夜

もう
泣きたくないのに

水に浮かぶ花

水面に
ゆらゆらと
揺れる花
抱きとめられる
ことのない
心のように

花

もっと強く
なるんだ
そう決めたんだ

夜明けの月

夜明けの空に
ひとり　取り残された月
早くおうちへおかえりよ
そんなところで泣いてても
あのひとは　来ないから

冬の陽

光は
いつも
空の向こう側

一月の空

変わらなきゃ
だめなんだ
自分を　変えなきゃ
青空に
つぶやいた

背中

歩いてく後ろ姿をじっと見てたんだ
歩いてる自分の後ろ姿なんて見たことないだろうから
知らないかもしれないけど
あなたの歩き方はとっても特徴があるんだよ
なんであんなにクセのある歩き方なんだろ　って
ちょっと笑いながら　いとおしく見てたんだ

そんなふうに　あなたは
ほかの誰とも違う
たったひとりのひとなんだ
私にとっては
そう思いながら
動けずに　あなたをじっと見てたんだ

endless journey

心は
ずっと
旅の途中

1.17 神戸

１月１７日　早朝
神戸の空には有明の月

かくれんぼ

冬枯れの川原で
背の高い
葦の林にかくれんぼ

どこにいても
私を見つけてくれますか・・