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米連邦準備理事会(FRB)が金利誘導で難題に直面している。量的緩和を縮小してきた影響で米銀行内の余裕資金が少なくなり、短期金利が急上昇しやすくなっているためだ。金融調節を担当するニューヨーク連銀は連日、非常手段を活用して金利を制御した。市場では金利の円滑な誘導のために、将来的に量的緩和を再開するとの思惑も一部で浮上している。短期金利市場は金融機関同士が資金を融通する際の要を担う。中銀にとって金融政策の効果を発揮させる重要な経路だ。(中略)短期金利が振れやすくなっているのは構造的な要因もある。FRBは2年ほど前から保有資産の縮小を進めた結果、米銀行のシステム内に残る資金も減ってきた。銀行がFRBに預ける「超過準備」という余剰資金は17年末に2兆1千億ドル強あったが、今年8月には1兆4千億ドル弱に減った。この影響でバッファーが薄くなり、小さなきっかけでも金利が急上昇しやすくなったとの指摘がある。金利の上げ下げから量的緩和まで金融政策が複雑化し、FRB自体も金利の制御に苦心する構図になっている。(日経記事より)昔、インフレ退治のため、日銀に倣って、マネタリスト的な金融調節をFRBが行ったレーガン政権のころを思い出した。
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