御嶽山を撮影に開田高原にまでやって来ましたが、御嶽山の山頂に雲がかかり、撮影を諦めました。
その後、開田を少し散策したところで体が冷えてきて、温かい蕎麦でも食べて体を温めることにしました。
「さて、どこに行くかな」
実はこの日、いいものを持ってきていました。これ、
『ガイドのトラ 信州そば』です。
以前買ったもので、長野県のそば屋1100店舗の中から、厳選された290店が紹介されています。で、開田高原のところを見ると、
「特産のすんきそばを味わって」と紹介されていたそば処まつばが気になりました。
「よし、ここだ。決定」
やって来ました、まつば。
すでに数台、車が入っていました。店内に入り席に着くと、
まん中にテーブル席、左右が小上がり席でした。いたって、シンプル、小ぎれい。
メニュー拝見。
ありました。温かいそばの上から二つ目。確認し、注文。
「すんきそば 1つ」
出てくる間、『ガイドのトラ』にのっている紹介文を読みました。
「地元開田や安曇野産のそばの風味を大切に、自家製粉して打っている。名物は、自家製すんきを使ったすんきそば。すんきの酸味とそばの甘味が合う名物」と。
「ん?! すんきって何?」
検索してみると、
「すんきとは、赤かぶの葉を塩を一切使わずに乳酸発酵させた無塩の漬物のことで、木曽地方に古くから伝わる発酵食品のこと」と。
「なるほど、すんきがのっている温そばのことだね」
理解できたところに、出てきました。よく見ると、
「なるほど、なるほど、漬物らしきものがのっている」
食べてみると、すんきは確かに酸っぱいですが、塩味は感じませんでした。ただお汁が…。残念、生ぬるい感じでした。「はふはふ」言いながら食べて、冷えた体を温めたかったのに…。
「大将! への次郎、不満だよ~」
レジのところに行ったら、
[御嶽百草丸かぁ。胃腸薬だね」
木曽地域に伝わる伝統薬を製造している工場が近くにあるようですね。
「すんきそばといい、御嶽百草丸といい、木曽は伝統を大切にするなぁ」
【評価 なし】