丙丁童子のブログ 

◎まだ、だれもいっていない、そんなこと、あんなこと。(童子)

丙丁童子の為替週報(01/21-01/25)  01/19記入

2019-01-19 17:18:12 | 2017年3月~2021年7月

すみません 日付が1週間ずれておりました。 訂正しました。(1/27訂正)

  2019/1/21 から   2019/1/25         記入日 2019/1/19
1.来週の見通し
  ドル/円   107.50 110.80  
    注目の米中摩擦であるが、構造協議を前に反撃を仕掛けた中国が先週の動きで、トランプ政権内の内通者と示し合わせた「謙信の七尾城攻略」戦略ではなかったかとみるのは筆者だけかもしれない。米中摩擦緩和期待は一気に膨張し株価高騰、円安となって越週した。週末にはホワイトハウスが第二回米朝首脳会議を開催すると発表し、表面上の融和演出にトランプ政権ものっかった形に見える。心配していたダウが25000に乗れば市場の雰囲気も一変するであろう。しばし。「雪解け」の夢に浸るのがいいのではなかろうか。しかし、冬はこれからが本番、節分にもまだなってはいない。トランプ政権内でどのような動きとなるか、構造協議を前に矛を収めることはあり得ないとみる筆者からは、用心を忘れぬように 利食い千両であるぞ と昨年10月の警句を再度かかげたい。なお、謙信はせっかくとった七尾城は捨て、一気に柴田勝家軍を、攻めうち破ったのだが、中国は謙信のような一向(いや仏教全体の)宗徒の声なき応援団がついているわけではなく、むしろ四面楚歌の戦いで、むしろ義があるのは米側なのだと筆者は考える。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  ユーロ/円   123.00 127.00  
    メイ首相に同情の念を感じたのは私だけではないだろう。離脱案は大差で否決されたのに、辞めさせてももらえない。来週には代替案の呈示までしなければならない。離脱延期とかもう一回国民投票とか冗談のような話が無責任にされている。英国進出企業は合意なき離脱に備える必要があるのだろう。来週は日銀とECBの政策決定会合、安倍首相も出席するダボス会議があるが、サプライズはないのではないか。出口だと宣言したのに景気がわるい欧州と、出口が見えないといいながら弾の尽きた日銀に期待するのが可哀想ではなかろうか。また、TPP11の成果を意気揚々と持ち込むのはいいが、地道にメンバー(例えば英国)を増やす努力もしっかり行ってきてもらいたいものだ。
   
   
   
   
   
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2.先週の動き
  今週は政治イベントが頻発した週であった。週初の日露外相会議では、ロシアが硬化、いいだしっぺにもかかわらず、平和条約締結に尻込み、日本を非難するという錯乱状態。もっとすごいのが英議会のEU離脱案採決で、離脱案は大差で否決しながら、誰も貧乏くじはひきたくないと、不信任案は否決。離脱延期を期待するという無責任ぶりで、既存政治勢力の党利党略・無責任ぶりを露骨に示すこととなった。動きがあったのは「米中」で 30/31日に閣僚級の米中協議を行うとの発表があり、HUAWAY(華為)創業者が悪びれるどころか居直って記者会見、中国は輸入を増やし6年後には貿易黒字をゼロとすると提案との報道、機を一にしてムニューシンが対中国関税を取り下げるという提案をトランプ政権内で行ったという報道がなされた。対中摩擦緩和期待は膨張し、週後半は株価高騰、米金利上昇、日米金利差拡大もあり、円安への動きとなった。(本邦債券は利回りはほぼ横ばいのほぼゼロ金利(0.01~0.002)で、米金利が上昇してもあがらないという動きに見える。)また週末には第二回米朝首脳会談が2月末との発表があった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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格納レポート
    190119__00来週の予想
    190119__01a相場を考える.(長期的な経済・政治情勢、の分析・現状認識です)
    190119__01b相場を観る.(中長期的な為替・株(日経/NYKダウ)のチャート分析です)
    190119__02先週の動き
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    みずほ銀行 「外国為替ダイジェスト」       190114~190118  (本邦祝日は休刊)
    三菱UFJ銀行 Daily Market Report   190114~190118


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