夕暮れの川べりで
今年最初の桜を
一緒に見上げてくれたこと
帰らないでって
わがまま聞いて
ぎゅってしてくれたこと
みんな
みんな
ありがと・・
あなたが
そこにいてくれるから
また一年
きっとがんばれる
どんな痛みも
乗り越えて
ちゃんと 前を向いていられる
しんどいことも
いっぱいあるね
だけど
みんな あなたじゃなきゃだめだって
思ってるんだよ
もちろん
わたしも・・
一緒に
がんばろね・・
大好きなミモザの花が
風に揺れていた
まぶしいほどの黄色
ふわふわと 春の色
ひとのことなど
気にせずに
いつだって
あなたらしく
笑ってなさい と
ミモザは微笑んだ
そうだよね
私は私らしく
私にできることをする
それだけでも
きっと
輝くことはできるから
ミモザのように
明るく
風に揺れていよう
やさしさと
強さを持った
春の使いのように
遠く
離れても
夕日を見れば
あいたくなる
さみしいときだけは
さみしい って
甘えることを 許してね
言葉のほかに
なにかを求めたりはしないから
ただ
ばかだな って
笑って聞いてくれたら
それで いいから・・
いつもと違う
橋の向こうに
赤い夕日が
消えていくよ・・
私は もう
どんなにつらい過去も
引きずったりはしない
心に残る痛みも
ぜんぶ 生き続けるエネルギーに変えてみせる
だって
そうしなければ
生きてこられなかったから
これからだって
そうしなければ
きっと 生きてはいけないから
私は
振り返らない
いつだって
今だけを生きていく
どんなことがあっても
春が来れば
花ざかりの下に
ちゃんと 笑って立てるひとになる
そんな私を
ずっと
見ていてほしい・・
みんなと
いっしょに
笑ってる写真が
いちばん
あなたらしくて
好きなんだ
いつまでも
ながめてる
近くて
遠いひと
その手の
ぬくもりだけが
わたしには
真実
だから
ただ
その足もとで
黙って
ちっちゃく
咲いていたい
邪魔は
しないから・・