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タイの首都バンコクで20日、王室改革やプラユット内閣の退陣を求める数千人の学生らが王宮へ行進し、警備していた警察にワチラロンコン国王あての公開書簡を手渡した。前日、市内のタマサート大や、近くの王宮前広場に集まって政権の言論弾圧などを批判した数万人の学生らの一部。10月14日に再びデモを計画している。
学生らの集会には政権と対立するタクシン元首相派の支持者も加わった。タイのメディアは集会の参加者を5万人前後と推測。2014年に当時のプラユット陸軍司令官(現首相)が主導したクーデター後では最大規模の反政府集会となった。
学生らは集会で(1)プラユット首相らの辞職(2)軍政下で定めた憲法の改正(3)王室改革――を主張した。書簡はプラユット政権を独裁と批判し、国軍と密接な関わりを持つ王室の改革を求めた。リーダーの一人のパリット氏は「王室は政治問題の根源だ」と主張した。学生らは国王が筆頭株主のタイ金融大手サイアム商業銀行からの預金引き出しを市民に求めた。
タイには不敬罪があり、王室のあり方を議論するのはタブーとされる。学生らは1973年に民主化運動への武力弾圧で多数の死傷者が出た10月14日、反政府デモを計画し、労働者にストライキを呼びかける構えだ。
(*日経 記事)写真:バンコクの王宮前広場に集まった反政府デモの参加者(19日、バンコク)=ロイター(童子追記:「微笑みの国タイ」国民の内面の、正義感・信念への強固な意志はその人当たりの柔らかな物腰からはとても想像できない強いものがある。不敬罪による極刑のリスクも犯す学生たちの思いの、その背景はとても重い。)なお、本日の夕方の市況は円高の状況が追えるよう、少し遅めにします
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