ただの碁好きな麺や親父の雑記

麺や食堂爺のひねもすのたりのたりかな

美味しい国産の材料

2018-10-11 09:50:12 | らーめん
我が麺や食堂が立ち上がった時の世相は、
未だ戦争の傷跡が少し残っている様な時代で、
昭和25年前後の朝鮮動乱の後辺りから、
少しずつ景気が良くなりつつあった時ですね。
初代が、喫茶、食事 「ブラジル」を始めた時の、
コーヒーの値段が25円でした。
わずか一年足らずで辞めました。
そしてすぐにラーメン屋に変わりました。
昭和30年2月の事です。
最初の3ヶ月ぐらいを25円で売ってました。
そのあとすぐに40円にしました。
ナルト巻き、ホーレン草、豚チャーシュー「もも肉」ネギ、メンマ「台湾メンマ」
当時の質の良い材料を使ってました。
豚肉も講座豚を使い、ナルトも小田原、網代産
メンマも柔らかい台湾メンマでした。
前の晩に水洗いして塩を取り、ボールに水を張って中にメンマを入れ一晩寝かせ、翌日、朝 水をいれ、火にかけ沸騰させながら、水を絶えず入れ替えて1時間ぐらいかけます。そしたら
それを冷蔵庫に入れまた次の日に煮ます。
醤油、味醂、砂糖、胡椒、鷹の爪、等を入れ。煮るというより炒めます。
少し焦げ目をつけるのがコツかな。
今考えると、非常に贅沢な材料を使っていました。
しかも丁寧に手作りだから、手間が大変です。
商売は、特に個人商店は、あまりに手間も材料も、かけすぎていますね。昔も今もね