子供たちが「おばあちゃんちにお泊まり」なので、
めずらしく、ひとりの夜。
明日は祝日だけど私は仕事で、
朝から実家で子供たちを預かってもらわなければならない。
こういう時、前の晩から「お泊まり」にさせてもらうことが
たまにある。
そうすれば、
明日の朝も、私は自分ひとりの仕度をすれば済むので
いつもよりちょっとだけ、ゆっくりできる。
子供たちはふたりとも、
赤ん坊の頃から音に敏感だった。
やっと寝ついたと思っても、
ほんの少しの物音で、また泣き出して起きてしまう。
だから、
子供たちが寝たあとも、できるだけ音を立てずに
息を詰めるようにして、行動していた。
そんなことが何年も続いたから、
音に気を遣って静かに夜を過ごす習慣が
すっかり身についてしまっている。
子供たちも小学生と幼児になって、
もう、それほど神経質になる必要もないはずなのに。
こうしてPCに向かっていても、
何か物音を立てるたびに
一瞬「はっ!」としてしまう。
そして、
「あ、今日は誰もいないんだった・・」
と苦笑いする。
それにしても、
こうしてひとりで家にいると、
おそろしく気が抜けてる感じがする。
とにかく、
ぼーっとしてしまう。
意識はしてないけど、
ふだんはやっぱり、
自分の家にいても、心からリラックスしているわけでは
ないんだな、とあらためて思い知らされる。
明日の朝は、
気が抜け過ぎて寝坊しないように気をつけなきゃ。