妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

今日は施設の敬老会に出席しました

2014-09-14 18:40:29 | 日記

去年に続いて妻の入所している特別養護老人ホームの敬老会に出席しました

式典の前に家族共の食事会があり、気が付くと妻との会食は去年の敬老会以来の1年ぶり・・・

しかも同じお膳

 

妻のミキサー食と比べてみました・・・お膳が180度逆だったので回転しました

何となく不自然に見えます。

私の普通食

妻のミキサー食

一品ごとに説明しながらスプーンで食べさせたが何の応答もなかった。

が、美味しそうにマイペースで時間をかけて味わって食べていた。

少し残したが満腹になったと思う。

 

今の妻は何も自力で出来ません・・・食べることだけです

これだけでいいのです

妻と一緒に食べることが唯一のコミュニケーションです

今日の会食中だけでも何かしらの変化を感じてもらえれば?


敬老会に出席しました

2014-09-13 19:09:10 | 日記

釣り池の車置き場にて

あっという間に定年後15年!!

市から初めて敬老会の案内が届いた・・・

60歳定年を指折り数えて ヤット待望の魚釣り三昧が実現して2~3年後頃から 妻の異常行動が

目につくようになった。

 

私が63歳の頃から妻を一人で家に置いておけないので 魚釣りはデイサービスを利用するまで

ほとんど出来なかった。

 

毎日の買い物とか 時期には山菜やキノコ採りなど一緒に行っていたが、これは共通の趣味だった。

 

11年前からデイサービス・グループホーム・老健・現在の特養と、福祉制度を利用してきて

気が付くとアッという間に私は75歳になっていた。

妻はアルツハイマー型認知症の3期の最重度になってしまった・・・。

 

私は年を気にする暇がなかったせいか老年になったという自覚がない

 

今日の敬老会の来賓の祝辞で説得力のある言葉をもらいました。

 

8掛けとか9掛けという言葉。

年齢に・8とか・9を掛ける

場合によっては1.1もあり得る

75歳の8掛け…60歳…まさかです!?

もっと生活習慣に気を付けないと!!

 

現衆議院議員 〇ン〇 〇一〇様の祝辞から・・・

 

終わってから特養に妻の昼食介助に行ってきました。

前回と同じ完食出来たが私を認識できなかったです。

私の食事介助に応えてくれるだけでいいのです!!

 

 


瞑想に耽る

2014-09-10 22:27:42 | 日記

家の近くの道路沿いの花畑 右奥に以前載せたコキアが見えます

 

3日毎の昼食介助記録

 

12時丁度に妻の入居している特養に到着

まず、職員さんとの挨拶で「今日は少し暑いですね!」と、言葉を交わしたが、3日前は、

「今日は肌寒いですね!」と言ったと思う。

 

今日は秋晴れの爽快な気分を感じ取れます。

 

食事待ちの妻は いつもと変わらず車椅子でテーブルに着いていた。

やっと座っている体形を保っているように見えた

目は瞑ったまゝ

声を掛けても無反応

 

食事の準備が出来 汗ばむくらいの室温だったので冷たいすり潰したミカンをスプーンで口に運んで

「ハイ!冷たいミカンだよ!」と言うと、目を瞑ったまゝなのに大きく口を開けたのです。

 

私が言った言葉が理解出来なくても、声が聞こえなくても、私の意思とか、感情が伝わって、妻の

意思が働いたのだと勝手に解釈しています。

 

今日は陽気が良いせいか食欲があり完食。

 

約1時間の間、何回か瞼を私が手で開いても私を見つめることはなかった。

もしかして視力を失ってしまったのかと思ったりしたが確かめる方法がない・・・。

 

目を瞑っているおかげで、妻は瞑想に入っていてゴチャゴチャに頭の中をかき回している嫌な

記憶が整頓されて不安な気持ちはなく 今は毎日が幸せだと思っている様な気がしてならない。

 

瞑想しているので目は開けてなくても良いのだと思う。

 

思い浮かんだことをそのまま日記として記録してみた。

支離滅裂は自覚しています!?


妻はアルツハイマー型認知症の今が最高に幸せの時間!?

2014-09-07 17:43:52 | アルツハイマー型認知症

<アゲハチョウ 家の近くの散歩コースにて>

夕べからの雨は上がり朝から暫く振りの秋晴れ

空気は爽やかで少し肌寒さを感じます。

 

3日振りの妻の昼食介助・・・正午丁度に施設に到着

家から施設まで幹線道路を横切る信号機が2か所あるだけなので 所要時間は決まって15分です。

 

妻のグループのテーブルは今日は8人の入所者さん皆さん孤立の状態・・・。

食事を待っている雰囲気はうかがえます。

 

妻は完全に孤立状態

目は完全に瞑っていて 私の声掛けにも全く反応しません。しかし、スプーンで口に運んだ食べ物は

口を大きく開いてよく噛んで飲み込みます・・・(全てとろみ食ですが)

生きる意欲は十分に感じ取れます!!

 

毎回の昼食介助ほとんど同じパターンです。

約50分間の面会時間中いつも一度も声は発しない

私の問い掛けにも一度も頷くこともない

 

私は今までの経過を見てきて妻のアルツハイマー型認知症は絶対に改善されないと思っています。

悪化していくのみだと覚悟しています。

ですが、妻の今現在の時間は 妻にとっては幸せな時間を過ごしているのではと思うことがたびたび

浮かんできます。

子供の死 自身の肺ガン 人に言えないトラウマ…等々アルツハイマー型認知症のおかげで

解き放されていて今は何の悩みもない・・・ので、最高に幸せだと言っているかもしれない。

食欲がいまだに衰えないのは生きる意欲があるからか!?

 

 

 

 


介護家族は大変だとは思わず無意識で介護しています

2014-09-01 19:56:19 | 日記

今日の原の池 無風状態で薄曇り こういう日は魚が動かないです

 

今日は9月1日 光陰矢のごとし…実感します

 

3日毎の昼食介助 対面しても いつもと変わらず目は瞑ったまゝ声を掛けても全く反応なし。

 

毎回何を目的に、何を期待して施設に通っているのか意識してなかったですが・・・。

昨日、介護家族でない方との話の中で認知症の話題になった。

 

最近テレビなどで取り上げられて認知症は ただ大変な病気だと家庭も本人の人格も破壊されて

しまう深刻な大問題だと言うことが周知されていると分かった。が、

この方は 大変ですね…大変ですね・・・と何回も言ってました。

慰め・・・同情の言葉だと理解しますが、

実は、私は大変だと思ってないのです。

 

ところが、介護家族仲間同士の話の場では、お互いに「大変」と言う言葉は出ないのです。

介護環境にはまってしまうと介護するのは当然だと無意識のうちにあるからだと思う。

 

それにつけても、認知症とは必ず悪化する病気であり、妻の場合は何も医師の治療はない。

何も治療しない病気など認知症以外にないのでは!?

治療方法がないと言うことですね!?