In the Nest

ちいさな巣の中から、見上げる空。

夏の匂い

2005-04-30 21:38:46 | Weblog

夜、
仕事から帰ってきて
家の近くでバスを降りると、
ふっと、なつかしいような匂いがした。
夏の草の匂い。
それとも、土の匂いなのかな。

立ち止まって見上げると、
この間まで花満開だった桜の木も、
もう、葉のみどりがどんどん濃くなっている。


季節は変わっていく。



All or Nothing

2005-04-30 21:16:17 | Weblog


いつでも
ぎりぎりのところに
ようよう立っているだけなのに
ほんのちょっと
風が吹いたら
どこへ落ちてしまうかわからないのに
それでも
平気そうな顔をして
笑っているだけなのに


All or Nothing…



Lucky Lilac

2005-04-26 21:08:01 | Weblog

実家に咲いていた、
白いライラック(リラ)の花。


写真でもわかる通り、
ライラックの花は普通、先が四つに分かれているのだけれど、
まれに五つに分かれているものがあって、
もしその花を見つけたら、
黙って飲み込むと、恋人が永遠に心変わりしない・・という
言い伝えがあるのだそう。


見つかるかなぁ?



危険

2005-04-26 00:32:36 | Weblog

私は、JR神戸線で通勤している。
そしてこの二年間、
毎朝、一番前の車両に乗り続けている。

一両目は事故の時もっとも危険、ということは
知っていたけれど、
他の車両に比べて座れる率が高く、
降りたあと改札まで最短距離で行けるという理由から、
この習慣をずっと変えずにいる。


今日私はたまたま仕事が休みで、
自宅で、脱線事故のニュースを見ていた。
テレビに映し出される、見慣れた色の電車。
繰り返される、耳慣れた地名。

そこにいるのは自分だったかもしれない、と本気で思った。


電車だけが危ないわけじゃない。
どこにいても、何をしていても、
いつ何が起こるかわからない。
どれほど周到に、用心深く暮らしていたとしても。


明日の朝も私は、
JRの快速の、一両目に乗っているだろう。

生きていくこと自体、
いつだって、命懸け。



イタドリ

2005-04-24 17:38:13 | Weblog

子供の頃、
すっぱくて特においしくもないのに、
ぽきんと折っては、みんなでかじっていた。
私の住んでいるあたりでは、
なぜか「すっぽん」と呼んでいて、
イタドリという名前を知ったのは、
大人になってからだ。

ネットであちこち見ていると、
そのままかじるのではなくて、
ちゃんと調理して食べればもっとおいしいものらしい。


チャレンジしてみようかな?



芝桜

2005-04-24 16:13:08 | Weblog

白やピンクのじゅうたんを広げるように、
芝桜が咲く。

外を歩けば、
たくさんの花が、競うように咲いている。
いつのまにか来ていた春は、
そのうちに梅雨となり、
気がつけば、暑い夏が始まる・・


心がこうして、
行きつ戻りつしている間にも。



アマドコロ

2005-04-24 15:14:58 | Weblog

アマドコロって、
なんとなくずっと、
「雨処」っていうイメージだったんだけど、
本当は「甘野老」と書くらしい。

ちなみに、
うちの息子の命名は、
「豆電球」。
たしかに・・・(笑



蛇苺

2005-04-24 15:01:54 | Weblog

花はかわいいけど、
実はおいしくない、
ヘビイチゴ。

草の中に、
ぽつりぽつりと咲いていた。



真夜中に

2005-04-24 03:40:43 | Weblog

口の悪いとこ
猫背なとこ
渋すぎる声
くせのある歩きかた
若いコみたいなまあるい字
煙草に火をつける表情
荒っぽいドライビング
バイクで事故った傷あと

浮き沈みする気分屋さん
甘やかしてはくれない だけど 優しい・・


真夜中に思い出す
あなたのかけらをつなぎ合わせて
そっと 抱きしめる・・