こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。
こっそりとHPの内容を変更しました、、、
その変更内容とは 納期に関する事です。
↓
工賃に関わらず、依頼品が入荷してから3ヶ月です。
しかし、来店者さま限定ですが 工賃3000円以下の場合は即仕上げ渡しをしております。
という内容です。
非常に激しいダメージのリペア依頼が増え続けておりまして
納期が3ヶ月となってしまいました、、、汗
非常に待ちが長くなったので、
ちょっとしたステッチ切れ、破れ、小穴のリペア、ボタンホールリペアなどなど
工賃が3000円以下のリペアであれば、その場ですぐに行なうというサービスです。
(来店者さま限定のサービスですが、、、)
来店してくださるお客さまに対して(特に遠方の方)
ちょっとしたダメージのリペアが3ヶ月待ちというのに
心苦しくなったのが、このサービスを始める理由です。
でも来店の際は必ず予約をしてくださいね!
(お手数ですが、問合せフォームから予約をお願いします)
リペア&リメイク作業で超集中している時に
突然来られても、対応できませんから、、、
さて、今回紹介するのもダメージが色々とあるジーンズです。
ビンテージジーンズです。
かなりの年代物です。
(年代判別のウンチクはあとで書きますので、、、)
左右太もも全体が弱っています。
穴のリペアをしてから、全面補強リペアもします。
左ヒザ部分ですが、他店さまのリペア跡があります。
ここはそのままにして(外さないで)追加のリペアをします。
(そのような要望でした)
左右スソです。
ロールアップ跡がありますが
こちらも生地がかなり弱っているので補強リペアします。
リーバイスのビンテージジーンズです。
(バックポケットのステッチ跡が残っていますね)
お尻周辺の生地も弱っています。
全面補強をします。
左右バックポケットです。
バックポケットに関しては
物を入れたりしないのであれば、リペア不要ですが
ポケットを使われる方はリペアしないと、どんどん破れが進行します。
今回は両ポケットをリペア&全面補強します。
せっかくのリペア依頼なので、細かい部分までお願いしますと言われました。
ベルトループ2箇所がボロボロになっています。
ここは丁寧に解体してからリペアします。
(センターループのリペア跡は外します)
左右カカトです。
これはかなりのダメージです、、、
インシームを解体して丁寧にリペアします。
あとは周辺の弱っている部分も補強します。
では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。
プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、
アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)
ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので
飛ばしてください(苦笑)
ボタンフライなので501
バックポケットに隠しリベット付きなのでXXが確定
フロントリベット裏が銅製なのでギャラ入りが確定
リベット表の刻印は広いです。
これで1950年以降は確定だと思います。
(40年代になると、刻印が中央寄りですから)
赤タブは両面でした。
バックセンターループがずれていない(ど真ん中)なので
革パッチが確定です。
両面タブの革パッチモデルだと
1953年~54年頃なのですが、、、
フライボタン(小ボタン)がフラットタイプなんです!
このボタンは片面タブ(1952年まで)に見られるディテールです。
なので、片面タブ→両面タブへの移行期なんですね。
この 501XX革パッチ両面タブ モデルの製造期間は短いのですが
ディテール変更が毎年のようにあったようなのです、、、(多分)
私なりにそれをまとめてみると
1952年 片面タブ→両面タブに変更、フライボタンはフラットタイプ、センターループずれ無し(真ん中)
1953年 フライボタンがブツブツした通常Rに変更、センターループずれ無し(真ん中)
1954年 フライボタンがブツブツした通常Rのまま、センターループがずれる
1955年 フライボタンが足長Rに変更、センターループずれのまま →ギャラ入り紙パッチになる。
多分、このような流れだと思うのです、、、
何年と言うのまで一致していないと思うのですが、、、
このような変化が見られます。
という訳で、タイトルにもあるように
勝手に52モデルと書かせて頂きました。
(もっと詳しいマニアさま、間違っていたらゴメンなさい、、、)
過去のブログにも違っている事を書いていると思いますが
今書いているのが、一番正しいと思っています。
(年々、XXを見る回数が増え続けているので、色んな違いがわかってきました)
さて、マニアさま以外には どうでも良いウンチクは終了しまして、、、
リペアの続きです、、、
左右のスソ(インシーム)を解体します。
ベルトループを解体します。
(表からのデニムを外すと、こんな穴が空いていました、、、)
バックポケットをリペアするので
ステッチを解きます。
普段見れない、隠しリベット表側です。
予想通りのUFO型です。
(革パッチ期になるとこうなっているようです)
という訳で、ブログが長くなりすぎたので、、、
リペア後のアフターは次回書くことにします。
(スミマセン、ウンチクばかりでした、、、)
では!
・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
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・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
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