妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

灯台下暗し…サクラの名所

2014-04-13 20:36:32 | 日記

今日は3日毎の妻の昼食介助に特養に行ってきました

今日も目は瞑ったまゝ 語りかけても全然反応はなし

午前中に入浴があったせいか清々しい表情に見えた。

 

食欲もあり30分ほど食事に集中したせいか疲れがでて急に眠気を催し口を開かなくなった。

ほぼ完食で食事完了。

今日も症状は重度のままのようなので安心というには適当ではないが仕方のないことだと思う・・・。

 

帰り道 虚しい思いで車を走らせて家の近くのいつも利用している自販機に寄ると横に初めて見る

立て看板があった。

弥明のサクラと書いてあった!(ミミョウ)と読むようです

案内は一度も通ったことのない田圃道なので家の近くだし行ってみた。

 

場所は水郡線守山駅の裏手だった。

私は50年間 郡山と須賀川に住んでいるが来たことも聞いたこともない場所だった。

 

始めてみることに感激したりすることはストレス発散に本当に効果があると認めました!

近い内にどこか旅行をしてみようかと思い付いた。

 

3日後の食事介助の時 家の近くにサクラの名所があったと妻に話してみようと思う。

伝わるはずはないが…??

 

40年くらい? まえ、妻と三春の滝桜に行って帰りにヨモギを摘んできて2人で草だんごを作った

ことを認知症発症前は思い出して何回か話したことがあります。

このことも話してみようと思う…思い出すことはないと思うが…!!

樹高19m 幹囲5,6m

モクレンの大木と梅の大木

現物でもかすれて読み取れないが弥生時代の遺跡だそうです

 

 

 


コブシも桜も咲いたが・・・

2014-04-11 13:54:25 | 日記

となりの庭

釣り場もようやく桜が咲き揃った…晴れているが気温は8℃です

昨日 アルツハイマー型認知症 要介護5 全介助で特養に入居中の妻の昼食介助に行って

来ました。

 

昨日の体調は3日前と同じで 目は瞑ったまま声を掛けても手を握っても全然反応はない・・・

 

同じテーブルには6人の入居者さんが車椅子で配膳を待っていた

皆さん目は開いていて いつも「こんにちは」と声を掛けると私を見て 何らかの形の挨拶が

伝わってきます

 

妻の場合は目を閉じているので意思の疎通が出来ません

目が合えば言葉は無くても眼差しで お互いに心は通じると思うのだが・・・?

 

何か妻とコミュニケーションをとる手段はないものか?

私から妻へ思いが伝わったと思ったことはあったが、妻の思いを読み取ったことは一度もない。

 

昼食介助

スプーンでまず おかゆごはんを「ハイ!ごはん」と声を掛けて口もとに持っていくと唇に

触れてないのに目は瞑ったままで 口を開けるのが不思議です。

おかずも全部同じペースで完食。

 

妻は生活の全てが食事時間だけという感じです。

食べることだけに全エネルギーを遣っているようだ

このときだけ妻は私とコミュニケーションを取っているつもりかも?

 

妻以外の5人の入居者さん 帰ります と声を掛けると皆さん私を見て帰りの挨拶をしたように見えた。

妻は目を瞑って固まったままで無反応だった・・・。


配偶者介護には終わりはありません

2014-04-07 21:25:07 | アルツハイマー型認知症

<菜の花のように群生しているが名前が不明 茎は紫一色>

本日の昼食介助 (私の妻はアルツハイマー型認知症で全介助 特養に入居しています)

 

今日は高3の孫(男)を連れて行った。

2年ほど面会に行ってないし 学校が始まってからでは当分機会がないと思った。

最近の 重度の段階になった目を瞑ったままの無表情で車椅子に座った姿の写真を見せてからの

面会です。

 

行きの車中でアルツハイマー型認知症の説明をしてからの対面です。

妻のグループの食堂に入ると5名の入居者さん車椅子でテーブルを囲んでいた。

 

妻だけ目を瞑ったままで 口は少しひらいて身動き無く車椅子に座っていた。

妻の両側に私と孫が座って「〇平(孫の名前)が来たよ」とゆっくりと2度、3度と声を掛けた・・・。

 

妻の顔をのぞき込むように凝視していたが表情は微動だにしない・・・?

孫には現状を十分話しておいたのでそれほど驚いた様子は見えなかった。

 

テーブルを囲んでいた5人の入居者さんの1人が私たちを見ていた・・・

この方90歳代の女性 神妙な面持ちで声を発したのです!!

私には、はっきりとは聞き取れなかったがかわいそう・・・。と聞こえたのです。

この方は認知症だとしたらアルツハイマー型ではないと思う。

 

私は今まで約5年間老健と特養に面会に通ってますが 意思の疎通が出来るうちは皆さんと心が

通じていました。

 

妻も通じていましたが、今の段階ではどこから見ても他人の思いやりなど感じる心はまるで

ひとかけらもあるとは思えない。

 

これがアルツハイマー型の最重度の姿なのだと認めなければと、今まで何度も自分に言い聞かせて

きたことか・・・。

私たち配偶者介護には介護の終わりはありません


今日の食事介助虚しかった・・・。

2014-04-04 18:39:14 | アルツハイマー型認知症

<フキノトウ・・・家の近くの田の畔>

本日の昼食介助

妻は朝 目を覚ました時だけ目を開いていて 車椅子に移ってからは殆ど瞑ったままです。

 

在宅のころは庭をベコニア一色で飾って並んだプランターと妻の元気だった頃の写真があります。

施設のベッドサイドにベコニアの鉢植えを6日前に置いてきました。目が覚めた時視界に入る筈です。

その後 どんな反応があったか聞いてないが今日の昼食介助をしながら思い付いたこと・・・。

 

毎年 家の近くで採っていたフキノトウ・・・この鉢植えはどうかと思い付いた。

もしかすると嗅覚もくわわって治療効果があるかも?!

 

帰宅してから早速 毎年出るところに行ってみるとありました。

このフキノトウなんだか安心しきって咲いているように見えるので採る気が起きません。

このままそっとしておきます・・・。

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食事介助は目は瞑ったまま 声も発しない 無表情だったが完食。

1時間ほど居て「帰るよ…!」と声を掛けても無反応。

同じテーブルの3人の入所者さん 皆さん私に視線を向けてその眼差しは みな見送りの

挨拶に見えた。

この時の私の心境は虚しい ・・・この表現がピッタリのようだ


妻の水分適量摂取量は

2014-04-01 21:21:06 | 日記

本日の昼食介助

4月に入ったとたん今日は汗ばむほどの好天です

気分が良いと 今日の面会何か良いことがありそうな気がした。

 

12時丁度に到着して 妻の居る食堂に向かっていくと担当の看護師さんに呼び止められた。

新しく作成したサービス計画の説明ということで食事前に承ることに・・・。

 

私が気になっていた項目から・・・水分適量摂取に関して私の考え。

数か月前に食欲が落ちた時 いずれ胃ろう ということで事前の身体検査の結果 身体の構造上

胃ろう造設は不可と言う結論になった。

 

またいつ口から食べられなくなるのかと いつも不安の気持ちで面会に行ってます

しかし、願いが通じているのか それ以来ず~と完食が続いています。

 

ところが、水分をあまりというか殆んど摂らないのです

私の素人のカンでは 妻に関しては元々水分はあまり摂らなかったので年齢相応の水分量をとる

必要はないと思う。

 

観察していると スプーンで口に入れてやると ふくんでからなかなか飲み込めなくダラダラと

こぼれてきます。

自分は飲みたくないからだと思う・・・?!

自力で水分が摂れなくなった段階になって経管とか点滴で補給は考えてしまう…。

ですが 私は今の段階では水分は足りていると思う。

今日は無事に昼食介助できました。