ナンゾー2周年企画、続いてはこちら!
逆転裁判の法廷シーンを自由に作ることができる無料アプリ『つくろう! 逆転裁判』で作品を作ってみました。
タイトルは『積みゲーの逆転』。
弁護士・成歩堂龍一と検事・御剣怜侍が、とある被告人の許されざる?罪をめぐって熱いバトルを繰り広げます。
かなり楽しみながら作ることができました。
逆転裁判を知っている方も知らない方も、ぜひお楽しみ頂ければと思います。
また、感想を聞かせてもらえると嬉しいです。
※内容についてはあんまり深くつっこまないでください!
わりと自虐的なネタなんで…(汗
なお大元となるサービス『つくろう! 逆転裁判』が、残念ながら7月10日でサービス終了となってしまうため、今のところ完全な形での公開は10日までの期間限定となる予定です。
11日以降、この記事をどうするかについては現在考え中です。
最悪でも、テキストに起こして残しておくつもりです。
完全な形で残せるのであれば、それに越したことはないんですけどねー。
【追記】
…ってなわけで上に記載した通り、7月10日をもってサービスが終了してしまったので、この作品をテキスト化したものを置いておきます。
雰囲気はそれなりに楽しめるのではと思いますよ。
いつか、色々と機能が追加された『つくろう! 逆転裁判2』がリリースされたりするといいですね。有料でも全然かまわないので。
≪積みゲーの逆転≫
2008年7月2日
南船洲裁判所 第5法廷
ザワ…ザワ…(ざわつく法廷)
カッ!(裁判長の木づち)
裁判長「これより、被告人・ヘレンの法廷を開廷します。
準備はよいですかな?」
ナルホド「弁護側、準備完了しております。」
ミツルギ「検察側、準備完了している。」
ヘレン「どもー!ヘレンです!」
ミツルギ「異議あり!
被告人。勝手な発言は控えてもらおうか。」
裁判長「では、御剣検事。
今回の事件の概要説明をおねがいできますか?」
ミツルギ「承知した。
…今回の被告人は、『Nonsense Zone』というブログの管理人、ヘレン。
被告人は…「積みゲーたくさん」の罪を犯している!」
裁判長「……あの。「ツミゲー」とはいったい?」
ミツルギ「積みゲーとは、せっかく買ったゲームを文字通り積んでいき…(机を叩いて)プレイしないことを言う!」
ザワ…ザワ…(ざわつく法廷)
カッ!(裁判長の木づち)
裁判長「ふむ。せっかく買ったゲームをプレイしないとは、もったいないにもホドがありますな。
…そもそも、「ぶろぐ」とはいったいなんでしたかな?」
ナルホド「はい。ぼくからご説明しましょう。
ブログとは、インターネット上に書く電子日記のようなものですね。
ネットに繋がってさえいれば、誰でもそれを読むことができるのです。」
裁判長「ほほー。カガクの進歩はすごいものですなぁ。
では、この被告人のブログについて説明していただけますか。」
ナルホド「はい。『Nonsense Zone』は、被告人ヘレンが2006年7月から始めたブログです。
主にゲームについての記事が書かれています。
更新についてはほぼ毎日行っているようです。
昨日でちょうど、開設から2周年を迎えたようですね。」
ミツルギ「フッ。飽きっぽそうな被告人にしては…よく続けていられるものだな。」
ヘレン「いやー、それほどでも…ってコラァ! シツレーだろうがぁ!!」
カッ!(裁判長の木づち)
裁判長「では、今回の事件の詳細について説明してください。」
ミツルギ「了解した。…成歩堂。」
ナルホド「なんだ?」
ミツルギ「キミはゲームの『FF』を知っているか?」
ナルホド「あぁ、もちろん知ってるさ。」
裁判長「私も知っておりますぞ!
『ファイナルファイト』ですな!?」
ナルホド「そ、それもありますけど!
『ファイナルファンタジー』ですね。
20年の歴史がある、世界的に有名なRPGです。」
ミツルギ「その通りだ。…話を先へ進めよう。
被告人は2007年末、3DでリメイクがなされたニンテンドーDS版の『ファイナルファンタジーIV』を購入したのだが…。
被告人はそのあまりの難易度の高さに思うようにプレイが進まず!
(机を叩いて)いまだにクリアできていないのだッ!」
ザワ…ザワ…(ざわつく法廷)
カッ!(裁判長の木づち)
裁判長「静粛に! …続けてください、御剣検事。」
ナルホド「…そ、それに何か問題でも?」
ミツルギ「問題はそこではないのだよ。
被告人は、このFF4のプレイをまったく進めずに…
(机を叩いて)他のゲームを次々に買っていることが問題なのだ!!」
ヘレン「ノーーーーーーー!!!!」
ナルホド「異議あり!(机を叩いて)そんなことはない!
確かにプレイ速度は遅いが…被告人はちゃんとコツコツこのゲームをプレイしている!
プレイ日記だって書いています!」
ミツルギ「異議あり!
フッ…アマいな。そのプレイ日記は…
今年の4月時点でパッタリ止まっているのだッ!」
ナルホド「ぐはぁぁぁッ!!」
ヘレン「まいったなー、こりゃ。」
ミツルギ「被告人の場合、FF4はすでに積みゲーと化しているのだよ。
また、被告人はFF4以外にもたくさんのゲームを放置している!
たとえば…『キングダムハーツII』というゲームがある。
被告人は、2007年3月末にこのゲームを開始した。
プレイ日記も書いている。しかし…こちらについては!
1年以上プレイが止まったまま一向に再開する気配がないのだ!」
ザワ…ザワ…(ざわつく法廷)
カッ!カッ!カッ!(裁判長の木づち)
裁判長「静粛に! 静粛に! …続けてください!」
ミツルギ「その他、買ったままプレイしていないゲームがいくつも存在する。
積みゲーはどんどん増えていく一方なのだ。」
ナルホド「異議あり!
ひ、被告人は気まぐれな性格です!
色々なゲームに目移りしたとしても、しょうがないでしょう!
それに、被告人は最近仕事が忙しいのです!
必然的に、ゲームをやる時間も限られてしまう!」
ミツルギ「異議あり!
フッ。だったら、新しいゲームを買う前に…
今持っているゲームをプレイするべきではないのかッ!」
ナルホド「ぐはぁぁぁッ!!」
ヘレン「ぬごぁぁぁぁぁぁ!!!」
マヨイ「なるほどくん、今日はヤバいねー。
追い詰められてるねー。」
ナルホド「あれ? 真宵ちゃん、いたんだ。」
ミツルギ「また、ここに決定的な証拠がある。被告人は…今年2月に。
Xbox360用ソフト『ブルードラゴン』を購入したのだが。
ソフトを購入したにもかかわらず…
いまだに本体を買っていないのだッ!!」
ザワ…ザワ…(ざわつく法廷)
カッ!(裁判長の木づち)
裁判長
「有罪」
ヘレン「なんでじゃああーーーーー!!」
裁判長「これはもう決定的でしょう。
ソフトを買っておきながら、本体を購入していないとは…同情の余地もありません!
被告人はもっと、ゲームに対して愛情を持ってプレイするように!
また、少なくとも1本のゲームをクリアし終わってから次のゲームを買うように!」
ヘレン「ムリです。」
裁判長「…………そ、そんな、アッサリと…。」
ヘレン「頼みますよー。御剣検事。見のがしてくださいよー。『逆転検事』買いますから!」
ミツルギ「む、むむ。………………………………。
それならば無罪だな。うむ、無罪だ。」
ヘレン「じつは、前から御剣検事のファンだったんですよー。
サインもらっていいですかー?」
ミツルギ「そうかそうか。うむ、無罪だな。」
カッカッカッカッカッカッ!(裁判長、木づち連打)
裁判長「ちょ、ちょ、ちょっ、ちょっと待ちなさい!」
ミツルギ「無罪だと言っている!
『逆転検事』と私を応援してくれる人はみんないい人なのだッ!!」
ザワ…ザワ…(ざわつく法廷)
オバチャン「もちろんあたしも応援してるわよ、ミッちゃああああああああん!!!!」
ミツルギ「どこから現れたのだ、キサマはぁぁぁぁぁ!!!!!」
ナルホド「い、いいのか、これで…。」
(終)
逆転裁判の法廷シーンを自由に作ることができる無料アプリ『つくろう! 逆転裁判』で作品を作ってみました。
タイトルは『積みゲーの逆転』。
弁護士・成歩堂龍一と検事・御剣怜侍が、とある被告人の許されざる?罪をめぐって熱いバトルを繰り広げます。
かなり楽しみながら作ることができました。
逆転裁判を知っている方も知らない方も、ぜひお楽しみ頂ければと思います。
また、感想を聞かせてもらえると嬉しいです。
※内容についてはあんまり深くつっこまないでください!
わりと自虐的なネタなんで…(汗
なお大元となるサービス『つくろう! 逆転裁判』が、残念ながら7月10日でサービス終了となってしまうため、今のところ完全な形での公開は10日までの期間限定となる予定です。
11日以降、この記事をどうするかについては現在考え中です。
最悪でも、テキストに起こして残しておくつもりです。
完全な形で残せるのであれば、それに越したことはないんですけどねー。
【追記】
…ってなわけで上に記載した通り、7月10日をもってサービスが終了してしまったので、この作品をテキスト化したものを置いておきます。
雰囲気はそれなりに楽しめるのではと思いますよ。
いつか、色々と機能が追加された『つくろう! 逆転裁判2』がリリースされたりするといいですね。有料でも全然かまわないので。
≪積みゲーの逆転≫
2008年7月2日
南船洲裁判所 第5法廷
ザワ…ザワ…(ざわつく法廷)
カッ!(裁判長の木づち)
裁判長「これより、被告人・ヘレンの法廷を開廷します。
準備はよいですかな?」
ナルホド「弁護側、準備完了しております。」
ミツルギ「検察側、準備完了している。」
ヘレン「どもー!ヘレンです!」
ミツルギ「異議あり!
被告人。勝手な発言は控えてもらおうか。」
裁判長「では、御剣検事。
今回の事件の概要説明をおねがいできますか?」
ミツルギ「承知した。
…今回の被告人は、『Nonsense Zone』というブログの管理人、ヘレン。
被告人は…「積みゲーたくさん」の罪を犯している!」
裁判長「……あの。「ツミゲー」とはいったい?」
ミツルギ「積みゲーとは、せっかく買ったゲームを文字通り積んでいき…(机を叩いて)プレイしないことを言う!」
ザワ…ザワ…(ざわつく法廷)
カッ!(裁判長の木づち)
裁判長「ふむ。せっかく買ったゲームをプレイしないとは、もったいないにもホドがありますな。
…そもそも、「ぶろぐ」とはいったいなんでしたかな?」
ナルホド「はい。ぼくからご説明しましょう。
ブログとは、インターネット上に書く電子日記のようなものですね。
ネットに繋がってさえいれば、誰でもそれを読むことができるのです。」
裁判長「ほほー。カガクの進歩はすごいものですなぁ。
では、この被告人のブログについて説明していただけますか。」
ナルホド「はい。『Nonsense Zone』は、被告人ヘレンが2006年7月から始めたブログです。
主にゲームについての記事が書かれています。
更新についてはほぼ毎日行っているようです。
昨日でちょうど、開設から2周年を迎えたようですね。」
ミツルギ「フッ。飽きっぽそうな被告人にしては…よく続けていられるものだな。」
ヘレン「いやー、それほどでも…ってコラァ! シツレーだろうがぁ!!」
カッ!(裁判長の木づち)
裁判長「では、今回の事件の詳細について説明してください。」
ミツルギ「了解した。…成歩堂。」
ナルホド「なんだ?」
ミツルギ「キミはゲームの『FF』を知っているか?」
ナルホド「あぁ、もちろん知ってるさ。」
裁判長「私も知っておりますぞ!
『ファイナルファイト』ですな!?」
ナルホド「そ、それもありますけど!
『ファイナルファンタジー』ですね。
20年の歴史がある、世界的に有名なRPGです。」
ミツルギ「その通りだ。…話を先へ進めよう。
被告人は2007年末、3DでリメイクがなされたニンテンドーDS版の『ファイナルファンタジーIV』を購入したのだが…。
被告人はそのあまりの難易度の高さに思うようにプレイが進まず!
(机を叩いて)いまだにクリアできていないのだッ!」
ザワ…ザワ…(ざわつく法廷)
カッ!(裁判長の木づち)
裁判長「静粛に! …続けてください、御剣検事。」
ナルホド「…そ、それに何か問題でも?」
ミツルギ「問題はそこではないのだよ。
被告人は、このFF4のプレイをまったく進めずに…
(机を叩いて)他のゲームを次々に買っていることが問題なのだ!!」
ヘレン「ノーーーーーーー!!!!」
ナルホド「異議あり!(机を叩いて)そんなことはない!
確かにプレイ速度は遅いが…被告人はちゃんとコツコツこのゲームをプレイしている!
プレイ日記だって書いています!」
ミツルギ「異議あり!
フッ…アマいな。そのプレイ日記は…
今年の4月時点でパッタリ止まっているのだッ!」
ナルホド「ぐはぁぁぁッ!!」
ヘレン「まいったなー、こりゃ。」
ミツルギ「被告人の場合、FF4はすでに積みゲーと化しているのだよ。
また、被告人はFF4以外にもたくさんのゲームを放置している!
たとえば…『キングダムハーツII』というゲームがある。
被告人は、2007年3月末にこのゲームを開始した。
プレイ日記も書いている。しかし…こちらについては!
1年以上プレイが止まったまま一向に再開する気配がないのだ!」
ザワ…ザワ…(ざわつく法廷)
カッ!カッ!カッ!(裁判長の木づち)
裁判長「静粛に! 静粛に! …続けてください!」
ミツルギ「その他、買ったままプレイしていないゲームがいくつも存在する。
積みゲーはどんどん増えていく一方なのだ。」
ナルホド「異議あり!
ひ、被告人は気まぐれな性格です!
色々なゲームに目移りしたとしても、しょうがないでしょう!
それに、被告人は最近仕事が忙しいのです!
必然的に、ゲームをやる時間も限られてしまう!」
ミツルギ「異議あり!
フッ。だったら、新しいゲームを買う前に…
今持っているゲームをプレイするべきではないのかッ!」
ナルホド「ぐはぁぁぁッ!!」
ヘレン「ぬごぁぁぁぁぁぁ!!!」
マヨイ「なるほどくん、今日はヤバいねー。
追い詰められてるねー。」
ナルホド「あれ? 真宵ちゃん、いたんだ。」
ミツルギ「また、ここに決定的な証拠がある。被告人は…今年2月に。
Xbox360用ソフト『ブルードラゴン』を購入したのだが。
ソフトを購入したにもかかわらず…
いまだに本体を買っていないのだッ!!」
ザワ…ザワ…(ざわつく法廷)
カッ!(裁判長の木づち)
裁判長
「有罪」
ヘレン「なんでじゃああーーーーー!!」
裁判長「これはもう決定的でしょう。
ソフトを買っておきながら、本体を購入していないとは…同情の余地もありません!
被告人はもっと、ゲームに対して愛情を持ってプレイするように!
また、少なくとも1本のゲームをクリアし終わってから次のゲームを買うように!」
ヘレン「ムリです。」
裁判長「…………そ、そんな、アッサリと…。」
ヘレン「頼みますよー。御剣検事。見のがしてくださいよー。『逆転検事』買いますから!」
ミツルギ「む、むむ。………………………………。
それならば無罪だな。うむ、無罪だ。」
ヘレン「じつは、前から御剣検事のファンだったんですよー。
サインもらっていいですかー?」
ミツルギ「そうかそうか。うむ、無罪だな。」
カッカッカッカッカッカッ!(裁判長、木づち連打)
裁判長「ちょ、ちょ、ちょっ、ちょっと待ちなさい!」
ミツルギ「無罪だと言っている!
『逆転検事』と私を応援してくれる人はみんないい人なのだッ!!」
ザワ…ザワ…(ざわつく法廷)
オバチャン「もちろんあたしも応援してるわよ、ミッちゃああああああああん!!!!」
ミツルギ「どこから現れたのだ、キサマはぁぁぁぁぁ!!!!!」
ナルホド「い、いいのか、これで…。」
(終)