学習日記8月26日(月)
ぼくの仲間の通訳ガイドさんたちは、コロナ禍で仕事
をなくしたとき、❶じっとしていた人、❷教職に転じ
た人、❸産業通訳の仕事を手掛けた人、❹翻訳を手掛
けた人…いろんな方向に散っていきました.そのうち、
ぼくも❹はできないかと考えたことがありましたが、
やらなくてよかった.翻訳書のある『ボヌール・デ・
ダム百貨店』でさえ投げ出したのだから、ましてそう
いうものの一切ない翻訳の世界は、何の備えもない人
間がジャングルに入って行くようなものだ.
そういえば、小説を翻訳していると、ときどき辞書不掲載
語に出会う.たとえば、car なら自動車と訳すことができる
が、Bentley となると辞書不掲載になる確率がアップする.
洋服はスーツと訳せばいいだろうが、じゃ、五大陸は?
地球儀の五大陸のことじゃないぞ.メーカー名だ.
洋服の会社名まではどんな大きな和英辞典にも、和仏辞典
にも載っていないだろうね.
歯磨きやハブラシもメーカー名までは載っていないと思う.
「ライオンを買うのを忘れた」と言う文は動物のライオン
じゃないぞ.歯磨き粉だぞ.
そう思うと、週刊誌の翻訳家って、すごいなあ、とつくづく
思う.海外で出された雑誌の翻訳は、記事提出期限はきっと
24時間以内だと思う.しかも、辞書不掲載の固有名詞が満
載のはずだ.
いままでは「同時通訳」の世界が一番難しいと思っていたが、
なかなかどうして、週刊誌の翻訳の世界も神業が必要だと思
う.
おいら、来世も余計なことを考えず、ガイドでがんばります.
せっかくなので、みなさんに、翻訳クイズ:
次の文を翻訳して下さい:
「1日仕事でベンジャミン・フランクリンが我が家に
来てくれた.」
ヒント、そんな人来るわけないぞ.
答えの鍵
面白く訳すなら、福沢諭吉か渋沢栄一だろうね.
さて答は、ぼくもわかりません.ネーティブのかた
がいれば、チェックしてもらえるのでしょうが
おりません.答はないので、謎のままですが、
イギリスもアメリカも行ってみたい国なので、行って来てから
正解の答を書きにきます.それまで下記の怪しい答でがまんしてちょ.
The whole-day work sent me Benjamin Franklin, or a hundred doller bill
As a reword of full-day work, Benjamin Franklin came to me as a note.
紙幣は米国では bill、 英国では note というようです.
(行ったことがないので確認しておりません、あしからず)
Yukichi Fukuzawa came to me with other small money after the full-day work.
ところで、8月26日は、わが叔父の祥月命日でした.
忘れていたので、あわててお供えを買ってきてきました.
叔父のお葬式のときがすごかった.たくさん見知らぬ若い女性が
かけつけ、「故人のお世話になった」といって、みなさんお香典を
お供えしてくださいました.叔父は女性にもてたようですが、
甥の私は真逆で、嫁でさえ、「さいなら」と言って出て行きました.
「いいなあ、おじさん、女性にもてて.」
と思っていたが、その後考えを改め、
「おいらはロボットになろう.なので、女性ロボットのみ受け付け」
このあほな決意のため、ますます女性と縁がなくなった.
もういらないけどな.あと2週間ほどで 70 歳.
あの文豪ゲーテは70歳で17歳の娘っ子に求婚したというが、
そういう人もすごいなあと思う.
世の中、すごい人だらけで、おいら、どうしよう?
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