容疑者Ｘの献身

容疑者Ｘの献身を見た。なんて切ない…。見てて半落ちを思い出した。

恋は盲目？そんな言葉が頭をよぎる。ただ人を好きになっただけなのに…愛とは人をも変えてしまう。この世で答えも正解もないし、効く薬もない。一番難しいものなのかもしれない…。私もあの頃は恋の魔力にかかっていたのかな

凄く切ない映画だけどイヤな切なさじゃなかった。堤真一が演じる役の幸せが伝わって来た。この映画ではああいう愛の伝え方しか出来なかったけど、あれだけ人を愛した経験が無いよりは、あれだけ人を愛せた経験をした方が幸せだと思う

こんな事を思ってたらまたダメ男に引っ掛かってしまう？私もまだまだダメダメなのかもしれないけど…そう思う

愛の流刑地の気持ちもすごく良く分かる愛しさのあまり殺してしまう気持ちも分かる。昔は分からかったけど、狂おしい程人を好きになった経験をして。そういう気持ちも分かるようになった

もうあの頃のように人を愛せない自分がいるけど、取り乱すこともなくバランス良く恋愛が出来てると思う

この映画は本気で人を好きになる事もなかったら殺人を犯すこともなかったのにと思う反面、私は一度でもあれほどまでに人を愛せて幸せだと思う。みんなはどう思うんだろう…？

試練

人生とは生まれた時から歩むべき道は決まっている気がする…自分で選んで切り開いてるように見えても最初からそっちを選ぶようになっていたんじゃないかと思う

それは 険しかろうが辛かろうが幸せだろうがどんな道を選んでも‘この道で良かった’と思うから…。あの時違う道を選んでおけば…と後悔するのはきっと人間が欲深いから。幸せな道でも険しい道でも人間は違う道を選んでいたら…と後悔？する。

試練も与えられてる。イジメや両親の離婚、病気、事故で失った身体の自由。様々な葛藤や試練を乗り越えてきてもうこれ以上はないと思いきや不倫…まさか自分が訴えられる立場におかれるなんて思いもしなかった…

恋愛に必要なのはフィーリング。タイミング。ハプニング。結婚は、胃袋。堪忍袋。おふくろ。人生には登り坂。下り坂。まさかがあると言うけど、まさかなんて意外にその辺に転がってる

不倫なんてしてる人なんて五万といる。そのうち何人がこんな経験をするんだろうか…。誰もが人間は自分がカワイイ。与えられない限り誰もそんな試練に自分からは飛び込まない…。積極的な私だけど、さすがに彼女がいる人に好きとは言えない。そんな私が…そう思うと何だか神に‘この試練に飛び込みなさい’と言われてるようで仕方ない

これからどんな試練が私を待ち受けているのか…私は楽しみだ。色んな試練を乗り越えて分かった事がある。どんな試練も自分を大きくさせてくれる。その後は自分の人生の糧になる。だから逆に私は壁にぶちあたると、この試練は後でどんな事を教えてくれるのだろうと落ち込む事も楽しくなっている

幸せだってそうだ。幸せは長続きしない。それをどう長続きさせるか…努力が必要だ。そう考えると幸せだって試練の一つなのかもしれない

そうなると人生は試練だらけだ。その試練を自分の行動や考え方一つで幸せに持っていければ満足だ。私はこんなアクシデントだらけの自分の人生が愛しくてたまらないし、そんな自分も好き。過去の試練があってこその私。きっとどこかの試練一つとして欠けてはいけなかった。だからこれからもどんどん乗り越えていこう

人間としてどれだけ成長できるか、どれだけイイ女になれるか楽しみだ（笑）

成長

きっと私は もうこの手のダメ男には引っ掛からない。人生ムダだと思える事や後悔を経験しないと気づけないことがいっぱいある。そう思うとムダな事や後悔こそが逆に大事なのかもしれないし、人生ムダな事なんて一つもないと思える。例えば、昔ダメ男にどっぷり浸かった経験がなかったら…彼にハマってお金を取られていたかもしれない。だからどんな事もムダじゃない。勉強になるし

今回はあまりにも展開がめまぐるしくて、妻子持ちだと分かったら「別れたら一緒になろう」とか言い出して彼が一人で盛り上がり、次に奥さんが出てきて修羅場に巻き込まれ…別れを言い出すタイミングが分からなかったし、恋愛の障害が愛だと勘違いしてしまい うっかり貫き通したくなってしまったところがいけなかった

一時は悔しくて悔しくて気が狂いそうで、どんな復讐をしようか…など汚い思いや気持ちでいっぱいだったけど‘人を呪わば穴二つ’で呪って相手が死んでもそれと同じように自分にも災いが訪れて死んでしまう。穴二つとは相手の墓と自分の墓という意味だ。

だからどうしようもないことでイライラするのはやめにした。怒ったり、イライラするのも疲れる。あんな人たちの為に日々の労力を使うなんてもったいない！自分もギスギスしてきちゃうし

だったら楽しいことや面白いことに労力を使った方が断然いいから気持ちを切り替えた

私は大きい心を持ち全てを許せる人間でいたい。色んな事を乗り越えて来た私にはきっとそれが出来る。海援隊も歌ってる♪信じられぬと嘆くよりも人を信じて泣く方がいい～♪私もそんな人間になろう。

この経験を経てまた人間的にも女としても成長出来たかな？少し恋は休憩して色んな本を読んだり、知らない知識を取り入れたり自分を磨こう！

彼は、女性のプライドを満たしてくれる天才だった。女性が言われて嬉しい言葉だったり、言ってほしいと思う言葉を知り尽くしていた。誰もが心地よくなって、勘違いさせてしまうんだよね

でも、本当に誠実で責任感が強い人は軽々しくそんな言葉は口にしない。たまにはそんな言葉も欲しいし必要だけど、言いすぎる男は要注意！何も考えてない空っぽな自分を隠すために言ってるのかもね？！愛が冷めるのも早いタイプだとも思うな

恋の魔法がかかってる時は気づかないと思うけど、だんだん熱も冷めて「あれ？この男口だけだな?」と思ったら諦められる勇気を・・・・！

相談

あまりにもしつこい脅しメールが続いたため私も弁護士に相談に行ってみることにした。その時、私は初めて書かされた念書を見て ビックリした。そこには事実とは違う事が書かされていた

弁護士の人は大丈夫と言ってくれたが、私は私自身のバカさかげんに腹がたった！なんで気づかなかったのか！なんで書いてしまったのか…悔しくて悔しくてたまらなかった

騙された私が悪い？そんな世の中なんて有り得ない、騙す人がいなければ騙される人もいない。騙す方が悪いに決まってる。どうにもならない怒り。相手のやり方の汚さが許せなかった

悔しさのあまり眠れない。誰かに聞いてもらう気にもなれない…。考えるとお腹が熱くなる。腹わたが煮え繰り返るとはこういう意味か。。と実感した。まだ怒りを人に言える時は大丈夫なんだ。本当に怒ると人間は無口で無表情になることを知った
怒りに目が眩んでる奥さんもきっといつか気付くだろう…働いてもない私からお金など取れない。弁護士を雇って報酬を渡す方が高くつく事に。

今となってはなにが真実でどれが嘘だったか分からない…。でも私は二人がグルだったと思ってる…だっておかしなこと満載だもん。私の存在は奥さんも知ってて「離婚するまでは会わないで」みたいに理解を示していたのに、いきなり慰謝料請求なんておかしい。彼が「嫁が引っ越しのお金と当面の生活費50万くれたら出ていくって言われたんだけど、どうしたら良い？」私に言ってきたことがあって、「私が払えない」と言ったから　別居を解消して家に戻ってきて、寄りが戻りました感を出して、不倫関係をでっち上げて慰謝料請求の強行突破に出たんだと思う

でも彼はマメな人だったため、奥さんとの話し合いは逐一メールで報告していたし、彼が独身だと偽っていたメールもある。それにもともと別居中だった時の不貞は罪にならないのだ。もうすでに破綻していたわけで、私が破綻の原因ではないから。幸か不幸かちゃんとした証拠だけは私の元に残った。

結局、訴えてボロが出るのは向こう側だから断固として脅しに乗らなかった私に諦めたのかそれっきり何もしてこなくなった
だって慰謝料請求の時に離婚するから連帯責任で彼に請求する慰謝料も私が払う義務があるなんて言うのはおかしい…。それって逆にもともと破綻してたことの証明だしね。

ムカツク事や腹立たしいことはいっぱいあったけど、彼にお金は一切貸してなかったことが唯一の救いだった。早い段階で気づいたし、関係も早く終わったからね既成事実も作ろうとしてたみたいだし・・早く別れられて良かった。逆に奥さんがいて良かった！じゃなきゃソッコー結婚させられてたと思う。彼は×2で今回の離婚が成立すれば×3になる人だった。しかも全員半年でできちゃった婚！

彼がフリーの時に出会ってなくて本当に良かったと思う。考えただけでもゾッとする。3番目の奥さんマジありがとう。先に彼の餌食になってくれていて！まだまだ神に見放されてないかな？私、悪運強いしね

それにしてもこの件で、なんだか法律に詳しくなってしまった。。こんな体験でもしないと弁護士事務所など行かないだろうし法律だって知る事もなかっただろう…

う～ん人生って面白い！？？

修羅場！？

私は、どんな修羅場が待ち構えているのかとかドキドキしながら歯を磨いて気合いを入れて出発した。話し合いは至って冷静だった。私も聞きたい事は聞けた。やっぱり彼はダメダメだった。借金の事も私には奥さんが好意で名前を貸したと言っていたが奥さんの財布からクレジットカードを抜き出して作ったものだった

その話しが本当かどうかは分からないが、私は彼の言った言葉よりも奥さんの言葉のほうが、真実味があった。朝のいきさつを話したが手紙だけじゃ納得いかないと言われ夜にもう一度ちゃんと彼に別れを言って奥さんにも報告した。これで終わるかと思ったのだが…翌日また奥さんに呼び出されてしまう

私も行かなきゃいいのに行ってしまった。話しは、もう会わないという念書を書いてほしいと言われ、言われるがままに書かされた。その後に慰謝料の請求までされてしまう

帰るなり姉夫婦に相談、私よりも怒り心頭！障害者を騙して金を取ろうなんて腐った根性が許せなかったのだろう。私が障害を負って悔しさや諦めや色んな気持ちを乗り越えてきて、やっと恋だって出来るようになった…そんな経過を１～１０まで見てきた姉達は、法律が守ってくれなくても家族が私を守ろうと一致団結して義兄が相手の所に乗り込んでくれた。

話しをしても話しが通じる相手でもなく、話し合いの最中に夫婦ゲンカが始まり…「あんたが借金するから悪いんだ」とか「慰謝料もらって生活費の足しにするんだ」とか…浮気されて精神的苦痛を味わったとかそんな言葉はひとつも出てこなかった

彼の家はお金なんてなく、米は実家から貰って来たり野菜は裏で畑などをしてる所から捕ってきたりしていて、借金返済でほとんどお金が残らないため保険代や電気代や水道代、ガス代、eat…も払えてない状態だった。お金が無のは怖い。全てを狂わせる。人間を悪魔にまで変えてしまう…。離婚するにもこれから生活するにも金がかかる。奥さんは慰謝料なんてどうでもよく、ただ金が欲しかったのだ

それからは、奥さんからメールでの脅し攻撃が始まった。まるで訴えられたくなかったら金を払えと言わんばかりのメールが来るようになった。私は、訴えるのであれば私も彼を訴える。話しをしても拉致が明かないから早く裁判にして下さいと言ったっきり何もしなかった。相手は早く金が欲しいため、その後も何度も何度も脅しのメールをしてくる

彼との不貞行為の事実を証明出来なければ訴えることは出来ない。とかメールは証拠にならないとか義兄まで訴えるとか…まくしたてたかと思えば、彼は訴えられたくないため示談にしたいから私も示談にしても良いとか。全くもって何がしたいのか分からない。その他も義兄が来た事で離婚になりそうとか…意味が分からない。頭に血がのぼって言ってる事が分かってないのか、何がなんでも脅して金が欲しいのか…もし裁判になったらこのメールが自分の不利になる事が分かってないのか…。


私は、そんな脅しには負けず無視し続けた