妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

妻はアルツハイマー型認知症の今が最高に幸せの時間!?

2014-09-07 17:43:52 | アルツハイマー型認知症

<アゲハチョウ 家の近くの散歩コースにて>

夕べからの雨は上がり朝から暫く振りの秋晴れ

空気は爽やかで少し肌寒さを感じます。

 

3日振りの妻の昼食介助・・・正午丁度に施設に到着

家から施設まで幹線道路を横切る信号機が2か所あるだけなので 所要時間は決まって15分です。

 

妻のグループのテーブルは今日は8人の入所者さん皆さん孤立の状態・・・。

食事を待っている雰囲気はうかがえます。

 

妻は完全に孤立状態

目は完全に瞑っていて 私の声掛けにも全く反応しません。しかし、スプーンで口に運んだ食べ物は

口を大きく開いてよく噛んで飲み込みます・・・(全てとろみ食ですが)

生きる意欲は十分に感じ取れます!!

 

毎回の昼食介助ほとんど同じパターンです。

約50分間の面会時間中いつも一度も声は発しない

私の問い掛けにも一度も頷くこともない

 

私は今までの経過を見てきて妻のアルツハイマー型認知症は絶対に改善されないと思っています。

悪化していくのみだと覚悟しています。

ですが、妻の今現在の時間は 妻にとっては幸せな時間を過ごしているのではと思うことがたびたび

浮かんできます。

子供の死 自身の肺ガン 人に言えないトラウマ…等々アルツハイマー型認知症のおかげで

解き放されていて今は何の悩みもない・・・ので、最高に幸せだと言っているかもしれない。

食欲がいまだに衰えないのは生きる意欲があるからか!?