以前読んだ本に「新幹線の駅で『新』のついた駅の都市は軒並み経済が低迷いしている」その理由として「在来線の主要な駅とはなれているために乗り換えが悪いからだ」(増田悦佐「大阪経済復活」)と書かれていました。実際新大阪まで大阪駅から電車に乗れば10分とかからないが、乗り換えの時間を含めるとやはり30分近く要します。東京駅にしても名古屋、京都などは歩いて乗り換え可能です。単に時間の問題だけでなく心理的にも新大阪は遠いと思います。このため増田氏はウメキたの開発を機に新幹線をウメキタに引き込めと主張しています。実はわたくしもその意見に大賛成で、東海道新幹線だけでなく山陽新幹線、今後開通する北陸新幹線もウメキタに終着駅を設けます。さらに山陰新幹線も開通させます。和歌山から四国に向かうリニア新幹線もウメキタから出発しますので大阪駅が西日本の最大ターミナルになります。これらが2030年ごろまでに完成すれば、東京一極集中はなくなり、東京・大阪そして名古屋が一つの大きな経済圏が出来上がり日本経済は空前の好況を呈するようになるはずです。企業は東京に比べて地価の安い大阪に拠点を構えるようになるでしょう。大大阪の復活も夢ではありません。
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