思えば「脱・下請け」から始まった!山ちゃんのレントラ的言いたい放題

函館出身の代表がレントラ便の普及と、公共インフラとしての使命感を強く持って想いのまま綴ります

地球が溶ける日

2008年02月12日 | Weblog
いつぞやの日経新聞「明日への話題」から経済学者 野口悠紀雄氏の寄稿より



「将来、太陽は燃料である水素を燃やしつくし、直径が今の百倍ほどに膨れ上がっ

て、オリオン座のベテルギウスのような赤色巨星になる。水星、金星を飲み込み

、そしてやがては地球をも飲み込む。



中略


そうなる前に、紅蓮の火の玉は空一杯に広がり、あらゆるものを焼き尽くす。空間

は高熱で満ち、海は干上がり、岩は蒸発する。それは恐ろしくも荘厳な眺めだろう。

この惑星は、生命を永遠に育む場所ではないのだ。人類の遠い子孫は、この危機をどうやって切り抜けるのか?

もし人間の命が永遠なら、ただちに対策委員会を作らねばならぬところだ。

しかし、この予測を聞いても誰も驚かない。「将来」といっても50億年も先のことだから。

そして、人の寿命は、それとは比較にならないほど短いから。

灼熱地獄が必ず到来すると分かっていながら、われわれは、それを恐れる必要はない。

世界の美しさを安心して楽しめるのは、人間の命が有限なためだと考えると、とても不思議だ。

不老不死の妙薬を求めた昔の皇帝たちの、何と愚かだったことか。

私が生きる間、太陽は今年の同じように輝き、惠の光を地上にそそぐだろう。

暑さのあとには実りの秋が訪れ、樹の枝はそれぞれの実でたわわになるだろう。

葉は色づいて落ち、やがて冬が来る。そして再び春が巡るだろう。

私は、それをあと、数えられるだけの回数しか見ることができない。

しかし、それこそが感謝すべきことなのだ。」



読んでいて

1日、1日を感謝して、生きなければと思いながら、やがて私も死ぬ瞬間が来ることを、ふと自覚してしましました。

しかし、スケールの大きな話です。