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この10年間の中国情報機関の歴史は、そのまま習近平(シー・ジンピン)国家主席が強大な支配力を握るに至るまでの歴史でもあり、米政府の過敏な反応はこれにも起因する。習氏は大規模な反腐敗活動を展開したが、最大の戦利品は周永康氏だった。周氏は15年、共産党政治局の常務委員経験者としては初めて、重罪で有罪判決を受け、終身刑に処せられた。習氏は周氏の逮捕で政敵をひとり葬っただけでなく、前政権で周氏が率いた治安機関の反乱を画策することもできた。周氏は中国情報機関の事実上のトップだった間、「独自の外交部局」(ファリゴ氏)を設置し、中国の他の指導者を調べることもしていた。ファリゴ氏は、「周永康氏の旧システム」の粛清で、習氏は「中国共産党、中国人民解放軍と機密情報機関の支配権を掌握できた」と結論づけている。(日経 FT記事より)
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