雀三郎夫人のmariさんに前売り券を予約しました。
天満天神繁昌亭に着くと、小雨が降っていました。
はっぴを着た若い衆が「前売りの予約をされた方で、まだチケットを受け取っていない方」と言っていたので、
思わず手を上げて「はい」と返事しました。
なんと雀太でした。三度もいました。後半の二人が呼び込みをしていました。
私は、整理番号6番でした。
繁昌亭に向かって、左に1番から50番、右に51番から100番、手前の歩道に100番以上の待合場所です。
この番号順に入場し、自由席の選択が出来ます。
一階席後ろには、補助席も用意されてました。
雀太が、まくらで「この四人の会は、Jr/Middle/Seniorの三つに別れていますが、
今日の会が一番お客さん多いです。」と言っていました。
ネットで探ってみると数年前桂 かい枝師が音頭を取って始められたみたいです。
そこに若手で雀太が加わって、若手中心にJrのまとめ役をしているのではないかと推察されます。
今日の出番です。
来る前にプールに入り少し疲れていたので、うとうとしました。
18:30定刻に前座の桂 文五郎(桂 文珍師の弟子)が、慌ただしく「15分となってますので」と「牛ほめ」を。
入門が2013.01.01だそうで、これから舞台袖で先輩方の噺をしっかり聞いて修行しなさい。
桂紋四郎は、桂春蝶師の弟子だそうです。
私は、先代の春蝶師匠の世代で、現在の春蝶師も聞いたことがありません。御免なさい。
男前だそうです。
私はいま少し度の緩い眼鏡ですので、はっきりした顔が見えません。
三代目春團治師匠の門下だから男前なのでしょう。
「皿屋敷」。春團治師匠を聞いて育った私たちSeniorからは、喋り込んで自分のものにしなさいね、と励ましの言葉を。
桂 そうば(桂 ざこば師の弟子)。ざこば師匠の弟子はみんな“ば”がつくから名前を覚えにくい。
わかば・ひろば・ちょうば・そうば・あおば・りょうばを順に、そらでなかなか言えません。名鑑を見て打ちました。
聞きながら何か納得できない。なんやろ~なんやろ~と思っている内に終わった。
ここで中入りになったので、受け取ったチラシを見て自分なりの思いにたどり着いた。
「関西で生まれてない。」福岡生まれで、神戸大学卒業。
また“上方落語 福岡県人隊”と言うのもあるようですね。
露の団四郎・桂梅團治・笑福亭恭瓶・桂よね吉・笑福亭風喬・桂三四郎・桂そうば 皆さんがメンバーでしょうか。
そう言えば、このメンバーの方の落語聞いていませんね。
そうばさん、次回聞くまでに出来るだけ違和感を無くしていただければ幸いです。
中入り後は、桂三度(桂文枝師匠の弟子)。六代桂文枝師匠の十八番目の弟子だそうです。
ピン芸人としての経験もあり、喋り慣れていますね。
おまけに創作落語ですが、こなれているというか、何度も舞台にかけているというか、
創作者の桂三枝師が偉大というか、ほんと傑作な噺を堪能できました。
トリの雀太。マクラで15人分の会費を払ったら、後はいただくと振ってましたがしっかり財布は重くなったでしょう。
桂米朝一門のお家芸とも言える「壷算」。
雀太のクスグリも入って中々の出来だと思いましたが、慢心することなく芸道に励んで下さい。
見送りは、雀太以外のメンバーが勤めていました。
終わってみると21:00を回っていました。たっぷり二時間半、落語を堪能することが出来ました。
コストパフォーマンスの高い落語会でした。
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