
長時間は座ってられませんが、いつまでも羽根を触らないと
指が羽根の感覚を忘れそうなので、続きを始めます。
今日までの工程は
先ず、羽根を保管していたケースから取り出します。
竿の入っていたプラケースに、羽根に癖が付かないよう
向きを違えて50本前後をギュウギュウに詰めてあります。
今回は、7mmの羽根を使います。
浮子の出来不出来は、材料の良し悪しで決まります。
出切るだけ太くて真っ直ぐな羽根を用意できれば
8割がた出来上がったようなものです。


取り出した羽根を、台所洗剤で綺麗に洗います。
結構汚れているので、羽根にキズをつけないよう
気をつけて丁寧に洗います。
洗い終わったら、2~3日以上乾かしてから作業に入ります。
今回は、三枚合わせと四枚合わせを作るつもりなので
羽根の毛線の内側を、多い目にカットしてサイズを揃えます。


次に、作るボディのサイズより2cm程長いめに羽の長さをカットします。

カットし終わったら、裏側の羽根をメクります。
其の時は、上から下に向かってメクると綺麗にメクれます。



裏皮を取ったら、ワタの調整をします。
角木に、サンドペーパーを貼り付けた上で
羽根を動かして、ワタを削りすぎないよう気を付けます。



浮子作りをされていた先輩で、肺の病気で亡くなった方が
多いそうですので、この時に出る羽根の粉を吸い込まないよう十分注意します。
私は、ホームセンター等で売っている
防塵マスクをして作業しています。
此処からが本日の工程です。
全体の形が整ったら、頭の細工に入ります。
鉛筆で印しを入れ、おおよその形に整えます。


今日は此処まで。
次回は、足のカットから仮巻きまでの予定です。
今日の一枚は

Art Pepper Meet The Rhythm Section
