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8日投票されたアイルランドの下院総選挙(定数160)は、バラッカー首相率いる与党と2つの野党の計3党が得票率20%台前半で並ぶ混戦になっている。開票は10日まで続く見通し。与党・統一アイルランド党が第1党を守れず、政権交代につながる可能性もある。2つの党の連立でも過半数に届かない恐れがあり、政権樹立に向けた連立協議は難航しそうだ。バラッカー首相は9日、現地メディアに「新政権の樹立には数週間から数カ月かかるかもしれない」と語った。アイルランドの総選挙は比例代表制で、有権者が選挙区の候補者に順位をつける形式で行う。有権者が第1位をつけた得票率では野党第2党のシン・フェイン党が僅差で首位に立った。中道右派で最大野党の共和党が2位で、統一アイルランド党は3位に沈んだ。同党は議席数でも3番手になるとの予測が出ている。躍進したシン・フェイン党は南北アイルランド統一を訴えてテロ行為を繰り返したアイルランド共和軍(IRA)の政治団体が前身だ。今回の選挙では同国の経済成長に伴う住宅価格の高騰への対応として、公費での住宅投資を掲げるなどの歳出拡大策が功を奏し、若年層の支持を集めた。(*日経 記事より)
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