わたしたち家族は、市販の白いマスクをしていますが
ちまたで、黒マスクや花柄マスク、
花嫁のようなレースのついたマスクなど、
無味乾燥な日常に潤いをもたらそうとするマスクを見ると
病に負けまいという気概を感じます。
サークルの会員は、手作りした『鬼滅の刃』キャラクターの
マスクを、孫にプレゼントしていました。
このあいだ区役所へ行ったら
職員が、薄紫の地に白い線でパンジーの絵の柄の
マスクをしていました。
お役人も、だいぶ柔らかくなったみたい。
助手席に乗せられて街を走っていたら、
ランニングしている人を発見しました。
それが、マスクフェイスガードというか
安保時代の赤軍がしているような
逆三角形のマスクでした。
色も灰色に枯れ葉色の混じった迷彩色。
着ている服は、タイトなランニングシャツ
(ちなみに黒)。
頭は、ベリーショート。
「まるで全学連みたい」
わたしが運転している夫に言うと、夫は、
「ああいうマスクは、
スポーツ店で売られてるよ」
「えーっ。スポーツ店も、赤軍に関わっていたのか!」
「アホ」
そのランナーは、スレンダーな体をしていて
いかにもイマドキの若者! というオーラがバリバリでした。
コロナも早く廃れるといいんですが。