本日のタイトル「天国からの年賀状」 なんて・・・
新年早々縁起でもない!と思われるかもしれませんが・・・。。。
今年も年賀状が届きました。
最近では、は~ちゃんの年賀状が多くなり・・・母はちょっとさびしいな~と・・・。。。(笑)
そんな中・・・「あっ、今年も届いている・・・」 と・・・
すごく考え込んでしまう年賀状があるんです。
母は・・・は~ちゃんが小学校入学まで、とある吹奏楽団で活動していました。
中学・高校・そして社会人になっても、母の大切な趣味として続けていました。
そんな中で知り合ったたくさんの先輩・後輩達・・・。
そんなある日、高校2年、17歳の若さで1人の男の子が亡くなってしまいました。
心臓麻痺?心筋梗塞?と、ききましたが・・・その若さで、「心臓」・・???
心臓に疾患なんてもっている子ではなかったので、ただただビックリ!
人なつっこくて、母を見ればいつも手を振り「センパ~イ!」と言って駆け寄ってくる・・・
ちょっとイケメンの男の子でした。
今のは~ちゃんの歳まで生きられなかったのです・・・。。。
もうこんな思いはたくさん・・・大事な仲間を失うのはもういやだ!
と思いながら・・・月日は経ち・・・5年前?いや7年位前になる・・・?
今度は親しくしていた同じパートの後輩の女の子Kきもちゃんが・・・
病気だと・・・余命あとわずかだと・・・まだ、30歳代だったKきもちゃんが・・・です。
変わり果てた姿を見せたくない・・・と、お見舞いも拒否している・・・と聞いたので・・・
見舞いも行けず、そのままお別れとなってしまいました。
申し訳なかったけど・・・お通夜・お葬式も行きませんでした。
行けるはずがなかったんです・・・そのときの母には・・・
残された、すてきなダンナ様と、幼い5人の子どもさん・・・
Kきもちゃん、無念だったろうな・・・。。。
お正月前、喪中のはがきが届きました、生前のお礼も書かれていましたが・・・
やがて、Kきもちゃんの記憶も薄れていくのかな~なんて思っていた、そのまた次のお正月
なんと、Kきもちゃんから年賀状が届きました。
もちろん、ダンナ様と5人の子どもさんの名前も一緒ですが・・・
でも、ダンナ様とも子どもたちともチラッ!と会っただけで、
親しく話したこともなかったのですが・・・
それでも、毎年、毎年・・・年賀状が届きます。
はっきり言って・・・戸惑いましたね・・・どうしていいのか、この年賀状。。。
毎年届くこの年賀状・・・天国から届くKきもちゃんからの年賀状・・・
そして、毎年戸惑うお正月・・・。。。
でも、ご家族のKきもちゃんを思う気持ち、
Kきもちゃんのことを忘れないで下さい・・・と願う気持ち、
伝わってくるんですよね・・・(忘れるはずないんだけど・・・)
今年も戸惑ったけど・・・
でも、今年は、Kきもちゃんのことだけでなく、いろんなこと思い出した・・・
あのときの楽しかったこと、たくさん思い出して・・・みんなのこと思い出して
生き生きしていた自分も思い出して・・・何だか楽しくなった!うれしくなった!
だから、今年は思い切って返事を出してみよう・・・と、思います。
Kきもちゃんのご家族に・・・毎年、すてきな思い出をありがとう!と・・・。。。
(今まで失礼なことをしてしまったけど・・・やっと、返事を書く気になれた・・・)
Kきもちゃんとの1番の思い出は・・・
3回目の全日本コンクール、あれは浜松だったな・・・
(母、このときは~ちゃんがお腹の中にいて・・・
飛行機で名古屋空港を経由して浜松入りしたっけ・・・Kきもちゃん、心配してくれたな)
本番直前のリハーサルのとき、Kきもちゃんが母に言ったんです。
「センパイ・・・このフレーズ、どう吹けば良いのか・・・
いまだにわからないんです」 と・・・泣きそうな顔で・・・(笑)
技術的なことを言っても、仕方のない段階だったので・・・
母、一言だけ・・・笑って言いました。
「もし、好きな人がいるのなら・・・その人のこと考えて吹きなさい。。。
目の前にいるのに、声もかけられない・・・そんな切ない気持ち、わかるね?」 と・・・。
Kきもちゃん、見事な演奏でした!すばらしい!
(こいつ・・・恋してるな!そのとき、母、確信しましたが・・・笑)
そのとき・・・Kきもちゃんが思い浮かべたのは誰だったのか・・・
今でもわからないんだけど・・・(笑)
今のダンナ様を思い浮かべたのかどうかは・・・
今でも謎なんだけど・・・(笑)
Kきもちゃんのところに、やがて母が逝ったときに、教えてもらおうと思ってます。
ここ数日、ファンモンの「さよならじゃない」 を聴きますが・・・
たしかに、希望も空も未来もつながってるわけで・・・
あの空の向こうに・・・やがて母も逝くわけですから・・・(笑)
いつかは、Kきもちゃんに会えるわけですから・・・
こわいものなんて・・・何もないよね!
Kきもちゃんの分まで、今年1年、またがんばろう!
と思った・・・このお正月でした。
(人様の顔色伺って・・・いじいじ生きるのは・・・
今年はやめよう・・・と思ってる・・・。)