「美由紀ちゃん、交換日記しようよ。昔おじいいちゃんとおばあちゃんがしていたそうだ」
敏夫が美由紀にこう言う。
「うんやってみよう、携帯メールじゃああじけないよ」
美由紀が微笑んで敏夫に言葉を返した。
その夜敏夫は二人だけの小さな日記帳に、
「ぼくは美由紀ちゃんが大好き」
と書いた。
次の日、美由紀から返事が返って来た。
「私も敏夫ちゃんが大好き」
敏夫はこの美由紀の文章に人知れずうれし泣きをしたのである。
二人の愛は深まって行く。
「美由紀ちゃん、交換日記しようよ。昔おじいいちゃんとおばあちゃんがしていたそうだ」
敏夫が美由紀にこう言う。
「うんやってみよう、携帯メールじゃああじけないよ」
美由紀が微笑んで敏夫に言葉を返した。
その夜敏夫は二人だけの小さな日記帳に、
「ぼくは美由紀ちゃんが大好き」
と書いた。
次の日、美由紀から返事が返って来た。
「私も敏夫ちゃんが大好き」
敏夫はこの美由紀の文章に人知れずうれし泣きをしたのである。
二人の愛は深まって行く。
「初恋はもろくも崩れ破れてしまうとの言葉が気になって」
敏夫が美由紀に心配そうに言う。
「大丈夫、二人がしっかりしてれば何とかなる」
美由紀が敏夫を落ち着かせるように言葉を返した。
「そういってくれると有難い」
敏夫は美由紀の顔を見て笑った。
「ぼくをずっと愛してね」
「もちろん」
二人は笑顔でお互いの顔を見た。
「お互いの愛」
これをしっかりと認識したのだった。
11歳の恋物語は激しさを増す。