洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

飛竜伝 宋の太祖・趙匡胤

2007-01-16 | 

小前亮という人の飛竜伝を読む。
飛竜伝といっても、ドラゴン藤波辰巳の伝記ではない
宋の太祖・趙匡胤を描いた小説である。

ちなみに藤波の本といえば確か「君よ苦しめ、そして生きよ」・・・これは猪木の本か。
なんだっけ?
調べてみると(調べるか?)「ライバルを作れ、そして勝て」であった。
当時の藤波のライバルといえばイナズマ木村健吾や、駅で老婆から財布を盗み一般人に取り押さえられたプロレスバカ剛竜馬といったところか。
いずれにしても大したことのないライバル達である。

藤波の著書には他にも
俺が天下をとる
「ドラゴン炎のカムバック」
「無我」
「藤波辰巳のボディトレーニング」
など、そそられるタイトルが多数あり、実に興味深い。

ハナシはそれたが、飛竜伝である。
この主人公趙匡胤の弟趙匡義に「楊家将」の楊家軍が仕えるわけで、そんなつながりの興味のみで読んでみた。
あまり期待はしていなかったが、悪い意味で昔の少年マンガ的というか、心理描写やセリフがどうにも浅いという印象。
なので人物造型にまったく深みがない。
特に北方中国歴史モノの後だけに、なんとも締まらない読後感なのであった。

まさに、ドラゴンロケット→足の引っ張り合い→両者リングアウトって感じか。
さすが飛竜伝。


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