犬の散歩

柴犬が家にやってきた。

YKさんと山へ

2008年02月25日 | Weblog
今回はYKさんと山へ出かけました。

その内容を、YKさんに連絡を入れて私のプログに載させて頂く事にしました。




本日の猟果、猪3頭(ただし極小(笑))

今日はブログを通して知り合ったMED氏に猪猟を見せていただいた。
見るだけではつまらないのでもちろん鉄砲をもって行った。

MED氏は甲斐犬を使い猪を穫っている。
犬は1頭、人間は独り、獲物は猪、、、熊が保護されている広島では究極の単独猟だ。

今回はM氏のされている「鳴き止犬による単独猟」というかなり興味をそそられる猟法ということで無理に見学をお願いした。

私は本格的な猪猟は今回が初めてだ。
邪魔をしないようにしなくては。


早朝、MED氏と待ち合わせをしアトレーに乗り合わせて猟場に向う。
MED氏の猟場は私が雉を穫っている猟場でもある。
もちろん雉と猪では付き場が違うので、歩く場所は違う。

MED氏に相談すると「違った猟場も気分が変わっていいね」ということで、私が雉猟で歩いていて「猪が多いなぁ」と思う場所へ案内した。
谷の入り口で地形をみてもらって攻め方を決定してもらう。
MED氏の攻め方は基本は尾根歩きのようだ。
尾根を歩き、谷からの吹き上げる風にのった猪の臭いを犬がキャッチして場所を特定する。

MED氏の甲斐犬は淡々と歩きレンジは30メートルというところだ。
もう少し激しい捜索を想像していたので肩すかしを食らった気がしたが、この感じはベルやアンジーが夕方になって疲れてきたときのイメージに似ているのですぐに慣れてしまった。

犬の様子をみていると吹き上げる風に向い頻繁に高鼻を使う。
気になる臭いがあるとレンジを伸ばして谷の中腹あたりまで下がってシダの中などを捜索している。
まさしく鳥猟犬の捜索と同じようだ。
うちの犬だともう少しレンジが狭く、連絡の回数が多い。

猪猟だと犬探しに苦労するというイメージがあるが、この犬の場合はまず行方不明になることはないだろう。
気が済むまで怪しいポイントを捜索すると必ず帰ってくる。

2回目に入ったポイントで最初の出会いがあった。
山の中腹から尾根に向って登っていたとき、上で犬が鳴いた。
MED氏は無線を聞きながら「鳴いたよ」といって、無線機のボリュームを絞る。
鳴き声は生で聞こえてくる距離だ。

30秒もしないうちに声は止ったが、上からガサガサと薮を抜けて猪が出てきた。
40キロくらいの猪で、私たちから15メートルほど前方を横切って行く。
丸見えだ。
一瞬おいて犬が後を追う。

撃っていれば穫っている。。。。
しかしMED氏は「ああ、猪が見れましたね!」とニコニコしている。
「今度は止めている所が見たいでしょう」と。

・・・・なんと欲の無い人だ(笑)


それから数回、犬は鳴いたがその声は長くは続かない。
MED氏は「今日はなかなか止らないですねぇ」と言っている。
「これくらいなら普通の犬でもやります。止めた時はこんなもんじゃないですよ」

なんとかそれを見てみたい。

場所を大きく移動し、また私が気になっていた山に入ってみた。
普段、鳥撃ちで歩くよりかなり上を歩く。
私たちが尾根にとりついて縦走体勢に入ると、犬の鳴き声が聞こえてきた。
しかし、灌木の枝をかき分け声の方向に進んでいる途中で声が止ってしまう。

そこへガサガサと犬が戻ってきた。
そしてMED氏の顔を見るとすぅと元来た方向に戻って行く。

「呼びにきましたね」

MED氏はそういうと犬の後を追い始めた。
私も遅れないようについていく。

犬についていくと陽当たりのいいシダの斜面に出た。
そこまでくると犬はまた吠え始める。
私と犬までの距離は3メートルほどだ。
シダは私の腰ほどの深さで犬も猪も埋まっている。
犬は尻尾を振って吠えているので場所は特定できる。

MED氏に断って極力静かに前進する。
犬の前方3メートルあたりからフゥ===ッという猪のうなり声が聞こえる。
シダもガサガサと揺れている。
犬は私の足下だ。
犬の位置を何度も確認し、誤射しないようにシダの揺れている部分に向って発砲。
シダの揺れは少し斜面を降りたのでそこにも発砲。

ギィィィ===と猪の悲鳴が聞こえた。

「犬が噛んでいると思うから行って止めを撃ってください」

「わかりました」

シダの斜面をかき分けて斜面を下りると、ウリ坊を噛んでいる犬が見えた。
残念ながら私が撃ったのは親ではなく、ウリ坊だったようだ(笑)

これがMED氏の猟法だ。
今回は子供連れに当たってしまったが、単独の猪なら間違いなくそれを撃っている。
タイミングがよければシダの切れ目で止めていて猪が丸見えの時もあるらしい。

その後も何度もチャンスは巡ってきた。
しかし、温暖なこの地域ではすでに猪は出産シーズンを迎えているようで、ウリ坊が非常に多い。
子供を連れた母猪は子供をかばうために複雑な動きをするのか、親を止めていても子が動くので気が散るのか。。。
なかなか射撃するまでに至らない。
頑張って夕方まできっちり歩いたが、非常に楽しかった。

私は猪猟は初めてなので、他の犬と比べてとか、他の猟法と比べてという考え方はできない。
しかし、おおよそ他の猪猟師に聞く話と比べるとかなり珍しい猟法なのだと思う。
それはMED氏が使役している甲斐犬があってこそできるものだろう。
咬み犬なら複数必要だし、深いシダの中では猪に有利なので犬がやられてしまう。
普通の鳴き犬なら単独では人間が近寄るまで長時間猪を止めておくことはできないだろう。

その後は広島市内に帰り着くと、焼き肉屋に直行(笑)
今日の反省会をひらく。

MED氏とは初対面だったが、不思議なもので一緒に山歩きをするとその人の人となりみたいなものが判るのだ。
私は人見知りするほうだが、丸一日一緒に歩くことで気心知れた仲になることができる。
焼き肉をつつきながら犬の話を中心に盛り上がった。

来期はもう少し早い時期にまた同行させてもらって更に違う条件での猪猟をみてせもらおうと思う。
本気でやるなら20番の上下2連を法律ギリギリまで切り詰めた銃が必要だな(笑)

今回は貴重な体験をさせていただいた。
MEDさん、ありがとうございました。
近いうちに鴨で一杯やりましょう(笑)



私の感想はYKさんの、肩付けを見ていると射撃が上手なのが良く解りました。
私がいつも通りボーとしているうちに、あっと言う一瞬の内に肩付けが出来て
撃つ体制になっている。

また何をやらせても、凄いだろうと思ったのは、実に犬の動きを見て観察を
しているようだ。

あの研究熱心さを見習わねばと思いました。

犬が大好きなのは、どちらも譲らない程にすきなので、県内に新しい
友人が出来て嬉しかった一日でした。

Hさんから

2008年02月20日 | Weblog
Hさんから、黄金丸が吠えとめて獲った初の獲物の燻製が
届いてきました。

部位事に綺麗に分かれて、真空パックになっていました。
さすがにプロに頼んだだけは有ります。

黄金丸の初獲物なので、妻と楽しんで乾杯をしながら
頂こうと思います。


話は変わりますが、昨日の話題のついでに、

山に入れだして、家の犬を猪訓練所に入れた事が
あります。

他の人の犬は、小屋から出している猪を目で探して吠えたり
絡んだりして見た目が派手でよかったです。

私の犬を入れた時は、猪の小屋に向かって吠えていました。

はっきり言って笑っていた人がいました。

でも、いいんです!

私はこれで自己満足をしています。

この小屋の中には、見えないですがまだ沢山の猪がいて
匂いも充満しているから、目で猪を探す犬ではなく
実戦で猪を匂いで探している犬なんだからと、笑われても
自己満足をしていました。

これは見切りもしないで、犬任せで猪を探させているから
かも知れませんね。

見切る場合は、人がある程度猪の匂いの有る近くまで
犬を連れて行きますからね。

私の考えと違う

2008年02月20日 | Weblog
昨日銃の検査がありました。

そこである人が、私の猟場に行って猪を獲ろうと
したらしいのですが、猪に足を噛まれて足が宙ぶらりんに
なっていたそうです。

その人の話では、「あそこは犬が猪に行かないような弱い犬で
無いと、猪にやられて駄目」と言われていました。

私は犬や猟に関しては、素人そのものだと思われているので
知らないふりをしていました。

確かに素人そのもので、ただの犬好きですからね。

私の思いは 『行かない犬だと、
捜索意欲が無く、猪を探しきらなく、仮に匂いをとっていても
匂いが篭る所なので、怖くて知らないふりをする』と思います。

頭数入れる場合は、先導犬がいて、先導犬も他の犬が
加勢してくれるのを解っているので、最初は吠えて仲間を
待って行く場合もあると思います。

弱い犬ではなく、警戒心があり、周りの状況、猪の強さ、
猪の数が何頭いるかなど、慎重に観察する賢い犬の方が
良いと思う。

周り状況も相手も解らずに、無鉄砲に猪に行くような
犬は確かにやられる確立が高くて、猪にも良く行くと
思いますが、私は猟に使用したくないです。

ネタが無いので、簡単に書きました。

日本人と言っても、色々いるように猟犬も色々で
上に書いた限りではなく、又猟場の地形、猟場の植物
や木の植生、風の向き、隠れている場所、犬の行き方、
人間の近寄り方、猪のその時の気持ち、朝と昼から、猪の性格、
猪の強さ、猟期に他の犬とどう関わった、
撃たれたり人に脅された経験が有る猪か、etc

色々あり、いまだに私は猟が良く解りませんが、
勝手に思いを書きました。

これだけは言えるのは、犬も人も事故も怪我も無く
無事に帰宅できるのが一番良い事です。


迷い犬

2008年02月15日 | Weblog
熊本で豆柴の直ちゃんが行方不明になったようです。

繊細プログは、下記のアドレスを見てください。


http://maigonoshiba.blog37.fc2.com/blog-category-3.html

飼い主の方は、自分自身に置き換えたら凄く心配をしていると
思われます。

ご協力をお願いします。


今日は山へ

2008年02月11日 | Weblog
今日は山へ出かけました。

甲斐犬 海(かい)の飼い主の方と一緒です。

銃の下手なのを、確認をしていただく為に
言ったようです。

昼過ぎに、姫が猪を広い羊歯の中で起して、
10m位鳴いて羊歯の中から綺麗な所まで追い出して、止めていました。

そこで撃ったのですが、外してしまいました。

外す方が、難しいような感じでいたけど(-_-;)

最後に帰る前には、又羊歯の中に向かって吠えていたので
姫の吠えている方向を覗き込むと、猪がいたので撃とうと
しましたが、引き金が引けません。

数回弾を確認したり、開閉レバーを確認したり、安全子を確認して
撃とうとしましたが、引き金が引けませんでした。

目の前に猪がいて、姫が鳴いて一生懸命に止めているのに、
一か八かで余り狙わないでも当るだろうから、そちらに
向かって撃ったら、弾が出て外れてしまいました。

姫に悪い事をしてしまいました。

詳しくは、一緒に行った海パパのプログに書いています。


http://blog.goo.ne.jp/kai88_2005/


銃を撃つのが下手なのを、確認をしていただきに
一緒に行った様なものでした(笑)

猪犬 黄金丸

2008年02月05日 | Weblog
今日Hさんよりメールが届きました。

『今日、半日の予定で山入れしました。

山の斜面を横方向へ狩り進んでいたところ、黄金丸が私の前方20m程を臭いをとった様にして、下の小桧の方へ走り込むのを見ました。そちらへ向かっていたら吠え出したので、ゆっくり接近していたら、猪の捲るドドドーッと音がしました。私の所へ帰って来るだろうと思って様子を見ていたら、また吠え始めたので、これは獲れると思い、どうにか黄金丸の後ろ2mまで近づきました。私の接近を知った黄金丸が、吠えながら3m程前進すると、猪が捲って来たので撃ちました。黄金丸は初めての事ゆえ、猪が倒れていても、まだ吠えています。2~3分後にやっと咬みだしたので、私も安心して一休みできました。

8ヶ月の仔犬が、吠え止め犬として極めてオーソドックスな獲り方ができたことに感心しています。やはり姫の特性を受け継いでいますね。

猪は60kgの牝でよく太っています。プロにベーコン加工させて広島へ送ります。少しは黄金丸の頑張った味がすると思います。もう2頭獲ったら、私も家内にコーヒーを入れてもらい、山で楽しみたいと思います。 』

と言った内容でメールが届きました。

既に主人を意識をして、成犬のような猟芸に感心をして
すぐに嬉しくてHさんに電話を入れました。

里としては、嬉しくて妻と何度もメールを読み直しました。

生まれて間もない頃の、動画を載せます。

困った主人

2008年02月02日 | Weblog
今日は姫の気持ちを書きます。

今日も朝早くから猟に出かけられて嬉しいワン

さあ今日もしっかりと猪を探そー

でもご主人さんは、先週も探して、ワンワン教えて上げたのに、
撃って外すし。  動く猪は全然あたらん! ヘタッピーで
付き合われんわ

まあ今日も餌を貰ってるんで、猪がおる所を教えるだけ教えたろか・・・

おったおった「ウーワンワン、ここにおるで!早く来いワンワン」

まあ早く来たな!  ここからが問題の主人じゃ・・・

「そこの下におるワンワン」 『ガサガサ』オイ何しとるんじゃい!

ホラ見てみい逃げたじゃないか、追いかけて行かんじゃないか、
世話が焼ける主人じゃ~

ほらほら 「ワンワンここで猪が止った ワンワン」

今度は逃がすなよー  羊歯の中じゃけん主人には見えんかのう?

ここに居るんじゃけど、もう少し猪に近づいて、一発主人の前に出しちゃろう~

『ガサガサ バキバキ』 バーン と銃声が鳴ったが、又あたってない!

又追いかけて行かんじゃいけん!  ハッハツ追いかけたけど解らんかった!

あんたほんまに銃を撃つのが下手じゃのう

まあ いつもの事じゃけん 慣れたけどね。

まあ 山で自由に動き回れるから良いか・・・

さあ! 探そう・・・

雨も降り出したし、主人はどうするんじゃろうかの

雨は降るが、明日は奥さんと遊びに行く約束しとるけん
雨の中続行か・・・

じゃー又探しちゃろうか

「ワンワン ここにおるでー 羊歯の中に居るでー ワンワン」

おお主人も来たわ! でも猪が動いたらあたらんので、綺麗な所で動かさんようにせんじゃいけん!

困った主人じゃ!

「ワンワン ホラホラ その先の綺麗な所で猪が止ったでー ワンワン」

静かに来いよー せっかく羊歯の中からだしたんじゃけん 10mも離れとらんじゃろー ワンワン

来た来た 3、4mの距離か、止っているのでよく時間をかけて
狙ってるが、あたるんかいの

バーン 逃げた 。  でも血が落ちている。 まぐれで当たったか追いかけて行こう


ワンワン ここにおるでー  主人が来たわ!

デジカメ出している場合じゃないでー

ほら逃げたじゃないか


ワンワン ここで今度は止ったでー

早く来いよー

「来た来た この羊歯の中に居るでー ワンワン」

バーン やっとやっつけたわ

ほんま、 世話が焼ける主人じゃー

これで、今月のノルマが果たせたんで明日は奥さんと
町で約束通りあそべるじゃろ。

今日は沢山餌をくれよ!