熱中症にならぬよう不要な外出を控えるようにと、お上のお達し、
そこで「文藝春秋」9月号:1,580円で芥川賞二作品を読む。
今回は二作品とも面白かった。
一作品目:『サンショウウオの四十九日』 朝比奈 秋 著
例によって、小説のタイトルとはなしの筋はほぼ関係ない。
ベトちゃんドクちゃん(結合双生児)に対し、
この小説の主人公は一人なのに脳みそが二つ
それぞれ「瞬」と「杏」二人分の人格がある奇想天外なストーリー
二作品目:『バリ山行』 松永K三蔵 著
バリとは、バリエーションのことで六甲山系の山々に登る際
登山ルートを、わざと外して登山することだそうです。
この主人公は、大手ゼネコンの下請け会社員。
登山しながら下請け会社の悲哀がいろいろ語られる。
俺サマ、農協の「施設建築課」でカントリーエレベーター建設に
関わったので、身につまされる(恨まれてっぺなあ)
この悲哀の会社員、俺サマと同じ名前/はたさん/波多さん なんですなあ。
畠迷惑Roger
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