思えば「脱・下請け」から始まった!山ちゃんのレントラ的言いたい放題

函館出身の代表がレントラ便の普及と、公共インフラとしての使命感を強く持って想いのまま綴ります

シリーズ「失敗しない引越し会社選び③ 」

2010年01月15日 | Weblog
本日は、繁忙期における大手引越し会社の特徴を、業界人の私の偏見で述べさせて頂きます。




まず大手(全国ネット)引越し企業。
上場企業も多く、比較的安定した売上げを保ち、有名なだけにそれだけで安心感を覚えます。しかし・・・



〇下請けトラック事業者を使用するケースが見受けられるため、サービス基準にムラが出ます。逆に下請けを中心に営業する商社的な大手企業もあり、一概に安心とは言えません。

〇上記の通り下請け企業を使う企業は、下請け企業の利益分も当然お客様負担になるので、割高になります。

〇大手だけに、広告費その他の維持費等の経費が中堅より大きく、やはり割高になります。

〇「企業は人なり」と言うことばもある通り、一定の教育は受けてはいるが当然担当により
、あたりとハズレが混在します。大手だからといって過度な期待は絶対禁物です、本当に。

〇直近に耳にした話で、引越し当日に「事前に申告していない荷物は積めない」と大手引越し会社のドライバーから杓子定規に断られ、困り果てたお客様が、引越し当日に当社のレントラ便にご依頼して来られたお客様がいます。お客様にお聞きしたところ、積めなかったのはお荷物はそれほど多くはなく、トラックも半分以上空いていたそうです。
事務方と現場の意思の疎通が出来ていない会社ですね。余談ですがこの会社は、全国規模でテレビCMもよく見かけますが、半年位前から経営危機に至っているという話を複数聞いています。

〇破損や紛失があった場合の対応は、比較的安心です。

〇心付け(チップ)は、あげてもあげなくても接客態度は変わりません。もらうとうれしいものですが、私なら引越し終了後、感謝の気持ちが芽生えた場合にのみ差し上げたいですね。

〇作業終了後のアンケートを目の前で書かされる場合がありますが、本人を目の前にして悪くは書けません。アンケート調査結果をホームページで公表しPRしている企業もありますが、あてにはなりません。

〇口コミサイトでは大手が多く登場してきますが、良い話は自作自演の可能性があります。話半分以下で受け取っていいと思います。仮に本当でもその優秀なスタッフが当たる可能性は皆無に近いと思います。
私でしたら、悪い書き込みが少ない会社を選びます。


〇大手だからと言って時間通りに来るかと言えば、NOです。全く関係ありません。
繁忙期は、無理やり受注し、連日深夜まで何件も掛け持ちで作業している為、想像以上に士気が下がり作業効率は上がりません。15時到着の予定があきらめかけた20時過ぎに到着したと言う話も珍しくありません。特に某社は有名です。


話は変わります。
近年引越し比較サイトが増えていますが、私個人的には絶対おススメできません。
理由は試してみて(業者側として)わかったのですが、アフィリエイト等のサクラが多く成約率は非常に低いのです。
当たり前ですよね、1件のお客様に10社前後が同時見積りする訳ですからその時点で成約率1割です。
見積もる側もそれを理解していますので、成約率を上げるため極端に低い料金で見積もります。
そうなると、どうなるか・・・
実際に見積りに来てもらうと、料金が跳ね上がります。場合によっては大幅な追加料金を請求されます。
また、実際に利用した方に何人もお聞きすることですが、とにかく企業側の営業がしつこいようです。「メールにて連絡希望」と書いたにも関わらず連日電話攻勢にあったとか、1ヶ月位電話が続いたというお話もあります。

トラブル防止のためにも、一括サイトの見積りだけで選ぶのはやめた方が無難です。
私でしたら、返信してきたメールの内容のみ見比べて、企業姿勢のみ確認し候補にする程度にします。





ということで本日はこの辺で。
次回は中堅の引越し企業の特徴を書いてみます。

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