洋楽な日々

洋楽を中心とした音楽の紹介。海外サッカー、格闘技等の雑文も。

エンジェルズ・フライト

2006-02-16 | 
マイクル・コナリーの「エンジェルズ・フライト」を読了。
「暗く聖なる夜」に続いてのコナリーで、「暗く~」は、読み終わった後にサッチモのCDを借りに行ったくらい、史上最高級の余韻を残す傑作だったのだが、この作品もそこまでとはいかないものの、これまた面白い。
ひょっとして、このハリー・ボッシュシリーズの水準って、相当なモンなのかもしれない。

「暗く~」が、ハリー・ボッシュシリーズの9作目で、これが6作目。「暗く~」のエントリーでは、この作品単体でも十分面白いと書いたし、その通りなのだが、シリーズの1作目から読んだほうがいいに決まっている
ヘンな順序で読んでしまった2作品には目を瞑り、しっかりと1から読みたくなって、ブック・オフを中心に通りがかる本屋で、いそいそとマイケル・コナリー狩りに勤しむ日々。
ほとんど読まずに処分してしまった「我が心臓の痛み」も買い直し。

それにしても、恐るべしはブック・オフで、ほとんどが105円
中には5冊で300円というものもあり、とんでもない安価で14冊(ほとんどが上下セット)買い揃えることが出来た。もうちょいでコンプリート。
もっとも、あろうことか、というかありがちなのだが、いの一番に手に入れるべき、シリーズ第一作「ナイトホークス」の上巻が入手出来ていない
アマゾンで手堅く購入も出来るのだが、ここまでくると、地道に店で見つけたいという思いが強くなってくる。そのへんの本屋で見つけでもしたら、そりゃエキサイティングに違いない。

しかたなく、ノンシリーズ物の「我が心臓の痛み」(読み直し)に手を付けてみたが、映画をみていることもあって、序盤で犯人を思い出してしまい、一気にトーンダウン。
なんともチグハグだ。
面白いけど。

それに、コナリー小説って、主人公が過去の事件について語るので、その部分は目を細めたり、逸らしたり、微妙な調整をしながら読まざるを得ず、結構大変なのである。

しかし、水滸伝19巻を読破したと思ったら、今度はコナリーがたっぷり。
水滸伝は「キャプテン」や「プレイボール」なみにサクサク読めたのだが、このシリーズはそうもいかないので、結構ボリューミーである。
しょうがないので、昔買ってほったらかしにしてあった速読のソフトをPCに入れて、速読にチャレンジ!
まさに思いつき。
目指すは文庫本一冊30分?????

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