宝蔵門
当初は左右に仁王像を安置することから、かっては仁王門と呼ばれていた。
慶安2年(1649)に徳川家光公によって、本堂などと共に木造では
最後の楼門が建築されました。
元禄5年(1692)に京都の曼殊院門跡良尚法新王の「浅草寺」の
扁額がかけられました。
昭和20年(1945)3月10日の空襲で、本堂と共に焼失しました。
現在の門は昭和39年(1964)に内部三層のうち、上部二層に
近代的防災設備を施した収蔵室を設け、浅草寺の宝物収蔵の宝蔵門
として、大谷重工業・ホテルニューオータニ創始者の大谷米太郎氏の
寄進により、再建されました。
宝蔵門の裏側には仁王像の大わらじが、かけられています。
片方だけの大きさが長さ4,5メートル、巾Ⅰ,5メートル、
重さ500キログラムもある大きなもの。
門全体の大きさは総高22,5メートル(旧仁王門)
総高21,7メートル(現宝蔵門)
下層桁行21,1メートル上層桁行20メートル
下層面積52,6坪、中二層面積52,6坪、上層面積43,8坪
総面積 149,2坪
楼内安置仏様 釈迦如来像(平安時代)
四天王像(持国天・増長天・広目天・多聞天)
風神・雷神像
仁王尊象は木曽ヒノキ造り、 重さ各 約1000キログラム。
阿形像(左側) 吽形像(右側)