伝説LEGEND OF MANA
 「懐かしき歌~彩の大地~賜りし絆へ~Nostalgic Song」


FF7の「スラムのドン」はコルネオの館で流れる曲ですね。
これ、かなり久々に聴いたせいか、何の曲かすぐにわかりませんでした。w
なかなか曲名が出てこなくてやきもきしましたね・・・
曲が終わって、次の曲が始まったあとにようやく思い出しましたよ。
(首に手を当てて、「ここまで出てるのに!」ってなってましたw)

というかコルネオを生で聴くのはこれが初めてでした。
何故この曲が選ばれたのか、わりと不思議ではありましたね。w

聖剣3のオープニングデモで流れる曲、「Where Angels Fear to Tread」は
ロビコンながらコーラスも入っていました。
身ぶるいするほど美しかったですね・・・じっくり聴き入っていました。
いやあ、いい曲です。

ロビコンが終わり、ひと通り知り合いの皆さんに挨拶をした後、
開演時間が近づいてきたので、ホールへと入りました。



(※みなとみらいホール公式サイトより写真を引用しています)

ホールへ入ってまず目に入ってくるのは、とても立派なパイプオルガン!
これを目にするのは、ちょうど2年前に同じ場所で開催された、
リトルジャックさんのFF6を特集した演奏会以来でしたが、何度見ても圧倒されますね。

今年はこれでどんな曲を聴けるのかな、と期待で胸をふくらませつつ着席します。
パンフを見ながら友人としゃべりつつ、しばらく経つと、奏者さんが続々とホール内に入ってきました。
そしてチューニング(音合わせ)。
これ大好きなんです。これから演奏が始まる!って感じがして。

指揮の志村健一さんが拍手で迎えられて入場し、しんと静まり返るホール。。。
そして演奏がはじまりました。




【第一部:リバイバル2011】

■「聖剣伝説2・3」より
・天使の怖れ~子午線の祀り~Meridian Child


まずは聖剣2のオープニング曲「天使の怖れ」!
静かにはじまり、だんだんと演奏が盛り上がっていきます。
原作通りの神秘的な優しい旋律が奏でられました。
最初の「SQUARESOFT」のロゴが表示される時の鳴き声まで
きちんと再現されていたのが芸が細かいな、と感心しましたね。

そこから一転し、ラストバトル曲の子午線。原曲通りのアップテンポさ!
ドラムも入って熱い! リトルジャックさんのバトル曲はたぎってきますね。
毎回思うのですが、木琴のお姉さんの早弾きはすごいです;w
そして聖剣3から「Meridian Child」。
これからはじまる冒険の幕開けを感じさせるような、
勇壮なマーチ風の曲ですね。かっこよかったです。


■「FINAL FANTASY VI」より
・街角の子供たち
・ティナのテーマ


街角の~は本当にやさしい曲ですよね。
序盤のハープや木管楽器の優しい音色に魅せられました。
僕は個人的に、FFの街の音楽でこの曲が一番好きです。
目を閉じて聴いていると、遊んでいる子どもたちの笑い声が聞こえてくるような感じですね!

そしておなじみ、ティナのテーマ。
ティナのテーマとはいうものの、どっちかというとオープニングシーンで流れるほうの、
公式FFコンサートと同様のアレンジでしたね。

昨年11月に行われたDistant WorldsのFFコンサートでは、
公式ということでスクリーンにゲームの映像が流れていたのですが、
リトルさんは映像がなくても情景がしっかり伝わってくる演奏でしたね。
目を閉じて聴いていると、オープニングでの3体の魔導アーマーが
雪の中を歩いてるシーンが鮮明に頭に浮かんできました。


■「ロマンシング サ・ガ 3」より
・アビスゲート~四魔貴族バトル1~四魔貴族バトル2~ラストバトル


続いてはロマサガ3!
重々しい雰囲気の「アビスゲート」から始まり、
四魔貴族1・2、ラストバトルという怒涛のバトルメドレーが演奏されました。
熱い!! 熱すぎます!! ヤケドしそうなくらいでしたw
会場の温度も2、3度くらい上がってたんじゃないかなと思いますね。

というか、これをオケでやっちゃうのがすごいですねw
まさに愛がなせるワザです。
それにしても弦楽器のみなさんの、波打つような動きでの演奏は
目でも楽しませていただきました。とくにコンマスの方。。。w
とにかく、動きが激しくて。 気になってついつい見てしまいました。w
まさに魂のこもった熱い演奏で、ゲームへの愛がすごく伝わってきました!
聴いてて&見てて、こちらもテンションあがりましたよ。
リトルジャックさんのバトル曲は本当にパワフルです・・・しびれます!。
激しいドラムもかっこよかったです。


演奏後、指揮の志村さんのMCが入りました。
・・・・が、ロマサガを演奏した直後だからか、すっかり息が上がられていました;
無理もないですね;w
その後、リトルジャックで編曲を担当されている「らいぶら隊」の方が挨拶されました。
(オーケストラで楽譜を編曲・管理する係の「ライブラリアン」と、
 FFの魔法「ライブラ」をかけているそうです)

リトルジャックさんでは、毎回の演奏会で何を演奏するか?という
選曲の会議を、戦う曲の会議と書いて『戦曲会議』というそうです。
みなさんそれぞれやりたい曲あるでしょうし、まさに熾烈な争いなんですね。w

ロマサガ3では、最初は四魔貴族バトル1をやりたいねーという話が出ていたそうですが、
「1を入れるなら2もいれなきゃねー。2をやるならラストバトルも・・・」
といった感じで雪だるま式に増えていったそうですw
エンディングもやりたかったそうですが、断腸の思いで削ったのだそうです。

もともとゲームの曲って、コンピュータ上で流れるものなので
人が演奏することを想定して作られていないと思うのですが、
これだけの難曲をオーケストラアレンジし、そして人の力で演奏しきったのは
純粋にすごいなと思いますし、感服しますね。
やはりそのゲームが本当に好きだからこそできることなのだろうなと思います。


■「ファミコン版 コナミワイワイワールド」より
・コナミマン~コナミレディ~最終ステージ~エンディング


お次はコナミワイワイワールドから。
他の曲全てがスクエニ作品の中、唯一のコナミ曲ということでやや異色の存在ですね;w
これも過去の演奏会で演奏されたもののようです。

僕はワイワイワールドは2しかやったことがなかったのですが、美しい曲ですね!
ラストのエンディングは明るく楽しげな曲調で、ファミコンとしての雰囲気も
残されていたような編曲のように感じました。
途中で一瞬、がんばれゴエモンのフレーズも入っていた気がしますw


ここで一部が終了、休憩に入ります。
一緒に行った友人と「やべー!ロマサガまじやべー!!」と話してました。
その友人は初めてリトルジャックさんに来たのですが、興奮した様子でしたねw





【第二部:下村陽子の世界】

そして第二部へ!
作曲家の下村陽子さんが作られた音楽の特集となります。

■「聖剣伝説Legend of MANA」より
・LEGEND OF MANA~TITLE THEME~
・ホームタウンドミナ
・滅びし煌めきの都市
・マナの聖域


ドミナと、滅びし煌めきの都市については
下村陽子さんのベストアルバム「dramatica」にも入っている曲ですね。
僕はゲーム未プレイだったのですが、美しくて思わずため息が出ました。

TITLE THEMEは、ピアノソロから始まり美しいストリングス演奏。
そこから一転して打楽器も入り勇壮なイメージになったかと思いきや、
最後はピアノに戻り、しっとり終わりました。いいですね!
ドミナは、ホームタウンという名の通り、どこか懐かしさを感じさせる曲ですね。
癒されるのだけど、どこか切なくなります。。。
滅びし煌めきの都市も、美しくも哀しい旋律に鳥肌が立ちました。
ぜひゲームで聴いてみたいものです。

演奏後のMCでのらいぶら隊さんの話によると、
Legend of MANAで人気の高い、珠魅編のクライマックス部分を中心に
絞りに絞ってこの4曲になったそうです。
選曲に漏れてしまった曲を、ロビーコンサートで演奏したみたいですね。


■「フロントミッション」より
・MANIFOLD IRONS


スーファミで発売された、メカもののシミュレーションゲームですね。
敵側の攻撃ターンの際に流れる曲だそうです。
僕はゲーム未プレイなのですが、まさに、敵がどんどん押し寄せてきて、
激しい攻防戦が繰り広げられるような。。。
重々しくも勇壮な曲でした。


■「LIVE A LIVE」より
・魔王オディオ~MEGALOMANIA~ILLUSION~PURE ODIO


ここからは、オルガン奏者の井川緋奈さんが登場。
パイプオルガン前の椅子に着席されました。
また、ゲーム音楽の合唱団、コールクリスタルマナ(以下、CCM)さんも登場し
パイプオルガンの両脇に男女に分かれて並びました。
そして演奏開始。

最初の魔王オディオの演奏が始まったとたん身震いがしましたね、
あのパイプオルガンの音色で!
直接身体に響いてくる圧倒的な音、すさまじいものがあります。
そこにCCMさんのコーラスが加わって。。。
「魔王」という名にふさわしい荘厳な雰囲気がありました。

一転してボス戦の曲、MEGALOMANIA。ドラムの音が熱いです!
PURE ODIOでは、刻まれる激しいリズムが心地よかったです。
チャイムの音も金管楽器の音も、すごく気分を高揚させてくれましたね。

なお曲目には書かれていませんでしたが、
PURE ODIOの後には「ARMAGEDDON」が演奏されていました。
これもすごくパイプオルガンが合う曲ですね。

最後にはびゅうびゅうと、どこからか風の音が聞こえてきていました。
これは、ウィンドマシーンという楽器を使って
風の音を出していたそうです。いろいろ面白いの使ってきますね!w


■「キングダム・ハーツ」より
・光-KINGDOM Orchestra Instrumental Version-
・MARCH CAPRICE FOR PIANO AND ORCHESTRA


キングダムハーツ1作目の、オープニングムービーで流れる曲と
同じく1作目のスタッフロールで流れる曲が演奏されました。
個人的には、今回演奏された下村さんの曲ではこれが一番耳に馴染みがありました。

オープニングの曲いいですね! 力強くて、聴いてると元気が出ます。
スタッフロールの曲も、かっこよさの中にも温かさがあって大好きな曲です。
キングダムハーツって、曲が「きらきらしてる」印象なんです。
ピアノがかなり重要な曲だと思うんですが、しっかり演奏されていました。
最後のほうにはコーラスも入ってきて、(たしか原曲にはコーラスなかったはず)
壮大さが増していました。
オープニングとエンディングってことで、旅立つソラを送りだし、
そして暖かくおかえり、と言うような感じでしたね。

欲を言うと、個人的には『Destati』も聞いてみたかったなあと思いました。
せっかくコーラスの皆さんも揃っていたので・・・!





演奏後、ここでスペシャルゲストとして
作曲家の下村陽子さんご本人が登場されました!

ふつうに客席で聴いていらしたようで、客席を通ってステージにあがられ、
指揮の志村さんと色々トークされていました。
(事前の打ち合わせがまったくなかったそうです;w)

下村さんは今回リトルジャックさんをはじめて聴いたそうですが、
とても愛情をこめて演奏してもらい、本当に嬉しかった、とのこと。

今回何曲か演奏されたご自身のベストアルバム、drammaticaについても言及。
drammaticaの選曲は自分で行ったそうですが、あの曲を入れたいこの曲も入れたい、
となって、選曲は非常に難しかったそうです。
そこで、曲としては1曲だけれど実は別の曲もこっそり入れて。。。
といった方法で(ドミナがそうらしいです)、
入れたかった曲をなんとか入れられた、と裏話を披露されていました。

今後の作曲活動の話としては、ゲームのほうは守秘義務の関係で詳しくは言えないが、
作曲はいろいろやっているのでそのうち新しい曲も
お聞かせできるのではないかと思います、とのことでした。

また、9月に発売される聖剣伝説20周年記念CDボックス、
「聖剣伝説 音楽大全集」についてもよろしくお願いしますと言われていました。
志村さんが「ぜひ皆さん、買いましょうね!」というと
「なんか宣伝ばっかりな感じでイヤじゃないですかあー!」と
笑いながら突っ込まれていました。
下村さんってなんというか、すごく、おちゃめで可愛らしくて、
親しみやすい方ですねw ますますファンになりました!

最後には下村さんからのメッセージ。
こうやって自分の曲が演奏してもらえて、それを聴きに来て下さる方が
いるというのは本当に作曲家として励みになります、
これからも応援してくれるとうれしいです!、とのことでした。
もちろん! ずっと応援していきますよー!





【アンコール】

■「LIVE A LIVE」より
・鳥児在天空飛翔 魚児在河里游泳


そしてアンコール!
ライブアライブの功夫編で流れる曲ですね。
drammaticaにも収録されています。
むずかしい曲名ですが、(鳥は空を翔び、魚は河を泳ぐ)と読むそうです。
民族的なにおいを感じさせる、穏やかな曲でした。

個人的には、スーパーマリオRPGがアンコールに来ないかなと
すこーしだけ期待してましたが、なかったですねー;
やはり版権的にむずかしいんでしょうか。。。;


演奏後、来年の演奏会について志村さんからお話がありました。
次回は来年2012年の8月12日(日)開催だそうで、
FF5をメインにやるそうですね。今からとても楽しみです!


でもって、思わせぶりな発言をする志村さん。

「今日はせっかく、このみなとみらいホールで、
パイプオルガンもあって。合唱もあって。フルオーケストラで。
なので・・・・
せっかくなので、もう1曲やってしまおうかと!」

・・・お!



「さて、曲目ですが」



「ファイナルファンタジーVIより」



まさか。






「妖星乱舞!」

曲名が発表された瞬間、会場からは「おおおーー!!」と
大きな歓声と拍手が巻きおこりました!
みんな期待してたんですねw

僕も、これができる条件がそろっているので、是非やってほしい、
というかやってくださいお願いします!!!と内心とても期待していたので、
曲名発表された瞬間は本当にうれしかったです!


■「FINAL FANTASY VI」より
・妖星乱舞


曲の発表後、しんと静まり返るホール。
そこに響き渡りはじめる、パイプオルガンの音色。

身体の中まで直接響き、沁み込んで行く圧倒的な音圧。
ホール全体がそれに支配されるかのような神聖さ、荘厳さ。
一音一音が、肌にぴりぴりと伝わってきました。
あの音はやはりすさまじいものがありますね!!

アンコールということで曲の長さ的にやや心配だったのですが、
そこはさすがリトルジャックさん、全4楽章をきっちりすべてやってくれました。
さらに今回は、2年前にはなかったCCMさんによるコーラスも入り、
まさに"完全版" 妖星乱舞となった印象でした。

いやー、最後の最後にやってくれましたね!
アンコールっていうかメインディッシュですよ!
こんなメインディッシュを余裕で張れるような曲、事前に発表してもいいのに。。。
最後の隠し玉にとっておくなんてニクいです!ニクいです!w
演奏会自体を全部持って行く勢いでしたねw
おなかいっぱいでした!胸もいっぱいでした!ごちそうさまでした!

「アンコールというか完全に裏面ですよね(体力的な意味で)」とはトキナさん談。
最後の最後にこんな大曲持ってくるとは・・・
団員さんたちの残りHPが心配になりましたね;w

あと第4楽章では、「ホァーーホッホッホッホッ」という
あのケフカの笑い声まで再現されていました。
まさかそこまでやるとは全然予測してなかったんで、びっくりしましたよ!;w
この笑い声はCCMのとある男性団員さんが担当されていたようです。
まさに完全再現ですね!
あとドラムの人が本気を出してました。熱いw
また、木琴の方の超絶技巧も本領発揮でしたね。凄まじい早さで木琴弾いてたので、
真横に行って間近で演奏見てみたいくらいでした。

ちなみに、第4楽章のイントロ(せーーーーがーーーー の前)のところで、
「一音一音上がっていくたびにビクッ、ビクッ、と鳥肌が立った」とは
一緒に行った友人マロの弁ですw


演奏終了後は、演奏された皆さんに対して万雷の拍手が客席から送られました。
叫び声も一部から起きるほどでした。
パイプオルガン奏者の井川さんも下のステージまで降りてきて、深々と一礼。
興奮のるつぼのままコンサートは終了しました。

しばらく、席に座ったまま余韻に浸っていましたね。。。





【あとがき】



と、いうわけで今年のリトルジャックさんも大盛況のうちに幕を閉じました。
個人的には、2年前にこの場所で行われたFF6演奏会と同じくらい
深く、深く心に刻みつけられた演奏会でした。
いままでに行ったゲーム音楽演奏会の中でもトップクラスの満足度です。

リトルジャックさんの演奏はとにかく、ゲームに対する深い愛情や情熱が
聴いていてひしひし伝わってきます。
それはプロでは感じられない、アマチュアならではのものです。
演奏技術自体は、プロにかなわない部分もあると思いますが、
それでも、僕は同じファンでもあるリトルジャックのみなさんの
ゲーム愛にあふれた演奏が大好きです。

なんだかリトルジャックさんのレポでは毎回同じことを書いているような気がしますね;
ただ、回を重ねるにつれ、それがますますパワーアップしてきている印象を受けます。
プロにはできない、「アマチュアにしかできない」ことをやっている、というか。

リトルジャックさんは年々評判が高くなり、お客さんの期待も高まっていると思うのですが、
その期待にきちんと応える内容で毎年演奏会を届けてくれています。
企画内容も、編曲も、素晴らしい演奏も。。。
こんな楽団は世界的に見てもそうないんじゃないかなと思います。
他の楽団では容易に真似できない領域に入ってきているような気さえします。
リトルジャックさんは、ゲーム音楽演奏楽団のひとつの理想的なかたちだと思います。


じつは終演後に、楽屋口のほうでリトルジャックの団長さんに
初めてご挨拶する機会がありました。
その際団長さんは、「うちの団のいいところは、自分たちが好きなことをやると、
それがそのままお客さんと共感できることでしょうね」と話されていました。

まさにその言葉の通りで、リトルジャックさんは、
演奏する側と聴く側が「ゲーム音楽」で「つながれる」
そのシンクロ具合がぴったりなんですね。それが本当に心地いいのです。

ゲームが好きだから、演奏する。
ゲームが好きだから、それを聴きに行く。

ゲームを心から好きな人同志がわかちあえる、幸せな空間というか。
ゲーム音楽を通して、皆でつながりあえるというか。
僕がリトルジャックさんを大好きな理由はそこなのだろうなと思います。
実際、演奏を聴き終えたあとの満足感や余韻は、どこのゲーム音楽の演奏会にくらべても
ダントツで大きいのです。
そして、またぜひリトルジャックさんを聴きに来たいな、と思うのです。


・・・これから先、リトルジャックさんがどんなことをやってくれるのか
楽しみでしょうがないです!
とりあえず今は来年のFF5特集がたのしみですね!!
音楽、またそれを生演奏で楽しめるこういう演奏会は心の栄養だと思います。
この幸せな時間は、生きるうえでの糧になります。
来年の演奏会を楽しみに、また日々がんばって生きていけそうです。

リトルジャックさんは最近人気も高まってきて、チケットを取るのも
むずかしくなってきていますが、まだリトルジャックさんを聴かれたことがない方は
ぜひ一度、会場で聴いてもらえればと思います!!


そういえば思ったのですが、今回は司会が指揮の志村さんに戻っていましたね。
前回は司会の方が別にいらっしゃったのですが、その方はゲームの固有名詞を間違えるなど、
ゲームをあまり知らない方だったようで、演奏会全体の雰囲気を
残念ながら少し壊してしまっていたようにも思ったのです……;

でも今回は、司会が志村さんに戻っていて、安心して聴くことができました。
リトルジャックさんはやはり、志村さんの軽妙な司会が最も適しているように思いました。


最後に。
あれだけの演奏だと、消費する体力も相当なものではないかと思います。
最後までやりきった団員の皆さんサイコーです! クレイジーです!!(いい意味で!)
日々の時間を捧げ、積み重ねられて練習されている団員の皆さんには
本当に感服します。本当にゲーム音楽を演奏することが好きだから
やっていけてるのだろうなと・・・。
今後とも、いちファンとして応援しております!!


謝辞:
こんな長い文章を最後まで読んで頂いてありがとうございました。
リトルジャックさんが大好きすぎて、いつもレポが長くなります。w
よかったらご意見ご感想などコメント頂けるとうれしいです。
(記事欄右下の拍手ボタンからでもヘレン個人宛にコメント頂けます。)


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