空

洗濯物を干そうとベランダに出たら、
雲のかたちがおもしろい。
あわてて部屋に戻り、
カメラを持って、また出てきた。

そんなことしてるから、
ちっとも家事がはかどらない。


広くて青い空はいつでも、
私を微笑ませてくれる。
空を見上げれば、
また頑張ろうって、思うことができる。

さみしい時やつらい時は、
その気持ちを、歌に閉じこめてしまおう。
そのために、歌っているのだから。


そして、
元気で前向きな私を、
あなたに見ていて欲しい。

灯り

灯りは、
そこに人がいるというしるし。
それなのに、
街の灯りを眺めていると、
いつもさみしくなる。

冬の夜景は本当に美しい。
光のひとつひとつが研ぎ澄まされたように見えて、
白い息を吐きながら、
いつまでも眺めていたくなる。

宝石箱をひっくり返したような、
ふるさとの夜景。
一度は出て行き、
もう二度と戻って来ないつもりだった故郷、
だけど私はまたここにいる。

いつか、
さみしい気持ちになることもなく、
夜の灯りを眺められる時も来るのだろうか。