先日、フルクサス(変換しない!)で活躍していた靉嘔(あいおー、と読む)さんの版画作品を中心とした展覧会、「レインボー喜寿」へ行ってきました。会場は三鷹駅前にある「三鷹市美術ギャラリー」。展覧会では、絵の中に穴があって指を入れると音がする、というのを、ヒビキが楽しんでいました。
ヒビキはどうも展覧会などで、うっかりすると絵にさわるように見えることがあって、大人はちょっと吃驚する。ヒビキは小さい時からあまり破壊するような行為はないのだが、アートの場合はいけないと思っているのに、なんかすっと寄っていってしまうようなところがある。親にすると、その近さにちょっとギョッとすることがあるわけだ。まあやっぱり問題になるようなことをするわけじゃないんだけど。
今回も着物を着た奥様のような方がちょうど入館者の流れでよくそばで見ていたのだが、ヒビキが指を入れているので、かなり険しい顔になっていた。なんだかキビシイ雰囲気だが、まさかヒビキが自分でやったとも思えないので聞いたら、会場案内の学芸員の人が教えてくれたので、やってみたのだそうだ。
お着物の奥様もそのうち学芸員の人に声をかけられて、おそるおそる指を入れて感触を楽しんでいた。穴の入口にはゴムが貼ってあって、そのスリットの奥がいろいろな感触につくられているわけなのだが、音がでるやつの、その音がよくできていた。
みんなでほっとして、また流れにのって、出口まで送られてきたのであった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます