ジーンズリペア&リメイク工房 hands-on 日記(旧ブログ)

デニムの産地、岡山から発信するジーンズ日記(2010年12月~2016年1月)

デュードランチのジーンズ 左右太ももの全面補強、左右スソのリペア、後ろポケット、ループは新品に交換

2015年12月04日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



気が付いたら12月でした、、、

毎日時間が全然足りません、、、汗



作業時間の確保が思うように出来ないんですね、、、

昔から不器用な性格で、、、


依頼の受付対応(メール)に時間ばかり使っている状況です。

この先も状況が変わらないようであれば、やり方を変えないとなあ、、、

(ブログはとてもやりがいを感じているので、やめませんよ、、、)



毎月、何日~何日まではオーダー受付しませんとか、、、

(それだとかなり作業に没頭できそう)

いや、、、それは極端だからやめよう、、、

なんて事を1人で考えております。





さて、今回紹介するのはこちら















かなりいい感じの色落ちです。
























破れ穴意外に、左右太もも全体が弱っている状況です。

全面補強をする必要があります。



かなり穿き込まれて、全体が弱くてボロボロですが、、、

想い入れが強くて、このジーンズは捨てれないそうです。






































スソもかなりのダメージですね、、、

かなり長めで穿かれているので、今回はスソを切ってからリペアをします。

その方がリペア代も安く出来ますし、、、




















右後ろポケットです。

サイフの跡が、、、ボロボロになっています。


リペアも出来ますが、、、

かなり高額になりそう、、、


リメイクもお好きな方だったので、新品のデニムに張替えを提案しました。

(そっちが少し安く出来るので、、、)

それじゃ、お任せします! って事で、、、














ベルトループも同じくリペアせずに

新品のデニムに交換します。

(全部交換します)














こちらのブランドは Dude Ranch(デュードランチ)です。

ビンテージ志向の Right-on のオリジナルブランド

そうなんです、、、私の古巣

というか、、、原点。



ここで働いていた頃(2000年頃)に販売していました。

その頃はビンテージブームでしたね、、、

なかなか良い作りのジーンズですよ。

(私も1本持っています、、、リペアを繰り返してボロボロですが)

でも、今は販売されていませんね。

(ビンテージブームの終わりと共に無くなったはずです、、、)






そして、こちらの依頼主が、、、元上司!

しかも同じエリアだったので直属の上司という奴です、、、



いやーーー

辞めてから10年以上経つのに、、、

私の事、覚えていてくださって、、、本当に感謝!


しかも今は岡山にお住まいで、、、(現在もRight-onにお勤めです)

来店して頂きました!


私は今でも、ちょっと緊張します、、、

何か、背筋がピン! みたいな、、、



これは頑張らないといけない、、、

と言いつつ、いつも通りににやるだけですけどね、、、苦笑


細かい部分は特別にサービスしておきます、、、

(お祝いに色々とプレゼントも頂いたし、、、)





それでは出来上がりがこちら。
































左右太ももは全面補強しています。














破れ穴は標準リペア仕上げ。

今回のリペアでアウトシームは開いていません。





















左右のスソはこんな感じです。

チェーンステッチでスソ上げしています。

でも弱い部分は補強しています。













ベルトループは新品なので、リメイク感が出ています。

(新品の在庫があったので、それを使ってみました)

縫いつけはカンヌキ留めです(専用ミシンを使っています)

私の独断で帯裏に hands-on ブランドネームを付けさせて頂きました、、、苦笑
























リメイク感が出ていて、雰囲気が良いですね。













岡山産のセルビッチデニムを使いました!

ここにサイフを入れるとアタリが出るんだろうなあ、、、

色落ちを楽しめる部分です。













ポケットの付け根はカンヌキ留め仕様です。

(オリジナル重視です)






















左右カカトです。

スソ上げしていますが、上の方まで生地が弱っていました。

しっかり補強しています。










それでは

裏から見て行きいましょうか、、、






かなり広範囲に補強しています。














スソの裏側です。

今回、インシームは解体無しのそのままリペアです。

(そこまでして綺麗に直すことに こだわりはないそうで、、、)























後ろポケット付け根のカンヌキ留めの下地は

キッチリと補強しています。


カンヌキ留めはピンポイントで針数が多いので

負担が周囲に掛かってしまいます。

この部分の補強は大切です。



















左右のカカトです。

これだけの補強が必要でした。


スソ上げはチェーンステッチ仕上げです。






以上です。

こちらの工賃が

左右太ももの全面補強、破れ部分の標準リペア 12000円

右後ろポケット新品デニムに交換 3000円

ベルトループを新品に交換 500円×5本=2500円(当店の在庫品を使用した場合)

左右スソの全面補強、破れ部分のリペア 6000円

チェーンステッチスソ上げ 1500円

合計 25000円(別途送料)




納品時に、、、

「おおーー、完璧だ!」 と言って頂きました、、、(ほっとひと安心)



「これを穿いて、本社会議に出るわ!」

「このジーンズを企画した本社の○○さんも喜ぶだろうなあ」

と言われていました。



本当に人とのつながりに感謝します、、、



こうゆうリペアもやっていますので、、、

オーダーお待ちしております。



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岡山のビンテージセレクトショップ バーズ オリジナルペインターパンツ 全体的なリペア

2015年11月29日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



今週も忙しかったです、、、汗

でも、色んな出会いがあって楽しかった。


県北から来店された御年輩のIさん、、、

1970年頃に東京で大学生だったときに

アメ横で買った古着のリーバイスをまだ大切に取ってあると、、、

見せて頂きました!


503BXX 504ZXX (501XX 501ZXXのウエストが小さい版)のオリジナルでした。

「これが私にはジャストサイズなんですよ」との事


当時は501XXはユーズドで5000円位

濃紺で状態の良い物でも1万円位でしたよ!


ビンテージジーンズなんて言葉すら無かった時代です。

(生まれていないので、よくわかりません、、、)


凄い話ですよね、、、

(当時のアメ横の古着屋さん、、、宝の山状態、、、)

リアルなお話が聞けて、本当に楽しかったです。





さて、今回紹介するのは、、、


リペア前のビフォー画像がありません、、、撮り忘れました、、、恥


全部出来上がりのアフター画像のみになります。



ペインターのデニムパンツを紹介します。

ジーンズのリペア依頼が圧倒的に多いのですが、、、

ペインターのデニムパンツもたまにあります。



しかも、こちらは岡山では老舗の

(今年で18周年だそうです)
 
ビンテージ セレクトショップ バーズ →詳しくはこちら

オリジナル ペインターパンツでした!



これが販売されている時に、お店で見ていたので、、、

リペア依頼が来て、ビックリしました。

(今、これは販売されていないと思います)



ではリペア後のビフォー画像をどうぞ。




























左右太ももは広範囲に弱っていたので、全面補強をしています。























Bill=鳥のくちばし という意味だそうです。

お店の名前 Birds とのつながりだと言う事です。

(お店のオーナーからそうゆう風に聞いた記憶が、、、)






















左右のカカトです。

ロールアップされていたようで、、、

かなり擦り切れて、ボロボロになっていました。

こちらも広範囲に補強しています。






数年前に新品だったデニムがここまで色落ちしてボロボロになるとは、、、

依頼主は現場仕事でずっと穿いていたそうです。


「バーズのペインターデニムの色落ちは僕のが一番ですよ!」

って自慢されていました、、、

本当に圧巻の色落ちです。






今回の補強範囲も裏からお見せします。




左右太ももはこれだけ広範囲に補強しています。

しかし、脇は開いていません。

そのままで縫っています。


























スソ部分の補強リペアです。

巻き縫いのシーム部分のダメージは解体してリペアしています。





以上です。

こちらの工賃が

左右太ももの全面補強、ダメージ部分リペア 10000円

左右スソの解体、ダメージ部分リペア、周辺補強 8000円

合計18000円(別途送料)


納品後、喜びのメールを頂きました、、、ほっとひと安心です。




ジーンズだけではなく、ペインターパンツもリペアをやっています。

オーダーお待ちしております。



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リーバイス501-501(Wネーム?)ビッグE 珍品! ビンテージ 全体的に色々なリペア アフター

2015年11月04日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


飛び石でしたがお休みを頂いておりました、、、

とても充実していて、リフレッシュ出来ました。


日曜日は全国のジーンズを通じた仲間や、当店のお客さまでかなりのジーンズバカさん(誉め言葉)

たちとオフ会を開催していました。

話に夢中になってオフ会の写真を撮り忘れてしまいました、、、恥

(ジーンズ好きの間ではかなり有名なあの人もいました、、、)

やっぱり共通の好きな事がある人達と交流するのは楽しいですね。

やって良かったです。


また、機会があれば開催したいですね。

集まってくれたみなさん、この場をお借りして、、、

「お忙しい中、本当にありがとうございました!」





それでは前回の続きです、、、

いきなりリペア後の紹介となります。



















左右太もも全体を補強リペアしています。















特に生地が弱っていた部分は

縫込みを多くして強度を上げています。

















前股裏側の 持ち出し があたって破れていた部分のリペアです。









このように部分解体して、持ち出し を縫いこまないように別々に縫っています。












解体する際は、このジーンズの大切なディテール、、、

前股ズレカン(紫色のカンヌキ)はオリジナルが残るようにしました。



























元のステッチを全部解いてからチェーンステッチを縫い直しました。

綺麗なアタリが出ていた部分なので、、、

アタリがずれないように縫うのが難しい部分です。

表は合わせやすいのですが、裏が難しくて、、、ちょっとズレルのです、、、

今回は上手く出来たと思います。


















バックポケットは解体リペア、全面補強をしています。









裏側はこんな感じ














縫いつけの黒カンヌキは専用ミシンで縫い直しています。


















そして、カンヌキの周辺が弱るのでそこも補強をしています。

(縫い代が硬くなる部分の周辺に負担が掛かって、破れますから、、、)



















ベルトループは解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。

カンヌキは専用ミシンで縫い直しています。













最後に裏からどうぞ。

こんな感じで、広範囲に補強リペアをしています。

(あて布がグレー色なので、見えにくいのですが、、、)




こちらの工賃ですが

左右太ももの全面補強リペア 8000円

前股穴を部分解体リペア 2000円

右後ポケットを解体して全面補強リペア 3500円

左右スソを解いてから、チェーンステッチ入れ直し 1500円

ベルトループ解体リペア 1500円×2本=3000円

合計18000円(別途送料)



納品後に喜びのメールを頂いたので、、、ほっとひと安心です。


生地が弱って、これ以上穿くと破れそうなジーンズは

先に補強をしておくと安心してガンガン穿けますよ。

オーダーお待ちしております。



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リーバイス501-501(Wネーム?)ビッグE 珍品! ビンテージ 全体的に色々なリペア ビフォー

2015年11月01日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


さて、今日はお休みなので

のんびりとブログ更新したいと思います。


納期ですが、、、3ヶ月以内になりました!

とりあえず、この状態をキープ出来る様に頑張ります。

(目の前にはこれからやるべき ハードダメージのジーンズ が待ち構えていますが、、、汗)




あと、、、今日はずっと前から楽しみにしていたイベントがあります。

内容はまだ書けません、、、

イベントが終了したら報告しますので、、、

(イベントに参加した人たちが、先にSNS等でアップするかも?)


今から、ワクワクしています、、、

たまには息抜きしないとね、、、お休みだし、、、





という訳で、今回紹介するのはこちらです。













色落ちが綺麗な古着です。

リーバイス501のビンテージ物です。

(ウンチクは後で説明しますので、、、)
















左右のスソのステッチが抜けています。

こちらは全部解いてから、新たにチェーンステッチで縫い直します。













右後ポケットです。

サイフを入れた跡に沿って、全体的に生地が弱っています。

こちらはポケットを外してから

全面補強リペアをします。

(破れた部分のリペアだけだと、その場しのぎになりますので、、、)















左足





太ももが今にも破れそうな感じ、、、













右足





同じく、太ももが今にも破れそうな感じ、、、



という訳で、、、

左右太ももの全面補強リペアをします。


















ベルトループ2箇所 

ステッチが切れてボロボロです。

こちらは解体リペアをします。

(ベルトループは基本的に解体リペアになります)














前股に小さなダメージがピンポイントであります。

ここは裏側に 持ち出し というパーツがありまして、、、

(ボタンフライが付くパーツ)

その先端が当たってしまって、ダメージになるという

ジーンズ特有の破れです。


ここはそのまま縫うと、持ち出しの硬い部分を縫いこむことになるので

部分解体リペアをします。










ではいつもの、、、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)














フロントボタン横にVステッチです。

これでビッグEの前期型は確定しています。













バックポケットの補強はカンヌキ留め(バータック)です。

(隠しリベットではない)

501XX最終モデル~ビッグEになります。









次にチェックするのは、、、




フロントの股カンヌキ留めの有無です。

小股ステッチから少しずれた部分に紫色のカンヌキが入っていますね。

これを通称 ズレカン と呼んでいます。



カンヌキ無しだとXXの最終モデルなのですが、、、

ここがズレカンになっていると、、、

501XXから501への表記に変わる 移行期 1966年の出来事です。

(501-501という表記のタイプもあります)


通称 Wネーム になります。

これにはパッチが付いていないので、Wネームは見れません、、、



LVCの復刻で501XX 1966年モデルのパッチを見ると

それが再現されていますよ。

見たことのない人は、検索してみて下さい。




<追加事項>-----------------------------------------------------------------

某有名 ビンテージ古着屋のオーナーさまから貴重な情報を頂きました、、、

トップボタン裏がJだと 501-501(通称マルイチ、マルイチ) のWネームだそうです。


それは初めて知りました、、、(恥)

ありがとうございます、、、やっぱり501は奥が深い、、、

-----------------------------------------------------------------------------




このズレカンの時期は非常に短くて

1年後には小股ステッチ上にキッチリ付くようになります。

(カンヌキ色は何種類かあったようです、、、)

そうなると、VステッチでビッグE前期のタイプ物になります。

(パッチが無い時の判別方法だと思います)


タイプ物についても書き出すと、非常に長くなるので、、、

今回は省略します。





さて、タイトルに珍品! と書いています。

その理由なのですが、、、











フライボタン裏が何か違いませんか?














トップボタン裏がこれに対して、、、











フライボタン裏が、、、

隠しリベット!(驚)



これを見た瞬間

「なんじゃ、こりゃ!」

太陽に吠えろの松田優作 殉職シーン風で、、、

と言ってしまったような、、、記憶が、、、(笑)



こんなディテール初めて見ました!


こんな事して大丈夫なの?

リーバイス社、、、



ボタンが取れそうな心配が、、、ありません(笑)

なぜかガッチリ付いています。




ここからは私の勝手な想像の話です、、、

隠しリベットが廃止されて、、、

余った隠しリベットを捨てるのがもったいないと感じた

当時の工場長が、、、(ボタン裏が J工場 だけ?)

「これってボタン裏に形状が似ているから使えるんじゃね?」

「ちょっと使ってみようか、、、」

「あれ、、、めっちゃ使えるじゃん!」


そんなノリだったのかな?




しかし、、、

これは正規品になるのでしょうか?

当時のリーバイス社の エコな取り組みには凄く共感しますが、、、

とにかく珍品には間違いないと思います。







そして、、、

もうひとつ当店ならではの発見がありました。





解体リペアの為に外したバックポケットです。















カンヌキ留めされている部分です。

















伸ばしてみると、、、

隠しリベットを打つための縫い代が残されています!




これはバックポケットの裁断を

隠しリベット付きと同じようにやっていた証です。



隠しリベットが廃止になっても

すぐに型紙を変更しなかったのでしょうね。


よって、この部分を折り畳んで裏に隠した、、、


隠しリベットならぬ、、、

隠し縫い代があった!



本当にどうでも良い事に熱くなってしまって

申し訳ございません、、、


こうゆうのにマニアは弱いのです、、、(苦笑)



リーバイス501マニアは世界中に沢山いますが

この事を知っている人は、、、かなり少ないかと、、、

個人的にはかなり貴重な発見をした気分です。







という訳で、、、


ウンチクが長くなりすぎたので、、、

リペア後の紹介は次回ブログで書きます、、、


では。


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リーバイス501 66後期モデル 左右太もも全面補強、カカトリペア、リベット表再利用など

2015年10月28日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



ブログの更新、ちょっと間が空きました、、、

作業に没頭する日々で、、、

納期3ヶ月を越えてきているので、必死で頑張っていました。



来週位から納期3ヶ月以内になる予定です、、、多分、、、


でも、仕上がりに影響するような頑張りはしませんので

あくまでマイペースに、、、

じっくり、コツコツと頑張ります。




それでは今回紹介するのは

































凄くないですか?

この色落ち。


私もジーンズ業界で長年働いてきましたが(この仕事はジーンズ業界ではないかも?、、、苦笑)


この色落ちは今まで見てきたジーンズの中で、5本の指に入りそうな完成度!

全体の色のフェード感とシワ感、濃淡のメリハリ 全てのバランスが何とも言えません。



ジーンズ色落ちコンテストがあったら、これはチャンピンクラスじゃありませんか?

とにかく、見ているだけでウットリしていました。

(額に入れて飾りたい位、、、)











こちらはリーバイス501の古着です。

依頼者さまが穿きこんだのか、買った時からこうだったのかは不明です。







せっかくなので

年代もしらべてみましょう。

(ビンテージ古着のプロじゃないのでアバウトですよ、、、)






赤タブがスモールe

バックポケット裏がチェーンステッチ


66後期?

赤耳?

レギュラーの米国製?






この年代になると

内タグという情報源があるので

そちらをチェックします。




赤線部分

shrink approx. 8%

(縮みが 約8% という意味)

という表記です。


というわけで、これは66後期モデルですね。


10%になると赤耳だと言われています。













更に裏側をチェックします。

501の下に

2 8 6 という数字が並んでいます。

これは左から製造された 月 年 工場 という事ですので

1978年2月 6番工場 製造という事がわかります。









トップボタン裏が6になっています。

この番号と内タグの工場番号が一致するようになっています。

(たまに例外もあるようですが、、、)








66前期と66後期だとかなり値段に差が出てきます。

その理由は生地の色落ちの違いだと言われています。


しかし、今回のジーンズを見ると

それを覆すような色落ちです。

66後期でも探せば、こんな凄い色落ちのジーンズに巡り会えるかも?

(もしくはデッドストックから頑張って穿きこむとか、、、)








話が脱線したので、、、

リペアの内容に戻します、、、













左右太もも全体の色落ちがここまで進行していて

色落ちしている部分全体が弱っています。

よって全面補強をします。











左ヒザ部分は破れが出ていますね、、、

このまま穿くと、ビリって裂けそうです。

なるべく目立たないようにリペアします。
















左右カカトです。

踏まれてダメージが出ていますね。

ここは破れのリペアと周辺補強をします。

スソのステッチも新たに縫い直しをして綺麗に仕上げます。













左前ポケットのリベット表です。










裏から見ると、、、

あれ、、、

裏のアルミのフタ(皿状)が無い!



これは前回のブログで書いたのですが、、、

501XXギャラ無しモデル以降のビンテージ古着では良くある現象です。

裏のアルミ芯が経年劣化で折れてしまうのです。


この状態だとリベット留めの役割を果たしていません。

(表から刺さっているだけの状態)













手で簡単に取れてしまいます。

着用時にいつのまにか 無くなってしまいそうですよね、、、

洗濯機で回すのも恐いです。













外した状態はこんな感じです。

アルミの芯を取り除かないと、表側の再利用は出来ません。












アルミの芯だけを取り除きました。

これを綺麗に取り除く方法、、、

かなり苦労して、開発しました。

やり方はもちろん秘密です。




中古パーツを扱うので絶対に100%成功するとも断言できないので

(金属の状態次第ですから)

再利用に成功したら、工賃を頂くようにしています。

しかし、今の所 リーバイスだったら全部再利用に成功しています。









それではリペア後がこちらです。




















左右太ももは全面補強済み

(アウトシームは開いていません)




















左ヒザ穴2個 は強力リペアで穴埋めしました。

破れ穴がなるべく目立たないようにしました。

(完全に 破れ跡がわからなくなる というのは無理だと思います)



























左右カカトのリペア後です。

破れ穴周辺の補強もしています。












リベット表の再利用に成功しました。

ほぼ無傷で再利用が出来たと思います。

(ビフォー画像の使い回しではありませんので、、、刻印の位置が変わっています)











リベット裏はオリジナルと同じアルミ製です。

新しく既製品に交換しました。

アルミは経年劣化しますが、、、20年くらいは大丈夫だと思います、、、多分

(使用状況によると思います)

今度リベットの製造メーカーに聞いてみましょうかね、、、









それじゃ裏からどうぞ



こんな感じで全面補強しています。


グレーの薄い補強布なのでわかりにくいと思いますが、、、

左ヒザ部分は強力にしたので、二重貼りになっています。



















左右カカトもこれだけの補強です。

スソはチェーンステッチ仕上げです。

(66後期なので、糸はコアスパンです、、、オリジナル重視)





以上です。

こちらの工賃が

左右太ももの全面補強 8000円

左ヒザ穴2個の強力リペア 3000円

左右カカト破れのリペア+周辺補強 5000円 

スソのチェーンステッチ縫い直し 1500円

リベット表再利用成功 1個 1000円(解体リペアの時は1個 500円です)

合計18500円(別途送料)


納品後、お客さまから喜びのメールを頂きました、、、ホッとひと安心です。




良い感じに全体が色落ちしていて、これ以上穿くと破れそうな場合は

事前に補強リペアをしておくと、安心してガンガン穿けますよ!

(破れを予防するリペアだと思って下さい)

オーダーお待ちしております。



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リーバイス501XX ビンテージ 片面47モデル 全体的なリペア、スソ上げアタリ出し加工

2015年08月23日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


ここ最近は依頼が減ってきているので、

作業が順調に進んでいるのですが、

まだ、納期に追いつきません。


まだか、まだかとお待ち頂いてるお客さま

大変申し訳ございません。




さて、今日はお休みなので

ガッツリとブログを書こうかなと思います。




今回紹介するのは












綺麗なブルーの古着です(リーバイス501)

ビンテージ物です(ウンチクはあとで書きます)

ヤフオクで購入したそうです(私もこの位の色の古着が欲しいです、、、羨ましい)








スソが長いとの事なので、スソ上げします。

アタリが無くなるのが嫌なので、アタリ出し加工をします。

生地の色が落ちて薄くなっているので、アタリのメリハリを出すのが難しいのですが

なるべくいい感じになるように頑張ります。




















左右太もも全体的にダメージ穴が空いています。

ダメージの雰囲気を残したリペアがご希望です。

なので、当店の標準リペアを行ないます。

太もも全体の生地が薄くなって弱いので(ガーゼ状です)

同時に全面補強もします。













左右お尻も全体が弱っているので

全面補強リペアをします。














右後ろポケットのダメージですが

このままでは綺麗にリペア出来ないので

部分的に外して、解体リペアをします。

ポケット全体が弱いので同時に全面補強もします。











バックセンターループです。

完全に切れています、、、

こちらも外して、解体リペアします。


ベルトループのリペアは基本的に解体リペアです。

(ダメージの大小に関わらず)









ではいつもの、、、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)





バックポケット裏に隠しリベット付きなので501XXが確定です。

フロントリベット裏が銅製なのでギャラ入りが確定です。

(1962年以前)










革パッチの欠片が残っています。

(1955年以前)













赤タブがボロボロで

片面か両面かの判断が出来ません、、、

(1952年より前か後かの判断)














リベットの刻印が中央寄りです。

これだと1940年代だと思います。

(1950年以前かな?)

という訳で、片面タブの47モデルでしょう!














ちなみにフライボタン(小ボタン)は下地がフラットです。













ボタン裏は膨らみのあるドーム型














ボタン裏(持ち出し)の先端は折り込みです。

47モデルの初期だと、ここが切りっ放しになっています。



以上の事から

1948年~50年頃のジーンズだと思います(多分ね)



という訳で、個人的にも欲しいジーンズです(笑)




ダメージ感が絶妙で、リペアのベースにするにはちょうどいい感じなのです。

ヤフオクだと相場よりも安くで買えたりしますよね(運しだい?)

私はこうゆうダメージ物のビンテージを直して穿くのが好きです。

(状態の良いビンテージ物が高すぎて買えないというのが本音、、、苦笑)



※たまにあるのですが、ヤフオクの出品画像をコピーして送ってきて

リペアの仮見積り依頼をされる人がいます。

(入札金額の上限をそれで決めているでしょうか?)

それはかなりリスクが高いので辞めたほうが良いです。

当店で実物を見た、本見積りでかなり工賃が高くなる恐れがありますので、、、
















後ろポケットを部分解体します。












ベルトループも解体です。

生地が無くなっている部分は移植します。













普段見れない隠しリベットの表側です。

UFO型です。

しかもこれはリーバイス社の刻印入りです。

もしかしたら47モデルの特徴かもしれません、、、







さて、マニアさん以外にはどうでも良いウンチクは終わりにしまして、、、


リペア後の紹介です。























左足











右足














左足アップ












右足アップ




程よいダメージ感を残しています。

基本的にアウトシームを開かないでリペアしていますので

脇のアタリはずれません。


※ダメージが脇に到達している時は

ちょっと開く事もあります。




























バックセンターループ

解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。

(カンヌキ留めは専用ミシンを使っています)


今回は糸色の選択が難しかったです、、、

今から約65年前のビンテージ物です。

当時の綿糸が退色して、色素が残っていません。

(これは特に色抜けが激しかったのでほぼ白くなっています)

























左お尻は全面補強済み















右お尻も全面補強済み
















右後ろポケットは解体リペアなので

綺麗な仕上がりだと思います。

隠しリベットが当たる部分のダメージも丁寧に直していますので、、、

(XX特有のダメージ部分ですね)





















スソ上げアタリ出し加工した部分です。


今回の生地は弱っていたので加工がかなり難しかったです、、、(汗)

何とか、ここまでアタリを出したって感じです。




下地をリペアするかちょっと迷いましたが、、、

リペアするとそこだけアタリが出ないので、、、

それも不自然だと思い、辞めました。








スソの裏側にもアタリを出しています。














最後に裏からお見せします。





左右太ももは広範囲に全面補強しています。

(今回はあて布がグレーなのでちょっとわかりにくいですが、、、)















左右お尻も全面補強しています。

ポケット上も補強しています。













XXの象徴、隠しリベットは残しています。

(当店のこだわりです)





以上です。

こちらの工賃が

左右太もものダメージ、標準リペア 6000円

左右太ももの全面補強 8000円

左右お尻の全面補強(後ポケット上含む)8000円

右後ろポケット解体リペア、全面補強 3000円

ベルトループの解体リペア 1500円

スソ上げアタリ出し加工 4000円

合計 30500円(別途送料)


納品後、お客さまから喜びの声を頂きました、、、(ほっとひと安心です)



生地がクタクタになったビンテージジーンズも

広範囲に生地を補強すれば、ガンガン穿けるようになりますよ。

オーダーお待ちしております。




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リーバイス501XX ビンテージ 革パッチ 52モデル 全体的なフルリペア アフター

2015年07月27日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


作業はスムーズに進んでいるのですが、

納期に追いつき、追い越されの状況です、、、



まだかまだかとお待ちのお客さま、大変申し訳ございません。

しかし、急ぐと仕上がりのクオリティーに影響するので、、、

それも出来ません。

どうかご理解の程、よろしくお願いします。




それでは前回ブログの続きです、、、

出来上がりのアフター画像です。


今回は画像がかなり多いので、急ぎ足で紹介します(汗)






























左右太ももは全面補強リペアをしています。











穴だった部分は標準リペア仕上げです。

ダメージ穴もリペアする事でデザインしたように見えますね。

ビンテージデニムのリペアってこれくらいの縫い込みにするのが

ちょうど良いです。

しなやかさのバランスがいい感じです。


もっと縫いこむ 強力リペアにすると、目立たなくはなりますが

どうしてもそこだけ硬くなって、周囲との違和感が出ますので、、、


















左右スソのリペア後です。

キッチリと補強しています。

インシームは解体リペアなので、綺麗な立体感を保っています。


















ロールアップするとこんな感じです。

スソはもちろんチェーンステッチ仕上げ(退色綿糸で縫っています)


最近スソ部分をリペアする際には

このようなグレー系のあて布を使うようになりました。

ロールアップした時にあて布が少しでも目立たないようになると思って、、、

縫いこむ下糸もそれに馴染むような色を使っています。


こうゆうちょっとした配慮が大切かな?って思います、、、





















左右お尻も生地が弱かったので、広範囲に補強しています。
















左右後ろポケットも全面補強リペアをしています。


















後ろポケットの中心にダメージが出ます。

部分的に解体して、丁寧にリペアしています。

(隠しリベット上のダメージもリペアしています)
















こんな感じで補強しています。












バンクセンター、バックヨーク部分のステッチも弱くなっていたので

生地同色の目立たない糸で補強リペアしています。

(裏がチェーンステッチなので、連鎖して解れる部分ですからね)


















ベルトループは解体リペアをしています。

取り付けはカンヌキ(カンドメ)専用ミシンを使っています。

糸も退色綿糸を使ってオリジナルの雰囲気を出せるようにしています。



















左右のカカトです。

ここも標準リペア仕上げです。

ロールアップしやすいようにしなやかに仕上げています。

(その分、傷跡は目立っていますが、、、)

インシームは解体リペアなので、綺麗な立体感を保っています。














前側と同じく、グレー系のあて布を使っています。

これでロールアップしてもリペア跡が目立ちにくいと思います。

















では補強範囲がわかるように裏からお見せします。



左右太ももの補強範囲です。

かなり広範囲に補強しています。

左足は元々他店さまのリペアがされていました。

右足のリペアは全て当店で行なっています。


右足の中心部分をあて布二枚使いにしているのがわかりますか?

生地のダメージ感に合わせて、あて布使いも微妙に変えています。



この方法が正解かどうかわかりませんが、

薄い布1枚と多量の縫込みだけで補強すると

全体のバランスが崩れるような気がしています。



生地がより弱い部分はあて布をやや厚めにして

縫込みを減らしたほうが、バランスが取れると思っています。

(現状での考えなので、将来また変わるかもしれませんが、、、)












お尻の全面補強をしています。

ここにはグレー系のあて布を使っています。

白のあて布とは若干の違いが有ります。

自分にしかわからない若干の違いです。



あて布も調べると奥が深くて面白いです。

色々取り寄せて、研究中です。



今使っているのは全部で7種類位あります、、、


綿とポリエステル(合繊)の配合比によって

強度としなやかさのバランスがある事に気が付きました。



まだそのベストバランスにたどり着いていませんが、、、

これからも研究をしていきたい分野です。


多分、あて布はこれからも種類が増えるでしょう、、、(汗)





















左右お尻もかなり広範囲に補強しています。

















お尻中心に負担が掛かるので、ここの補強はしっかりしますが

隠しリベットは外さないようします(XXを象徴する部分なので)






以上です。


長くならないように注意して書きましたが、、、

やはり長くなってしまいました(汗笑)


自己満足的な部分も多い、当店のリペアなので、、、

こうやって説明しないと、こだわりがお客さまに伝わりませんね、、、

(納品時にもこうゆう説明はしませんから)


リペア品を受け取ったお客さまに何かを感じて頂けると嬉しいですが、、、



こちらの工賃ですが全部まとめて35000円(別途送料)

(詳細は省略いたします)



納品後、お客さまから喜びの声を頂きました、、、ほっとひと安心です。



こんなに超高額リペアばかりやっていませんので、、、

工賃にどん引きしないで下さいね(笑)

オーダーお待ちしております。




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リーバイス501XX ビンテージ 革パッチ 52モデル 全体的なフルリペア ビフォー&解体

2015年07月23日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


こっそりとHPの内容を変更しました、、、


その変更内容とは 納期に関する事です。


工賃に関わらず、依頼品が入荷してから3ヶ月です。

しかし、来店者さま限定ですが 工賃3000円以下の場合は即仕上げ渡しをしております。


という内容です。


非常に激しいダメージのリペア依頼が増え続けておりまして

納期が3ヶ月となってしまいました、、、汗



非常に待ちが長くなったので、

ちょっとしたステッチ切れ、破れ、小穴のリペア、ボタンホールリペアなどなど

工賃が3000円以下のリペアであれば、その場ですぐに行なうというサービスです。

(来店者さま限定のサービスですが、、、)



来店してくださるお客さまに対して(特に遠方の方)

ちょっとしたダメージのリペアが3ヶ月待ちというのに

心苦しくなったのが、このサービスを始める理由です。



でも来店の際は必ず予約をしてくださいね!

(お手数ですが、問合せフォームから予約をお願いします)

リペア&リメイク作業で超集中している時に

突然来られても、対応できませんから、、、






さて、今回紹介するのもダメージが色々とあるジーンズです。





ビンテージジーンズです。

かなりの年代物です。

(年代判別のウンチクはあとで書きますので、、、)
















左右太もも全体が弱っています。

穴のリペアをしてから、全面補強リペアもします。


左ヒザ部分ですが、他店さまのリペア跡があります。

ここはそのままにして(外さないで)追加のリペアをします。

(そのような要望でした)
















左右スソです。

ロールアップ跡がありますが

こちらも生地がかなり弱っているので補強リペアします。













リーバイスのビンテージジーンズです。

(バックポケットのステッチ跡が残っていますね)





お尻周辺の生地も弱っています。

全面補強をします。















左右バックポケットです。

バックポケットに関しては

物を入れたりしないのであれば、リペア不要ですが

ポケットを使われる方はリペアしないと、どんどん破れが進行します。

今回は両ポケットをリペア&全面補強します。


せっかくのリペア依頼なので、細かい部分までお願いしますと言われました。















ベルトループ2箇所がボロボロになっています。

ここは丁寧に解体してからリペアします。

(センターループのリペア跡は外します)














左右カカトです。

これはかなりのダメージです、、、

インシームを解体して丁寧にリペアします。

あとは周辺の弱っている部分も補強します。









では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)








ボタンフライなので501











バックポケットに隠しリベット付きなのでXXが確定










フロントリベット裏が銅製なのでギャラ入りが確定











リベット表の刻印は広いです。

これで1950年以降は確定だと思います。

(40年代になると、刻印が中央寄りですから)












赤タブは両面でした。

バックセンターループがずれていない(ど真ん中)なので

革パッチが確定です。

両面タブの革パッチモデルだと

1953年~54年頃なのですが、、、












フライボタン(小ボタン)がフラットタイプなんです!

このボタンは片面タブ(1952年まで)に見られるディテールです。

なので、片面タブ→両面タブへの移行期なんですね。




この 501XX革パッチ両面タブ モデルの製造期間は短いのですが

ディテール変更が毎年のようにあったようなのです、、、(多分)

私なりにそれをまとめてみると


1952年 片面タブ→両面タブに変更、フライボタンはフラットタイプ、センターループずれ無し(真ん中)

1953年 フライボタンがブツブツした通常Rに変更、センターループずれ無し(真ん中)

1954年 フライボタンがブツブツした通常Rのまま、センターループがずれる

1955年 フライボタンが足長Rに変更、センターループずれのまま →ギャラ入り紙パッチになる。


多分、このような流れだと思うのです、、、

何年と言うのまで一致していないと思うのですが、、、

このような変化が見られます。


という訳で、タイトルにもあるように

勝手に52モデルと書かせて頂きました。

(もっと詳しいマニアさま、間違っていたらゴメンなさい、、、)



過去のブログにも違っている事を書いていると思いますが

今書いているのが、一番正しいと思っています。

(年々、XXを見る回数が増え続けているので、色んな違いがわかってきました)








さて、マニアさま以外には どうでも良いウンチクは終了しまして、、、


リペアの続きです、、、











左右のスソ(インシーム)を解体します。















ベルトループを解体します。

(表からのデニムを外すと、こんな穴が空いていました、、、)

















バックポケットをリペアするので

ステッチを解きます。

普段見れない、隠しリベット表側です。

予想通りのUFO型です。

(革パッチ期になるとこうなっているようです)






という訳で、ブログが長くなりすぎたので、、、

リペア後のアフターは次回書くことにします。

(スミマセン、ウンチクばかりでした、、、)



では!



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501XX ビンテージ ギャラ入り(55モデル) お尻のハードリペア、テーパード加工、スソ上げアタリ出し加工

2015年05月14日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


GW期間中からずっと問合せ&入荷ラッシュが続いておりまして、、、(汗)

作業がスムーズに進まない日々でございます、、、

依頼内容によっては納期が2ヶ月半を越えてきております。

依頼中のお客さま、大変申し訳ないのですがもう少々お待ちくださいませ。


ちょうど依頼品が詰まっている時期の頃をやっています。

この時期を抜けると、納期が縮まります。

私もここが頑張り所だと思っていますので。

(今月末のdenimba展に向けて、作業を進めておかないと、、、)




では今回紹介するのは




リーバイス社のジーンズです。













なんじゃこりゃ?



















うわ!

凄い破れ!


どうしてこんな破れ方をするのでしょう???

猛獣に襲われて、お尻を噛まれた?(笑)



ピンポイントの穴がズタズタと空いています。

この破れと穴をなるべく目立たなく直して欲しいとの依頼です。



お客さまには、このようにコメントした記憶が、、、

「出来る限り頑張ってみます、、、

ここまでズタズタになっているので

多少なりともリペア跡は目立つかもしれませんが

よろしいですか?」



それでもOKだと言う事だったので

リペア依頼を受けました。



これは自分自身の腕が試されるような依頼です。

かなり苦労しそうですが、職人魂に火が付きます、、、



















それ以外にも

ヒザ下のテーパード加工の依頼も同時にありました。

この依頼の際は、出来上がりのスソ幅を指定して頂きます。

(0.5センチ単位までOKです)

その幅を基準にこちらで詰めるラインを出します。

(ライン出しはこちらにお任せ下さい)



スソ上げアタリ出し加工の依頼もあったので、こちらも同時に行ないます。

しかし、この左右足の長さの違いは凄いですね、、、

理由はビンテージ品だからなのですが、、、

(年代は後で調べますので)




これを当時穿いていた人はこの違いが気にならないのでしょうか???

良い意味で、アメリカっておおらかだなあと思いました。

「左右スソの長さがちょっと違っても、着用に問題ないじゃん」って感じ?


日本だと絶対にNGですね、、、この長さの違いは、、、

買ったお店に大クレームが入りますよ。



私が昔働いていたジーンズショップの経験だと左右が1センチ以内の違いで

クレームになる事がありました。

時には0.5センチ以内の違いでもクレームを受けた事あります。

(穿いていて、その違いに気づかないでしょ!って思っていましたが、、、)



なので今でもスソ上げする時は

ヒヤヒヤしながら、カットしています。

スソの測り方も個人差があるので、本当に難しい部分です。

(内股中心の合わせ位置をどうするかだけで、変わってきますから、、、)





話がそれてしまいましたね、、、




では年代チェックですが、サラッと行きます。








ボタンフライで隠しリベット付きなので

501XXが確定


隠しリベットを外さずにこの破れをリペア出来るでしょうか?

難しい部分です。














リベット裏が銅製の打ち抜きタイプなので

ギャラ入りが確定







前の画像で紙パッチが残っていましたね、、、

なので、紙パッチギャラ入りです。

1955年~62年頃の製造です。

(お約束のセンターループずれですし)




この頃のジーンズはまだ作業着としての需要が高かった頃です。

これも作業着として着用されていたのでしょう。

そうじゃないとスソの長さの違いが気になると思いますよ。












縫い代は綺麗に直したいので

もちろん解体します。














バックポケットも、もちろん部分解体します。














隠しリベットの表側です。

やはり皿型でした。











では解体リペアをして、再構築して完成したのがこちらです。

(簡単に書いていますが、もの凄く時間を掛けて直していますので、、、)





















































上手く出来たと思います、、、

自分の今のベストを尽くしました、、、


これが出来上がった時には

集中力を使い果たして

もう体が抜け殻のようになっていました(笑)







せっかくなので裏からも見てみましょう



ピンポイント穴は古着デニムを移植してから

周辺の弱っている部分はこのようにして補強しています。

これでガンガン穿ける状態になっています。

(下にある2つの小さい直し跡は他店さまによるものです)











隠しリベットを残す事ができました!(喜)

隠しリベットギリギリまでミシン針を落として縫っています。

本当にヒヤヒヤしながら作業しています。

(この作業中は息が止まってしまいますね、、、)























足はインシーム詰めのテーパード加工を行なっています。

(スソ幅を何センチにしたか忘れました、、、スミマセン)














スソ上げアタリ出し加工をしています。

(スソ幅が狭くなっているのがお分かりでしょうか?)











スソの裏側にもアタリを出しています。

(左右の長さがこれだけ違っていたのもわかりやすいです)








以上です。

こちらの工賃が

お尻部分全体の解体、生地移植による穴埋め、周辺補強リペア 20000円

仕上がりに対して、工賃が高すぎるとの貴重なコメントを頂きました、、、

今回はリペア部分の移植素材を探すのに苦労しました。

似たような色落ちとサイズのジーンズを今回のリペア用に1本購入しております。

移植用のジーンズの仕入れ代も工賃に含まれております。

左後ろポケットの生地移植部分を見て欲しいのですが、

色落ちの跡もなるべく合うように工夫しております。(完璧に一致ではありませんが、、、)

客観的に見て、下手だと思われる方もいると思いますが、

これが現状で、当店のベストを尽くしたリペアでございます。

(もっと上達出来る様に、日々精進したいと思っております)



インシーム詰めのテーパード加工 6500円

スソ上げアタリ出し加工 4000円

合計 30500円(別途送料)



納品後にお客さまから喜びの声を頂きました、、、(ほっとひと安心)

喜びというか、想像以上の出来に驚きました! とのコメントを頂きました。

このようなコメントを頂けるとは 本当に嬉しく思います。




今回の生地移植による穴埋めは

近い色落ちの生地があったので上手く出来たと思っています。

毎回、このような仕上がりに出来るとも限りませんが、、、


オーダーお待ちしております。



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ラングラー 11MWZ ビンテージ 1964年モデル 左右ヒザのデニム移植リペア、左右太もも全面補強など、、、

2015年03月29日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


前回のブログで ここ数日は問合せが少ない と書いたあとに、、、

依頼が殺到しております、、、(苦笑)


またもやテンパッテおります、、、

問合せの返信が遅れていて、ご迷惑をお掛けしております。




それでは

今回紹介するのは、、、










いい感じの色落ちです。

ビンテージ物です。

オーラが出ていますね、、、









右ヒザ穴の下です。

この繊細な縦落ち、、、

ヤバイです。

このジーンズは左綾デニムを採用しています。

(綾目が左上に走っているのがわかります?)
















右ヒザにガッポリ穴が空いています。

こちらの穴をなるべく目立たないように直して欲しいとのオーダーです。


当店のリペアメニューで穴を目立たなくするのは

沢山の運針(縫い糸)で穴埋めする、強力リペアとなりますが、、、

ここまでガッポリ穴の場合は相当な縫込みが必要です。

それで、リペア穴部分がカチンコチンになってしまうので、お勧めしません。


という訳で、今回は色落ちしたデニムを穴の大きさに合わせてカットして

そのまま移植をしてみます。

そのようにした方が見た目も良くてリペア跡も、しなやかな状態を保てます。


あと、破れ穴の周辺も弱っているので補強リペアも同時に行ないます。











スソの擦り切れダメージです。

こちらはスソを解体してリペアします。












ボタンホールが弱っています。

このくらいのダメージであれば

そのままリペアで十分です。














フロントのベルトループが擦り切れています。

ベルトループはダメージの大きさに関わらず

外して、解体リペアとなります。












バックヨークにかかる部分のベルトループです。

下地が弱って外れそうです。

ここも外して、下地補強リペアをします。

カンドメ(カンヌキ)部分は狭い範囲に沢山の縫込みをするので

(1箇所で36針~42針位の物が多いです)

どうしても下地が弱ってしまいます。







さて、冒頭でビンテージ物と書いたので

ディテールをチェックしていきましょう。





ブランドはラングラーです。

ラングラーは詳しくないので

そんなに色々書けませんが、よろしくお願いします。












ジッパーフライです。

コンマーのカムロックジッパーを採用しています。


カムロックとは両爪の事です。

ピンロックというと片爪の事です。

(年代で言うと、ピンロックが古いと思います)


でもジッパーは詳しくないので、、、

この年代がいつだとかはわかりません、、、(恥)









持ち出しの裏側にタグがありました。

MADE IN USA と書いてあります。

復刻だとこの記載は無いはずです。

(復刻は日本製だったような、、、多分)





そしてこのジーンズの一番の特徴がこちら






耳付きです!(驚)

ラングラーの長い歴史の中でアウトシームが耳仕様なのはたった1年だけだったそうです。

マニアの間では幻の一品と言われています。

(私もラングラーのビンテージで耳付きは初めて見ました)

このディテールから このジーンズは1964年製だと判断できるそうです。

そして、このモデルは11MWZと言う事らしいです。



ラングラーマニアさま 間違った事を書いていたら、スミマセン。







それではリペア後がこちら








こんな感じになりました。

ビンテージ古着と全く同じ色落ちをした生地は存在しません。

どんなに探しても、それは無理だと思います。



※今回は在庫していた生地で近いのがあったので

生地代は安くしていますが

どうしても色が合わない場合はその1本の為に古着を仕入れます。

その場合は仕入れ代金を頂く事になります。







さて、ここで1点気になる事が発生しました、、、



左ヒザの直しです。









リペアされているのですが、、、

左右で仕上がりがこうも違うと

バランスが悪いように感じます。

リメイク作品だったら有りかもしれませんが

ラングラーの幻の1品に対して

これではちょっと可愛そうな気がしてきました、、、


お客さまにリペアのやり直しの相談をしたら、、、OKが出ました!

よってこちらはリペアステッチを外します。

(リペアステッチ外しは凄く手間なので有料になります)









こんな感じです。


シワシワなのをアイロンでキッチリ伸ばしてから

こちらも右ヒザと同じ生地で移植リペアをします。



出来上がりがこちら









うん、、、

以前よりも良くなったと思います。



※今回はアウトシームを開かずにリペアしています。

アウトシームのアタリがずれているのは

以前のリペア時になった事だと思います。

リペア前の画像で確認してみて下さい。







これで左右のバランスが取れました!











左右の太ももが弱っていたので

全面補強をしています。

これでガンガン穿いて、ガンガン洗う事ができます。

















スソの擦り切れた部分のリペア後です。

チェーンステッチ仕上げです。

元のアタリがずれないように気をつけています。

(ビンテージ物の縫いは微妙に曲がったりしているので特に難しいです)



もう片方の足もチェーンステッチに入れ直ししています。

片足だけチェーンステッチだとバランス悪いですからね、、、

(画像が無くて、スミマセン)












ボタンホールはそのままリペアです。

硬い金属ボタンで擦り切れる部分なので

ここはガッチリ叩き縫いをします。

最初は硬くても問題ありません。

使っているうちに馴染んできますので、、、













フロントベルトループは解体リペアをしました。








カンヌキ部分は下地補強もしています。

(破れていなかったので、あて布無しで軽めの補強です)












バックヨークのベルトループ付け根の補強リペア後です。

カンヌキは専用ミシンで縫い直しています。









こちらは穴が空いていたので、

あて布を貼っています。





以上です。

こちらの工賃が

左ヒザの叩きリペアステッチ外し 3000円

左右ヒザ大穴のデニム移植リペア 6000円

左右太ももの全面補強 8000円

片足スソの解体標準リペア 2000円

左右スソ、シングルをチェーンステッチにやり直し 2000円

ベルトループ2箇所の解体リペアと下地補強 3000円

ボタンホールのそのままリペア 500円

合計24500円(別途送料)



お客さまから喜びの声を頂きました、、、(ほっとひと安心です)



あまりにも大きな穴を目立たないようにリペアする時は

このような生地の移植も行なっています。

リペア跡が周囲に馴染むかは、移植する生地次第になりますが、、、

(クオリティーが不安定なリペア方法です、ご理解下さい)

オーダーお待ちしております。



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DENIME 大戦モデル 左右太もも、お尻、ヨーク下、後ろポケットの標準リペア+全面補強

2015年03月11日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



入荷ラッシュは落ち着いたので、作業に集中している日々ですが、、、

そうゆう時に限って、スーパーハードダメージ ジーンズの順番が来ます(汗笑)

当店が勝手に名付けた オーバーホールリペアというやつを連続でやっている最中です。

と言う事で、依頼品は溜まっていく一方でございます。

(FBにアップしている画像はリアルタイムではありません、、、ちょっと前のです)


焦ってもしょうがないので、地道に進めて行きます。

お待ちのお客さま申し訳ございません、、、





では今回紹介するのはこちらです。














凄い色落ちです。

こんなになるまで穿き込むのに何年かかるのでしょうか?

(ユーズド加工物ではありませんよ)












入荷した時は他店さまのリペア跡がありました。

それを外した状態での撮影です。

(リペアステッチ外しは有料で行ないます)

さすがにこの状態で穿くのは厳しいですからね、、、




こちらの破れ穴は標準リペア仕上げにします。

そして、左右太もも全体が弱っているので、全面補強も行ないます。

かなり広範囲の補強になりそうですね、、、












左右後ろポケットのステッチも外した状態です。

スミマセン、ステッチを解いた時点で撮影していないのを思い出して、

慌てて撮りました(苦笑)



左右後ろポケットの穴も標準リペアで全面補強します。

左右お尻も広範囲に生地が弱っているので全面補強です。

あと、バックヨークしたの生地も弱っているので補強します。




生の状態のデニムを0歳とすれば、、、

これはもう80歳を越えるおじいちゃんジーンズだと思います。

とにかくジーンズの生地全体がクタクタで弱り方が半端ではありません。

これを現役の日常着に復活させるには大手術が必要です。








リペア後の紹介前に

こちらのジーンズを紹介します。



ブランドはDENIME(ドゥニーム)です。

旧タイプです。



ここまで凄い色落ちになると

オリジナルのビンテージと見分けがつかないですね、、、









コインポケットにリベットが無いので

大戦モデルです。













トップボタンは月桂樹です。

そしてこの極太ベルトループがいい感じです。

(アタリの出方もバッチリです)







それではリペア後がこちら






左右太ももを全面補強しています。

最後に裏からお見せします。



































このランダムなダメージ跡が

計算されたデザインのように見えて

とてもカッコ良いです。



最初は、魅せるリペアを希望されていたのですが

このビリビリに破れた感を生かすには、標準リペアが良いですとお勧めしました。

(ここまで破れていると、標準リペアでも魅せていると思いますので、、、)











基本的にはアウトシーム(脇)を開かずにリペアするのですが

今回はダメージが脇に到達していたので、少し開きました。

なるべく脇のアタリがずれないように気をつけます。























こちらも全面補強しています。

最後に裏からお見せします。

















左右バックポケットも全面補強しています。

物を入れても安心です。














バックポケットの外周は一筆縫いをするのですが

DENIMEは独特の折り返し三角ステッチがあるので

それを再現しています。



内側のポケット入口の返し縫いは本来無いのですが

ここに負担が掛かるのであえて返し縫いにして

強度を上げています。

(リペア屋としての配慮です)
















こんな感じで裏側も全面補強しています。









それでは身頃の裏側をお見せします。
























バックヨーク下も弱っていたので補強しています。

後ろポケットに長いサイフを入れると、ここが弱くなるのでしょうか?

後ポケットにダメージが出る人はここもチェックしないといけませんね。











毎回書いていますが、

バックポケットの隠しリベットは外さずにリペアします。

ビンテージ好きには重要なディテールですから。






という訳で

現役を引退したおじいちゃんジーンズを

現役選手に復活させました。

しかもかなりの人生経験を積んだ、痕跡が残っています。

ある意味最強の選手だと思います。


これだけ広範囲に補強しています

ガンガン穿いて、洗って下さい。


こちらの工賃が

左右太もも破れ穴の標準リペア 6000円

左右太ももの全面補強 10000円(広範囲なので+αです)

左右お尻の全面補強 8000円(広範囲なので+αです)

左右バックヨーク下の補強 2000円

左右バックポケット穴のリペア+全面補強 6000円

合計 32000円(別途送料)


お客さまから喜びの声を頂きました、、、(ほっとひと安心)




ボロボロのおじいちゃんジーンズがタンスで眠っていませんか?

ここまできっちり補強すれば現役選手に復活しますよ。

オーダーお待ちしております。



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リーバイス501XX ビンテージ 片面47モデル 左右太もも、お尻の全面補強リペアなど、、、

2015年03月05日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



最近、県外からの来店者さまが多いように感じます。

先日は京都からお客さまが車で来られました。


ビンテージデニムのリペア依頼3点とオリジナルジーンズの試着をされました。

(オリジナルジーンズの独特の青さは実物を見ないと、伝わらない部分があります)

お互いビンテージデニム好きという事もあって、話が盛り上がって2時間位お話ししました。



お客さまからこうゆう事を言われました。

「もっとビジネスライクな人だと思っていたが、そうじゃないですね」

これは嬉しい一言でした。



当店への来店は完全予約制にしています。

(これに対して、不満を持っている人も多いと思いますが、、、)

しかし、こうやって遠方からはるばる来て頂く方に対しては

私も心の準備をしてから、ゆっくりとお話がしたい。



細かい作業で集中している時に突然来店されると、やっぱり困ります。

接客応対も作業も中途半端になりそうな気がするので、、、

(私が単純に不器用な性格なだけかもしれませんが、、、)



こちらの都合ばかりをゴチャゴチャ書いてしまって申し訳ございません。

ご理解のほど、よろしくお願いします。






では、今回紹介するのは




ボタンフライで隠しリベットがあります。

リーバイス501XX ビンテージ物です。

(詳しい年代は後で調べます)










他店さま? いや、個人さん? がリペア&リメイクした物が入荷しました。


左右太もも全体が弱っているので補強して欲しいとの事です。


















さり気ないのですが、何だかセンスを感じるステッチワークです。

(当店で言う、魅せるリペアだと思います)



依頼者さまはこの部分は気に入っているので

そのまま残して、補強リペアして欲しいとの事です。












お尻全体が弱っています。

ここはバックポケットを部分的に外してから

補強リペアをします。












ここはちょうど隠しリベットとのキワが破れています。

何とか隠しリベットを外さずにリペアしたい部分です。

(隠しリベットはビンテージのXXを象徴する部分だと思うので、、、)












バックセンターループがボロボロです。

ここは外して、解体してからリペアします。









では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)




えっとXXは確定しているので、、、

ギャラ入りかどうかのチェックですね。






フロントが打ち抜きの銅リベットなので、、、

ギャラ入りです。


あと、バックセンターのループが幅広で

ど真ん中なので、革パッチも確定していると思います。









隠しリベットもアップで撮ったので、紹介しておきます。

色からして鉄っぽいですね。

15 の刻印もあります。

なんでしょう?

詳しい方がいたら、教えて下さい。

(ブログへのコメントお待ちしております)












赤タブのチェックをしたい所でしたが、、、

それが無くなっていました(残念)


片面? 両面? どちらでしょうか。














フライボタン(小ボタン)はフラット型です。

片面タブの可能性が高いです。

でも1952年の両面タブ移行期にもこのボタンはあるので断言できないし、、、













ボタン裏がドーム型です。

これだと1940年代だと聞いたことあるので

やっぱり片面タブの47モデルでしょう!



トップボタンが外れそうですね、、、

金属パーツの再利用は出来ないので

こちらは当店の在庫する物に交換します。






47モデルの場合もう1箇所チェックします。



ボタンが付く側の 持ち出し というパーツの先端を見ます。

折り込みでした。

これが切りっ放しだと大戦モデルからの移行期なので

初期の47モデルのようです。


という訳で、これは1940年代終盤に生産されたと思います(多分ね)






久々のブログなので、、、ちょっと頑張って書いています(汗笑)

依頼者さまからも楽しみにしているとの声が多いので、、、







それではリペアの途中です、、、




トップボタンが簡単に外れました、、、












二本爪(ツープロング)なのが良くわかりますね。

外したボタンは使わないのですが、

綺麗に外れたので、お客さまにお返ししました。

(コレクションになるかも?)













お尻の補強時にポケットを部分的に外します。







普段見れない隠しリベットの表側です。

やっぱりUFO型でした。

(このネタはかなりブログで書いたので、飽きられていたらスミマセン)













最後にベルトループを解体した所です。









では、リペア後です。

(前置きが長すぎてスミマセン)

ブログ2回分のボリュームですね、、、(汗)























左右太ももは全面補強済み

脇(アウトシーム)は開かずにそのまま縫っています。

以前のリペア跡の雰囲気もそのまま残しました。

(最後に裏からお見せします)












ここは横糸が抜けた織り傷があって、

ちょっと弱い気がしたので、補強も多めです。













交換したボタンです。

定番のフラットシルバー型です。

YKKのボタンなので強度もバッチリです。












破れたボタン穴は叩きリペアで頑丈に補強しています。

これで下地がグラグラする事もありません。



















左右お尻も広めに補強しました。

(最後に裏からお見せします)













左右バックポケットは縫い直しました。

退色したイエロー綿糸を使っています。












隠しリベットのキワの穴を塞ぎました。







何とか、隠しリベットを外さずにリペア出来ました。

ここのリペアはとても集中力が必要とされます。

リベットのキワ、ギリギリまで針を落としているからです。

(ここを縫う為の道具も独自に開発しました)






501XXビンテージのポケット外周ステッチを縫う際には

あえて糸を切らずに渡りを出しています。

(わかる人にはわかると思って、やっています)












バックセンターループです。

解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。


















こんな感じで生地が弱い部分は補強リペアしています。







長いブログに最後までお付き合い頂きありがとうございました。

半分趣味です、、、(苦笑)



こちらの工賃が

左右太ももの全面補強リペア 9000円

左右お尻の全面補強リペア 7000円(後ポケット縫い直し代込み)

隠しリベットキワの解体リペア 2000円

トップボタン穴リペアして交換 1000円

バックセンターループの解体リペア 1500円

合計 20500円(別途送料)



お客さまから喜びの声を頂きました、、、(ほっとひと安心です)



ビンテージジーンズのリペアばかりやっている訳ではございませんが、

ディテールやウンチクが個人的に好きなので、ブログで紹介する事が多いです。

オーダーお待ちしております。


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ブランド不明 1930年代のワークパンツ 太もも、お尻とその上、後ろポケット解体 全面補強リペア

2015年02月22日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


あっという間の日曜日です、、、


今週も早かった、、、


入荷後、中身の確認を出来ていない荷物が溜まっています(汗)

納期との兼ね合いで、作業を優先してしまうとすぐにこうなってしまいます。

依頼されているお客さま、申し訳ございません。

なるべく早く本見積りの案内をしようと思いますので、、、

もう少々お待ちください。




では、今回紹介するのは










ワークパンツです。

ブランドネームが無い(外れた?)ので

どのブランドかわかりませんが

これは相当古い形です。














左右お尻と左右後ろポケットを全面補強リペアします。

生地がペラペラになっていて、今にも破れそうな状態です。














左右太ももの裏側です。

他店さまでリペアした跡があります。

こちらもリペア跡の周辺がすべて破れそうな状態です。

こちらはそのまま上からあて布を貼って全面補強リペアします。

(以前のリペアあて布が非常に薄いので、外さなくても大丈夫そうです)











せっかくなのでディテールを見ていきましょうか。

みなさんが見たいのはリペア後の上がりよりも、ここだと思うので(苦笑)








シンチバック(尾錠)付きです。














先端が尖った針仕様です。

黒塗りされています。

それが部分的に剥げていい感じです。

(黒塗りのパーツってこうなるから良いですよね)














フロント周り

ボタンホール周辺のステッチが独特です。














ドーナツボタン

2本爪(ツープロング)

ブランドの刻印が無いので既製品です。













ボタン裏は膨らんでいます。

このいびつな感じ、最高です。














サスペンダーボタン付き

これもブランドの刻印なしの既製品です。















ベルトループですが

専用ミシンで縫われていません。

取りつけは上が裏からで、下が表からです(何か理由がありそう)

シングルステッチの返し縫いで取り付けられています。














ループ裏に耳を使っています。

これは嬉しいディテールです。

ここに耳を使うと、ループのセンターに一本ステッチを入れるだけで解れないのか、、、

勉強になります。

これぞ温故知新です。

(この仕様のベルトループも有りだなと感じてしまいます)





年代が良くわからないので

依頼者さまにお聞きした所

1930年代の物らしいです。

この状態でも値段が高そうですね、、、








それではリペアに話を戻します。





左右後ろポケットを解体して全面補強します。


あと、お尻が全面弱っているので広範囲に補強します。

それでシンチバックも下半分外しています。

ウエストベルト下も補強しますので、、、











全面補強しました。













表から見るとこんな感じ













折り代が無くなっている部分は新たに作りました。














ポケット上の端です。

普通ポケット端って三つ折ですよね。

しかし、これは二つ折りなんです。

驚きました。




二つ折だと生地端からボソボソ解れるでしょう、、、

(一応、折り代は多めに取ってありますが)


工程の簡素化部分?

当時は完全に作業着ですから

そんな感じで良かったのかな?



リペアでは二つ折りでも解れないように

ガッチリ縫い込みしていますので、ご安心を。









では

リペア後の紹介します。



















左右太ももは全面補強済み(最後に裏からお見せします)

ジーンズと同じで脇は開いていません。

(巻き縫いなので、仮に開くと元に戻すのが大変です)






















左右お尻もかなり広範囲に補強済み(最後に裏からお見せします)

















縫い直したバックポケット

もちろん綿糸で縫っています。

カンドメ(カンヌキ)も専用ミシンで縫っています。
















お尻付近にあった穴は 強力リペアで穴埋めをしました。












では裏からお見せします。



太もも部分は以前のリペアに重ねたので

硬くならないように縫込みは軽めです。











お尻の補強範囲が半端なく広いでしょう。

ウエストベルト(帯)との境界も弱っていたので

そこまで縫い込みました。

手前でリペアを止めると、境界部分から破れそうだったので、、、











後ろポケットのカンドメ(カンヌキ)周辺も縫込み多めで

強度を上げます。

ポケットの付け根は引っ張られるので

下地の補強は大切です。







以上です。

こちらの工賃が

左右太ももの全面補強リペア 10000円(今回は面積が広いので高めです)

左右後ろポケットの解体全面補強リペア 6000円

左右お尻全体、後ポケット上の全面補強+穴の強力リペア 14000円

合計 30000円(別途送料)


納品後、お客さまから喜びの声を頂きました、、、(ほっとひと安心)




戦前の貴重なアイテムは滅多に依頼がありませんが

(ぶっちゃけ、こちらも取り扱いが恐いです)

ワークパンツはライトオンス生地が多いので補強しておくと

安心して穿く事が出来ます。

オーダーお待ちしております。



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denimba オリジナルジーンズ bridge 穿き込みサンプル(デイトナブロス掲載品) 当店でリペアしています

2015年02月03日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



今回の入荷ラッシュ凄かったです、、、(大汗)


ホームページの納期を入荷から2ヶ月前後としていましたが

2ヶ月半に変更させて頂きました。

お待ちのお客さま大変申し訳ございません。


自分の限界を超える量の依頼が一気に来てしまいました。

この仕事は納期を意識し過ぎると、クオリティーに影響すると思っています。


ブログでは書いていませんが、自分が納得出来ない仕上がりの時は

ステッチを解いて何度もやり直しています。

その時は作業時間を無視します。

今やっている依頼品の仕上がりが自分で納得できるかどうかが勝負だと思っています。


単なる私の自己満足かもしれませんが、ご理解の程よろしくお願いします。








それでは今回紹介するのは、、、

denimbaファンならばもうご存知だと思いますが




只今発売中の雑誌 デイトナブロスに

denimba オリジナルジーンズ bridge が紹介されています。










そして、その中で色落ち見本が紹介されています。



P119です。








こちらのジーンズですが

実は当店でリペアしています。

これだけ遠くから撮影されているので、リペアがわからないと思います。





それでは今回はこのリペアの事を紹介しようと思います。

(色落ちの紹介も含めて)



まずはリペア前です。
















左右太ももの色落ちがかなり進んでいます。

denimbaさんの穿き込んだジーンズは凄い表情を見せます。






















左右のヒザ部分に穴が空いています。

穴の周辺の生地も弱っていて薄々になっています。


こちらですが穴は当店の標準リペア仕上げで

左右太もも全体を補強リペアをします。








































ポケット周辺のステッチが切れています。

こちらは元のステッチの風合いを残したまま

補強ステッチを入れようと思います。

生地同色の細くて目立たない糸を縫いこみます。







それではここからは

色落ちの紹介とさせて頂きます。

(購入を検討しているお客さま、ゆっくりご覧下さい)






真っ白だったピスネームがこんなになっています。

BRIDGEの文字も浮かび上がっています。














経年変化した革パッチ














ヒザ裏のハチノス















フロント部分のヒゲ














トップボタンの文字が浮き出ています。













前立てのフライボタン跡




















スソのパッカリング

















裏側もウネリが出ています。

こちらはサンプルなので

当店が独自に開発したウネリチェーンステッチで仕上げています。

(国産のミシンを使って、手作業で捻りながらスソ上げをしています)

ユニオンスペシャル43200G のアタリ感に負けていないと思っています(多分ね)












それではリペア後がこちらです。

(雑誌に掲載されたのと同じ状態)















右足












右足のヒザ穴は標準リペアですが

穴が小さかったのでほとんど見えなくなりました。
















左足















こちらは穴が比較的大きかったのでリペア跡がわかります。














こんな感じで太ももの弱っている部分は補強リペアしています。

今回の太ももリペアではアウトシーム(脇)は開いていません。

よってアウトシーム(脇)のアタリは全くずれていません。

色落ちにこだわる人にとってはこの部分は重要だと思っています。














お尻周辺の切れていたステッチは全て補強済みです。

この距離だと全くわからないと思います。



















これでもほとんどわからないと思います。





























これくらい近くで見るとわかると思います。






こちらの工賃が

左右太ももの全面補強、ヒザ穴の標準リペア 9000円

お尻周り全体のステッチ補強リペア 3000円

合計12000円(別途送料)



依頼されたdenimbaさんから喜びの声を頂きました、、、

私も納品後ドキドキでしたが、ほっとひと安心でした。

(デニムの事を知り尽くしている人ですから、、、)





今回紹介したのは

bridgeの1stモデルのサンプル(試作品)です。



bridgeの1stモデルは完売しました。

追加生産した2ndモデルを只今販売中です。

(それも在庫が残り少ないそうです)



そして、只今生産中なのが3rdモデルです。

この3rdモデルですが、生産背景が変わりました。

沖縄県のジーンズ工房 ダブルボランチさん で作られています。


シルエットも少し変更されているようですよ。

こちらも要チェックだと思います。





ダブルボランチの店主 國吉(クニヨシ)さんですが

岡山県倉敷市児島のとあるデニムメーカーで修行されています。



私はクニヨシさんとは面識がありませんが

(メールはしています)

間接的につながっていたのです。



なぜかと言うと

デニム加工工場に勤務していた時に

私がそのメーカーさんの担当でした。


そしてそのメーカーさんから

加工やリメイクで色々と勉強をさせて頂いております。


現在のhands-onリメイクが出来るのも

そのメーカーさんとの取り組みがあったと言っても過言ではありません。

本当に感謝しています。




そのメーカーさんには週に2、3回は行っていたと思います。

新たな加工やリメイクの技術を協同開発していたからです。



そうするうちにそのメーカーさんの人達とも仲良くなりました。

仲良くなった職人さんから色んな技も教えて頂きました。

その全てが私の財産です。

社長からジーンズ作りに対する想いを聞けたのも貴重な経験でした。

(社長なのにいつも現場にいましたから、、、本当の職人だと思います)

 



私が行っていたのはそのメーカーの本社でした。

クニヨシさんはその時、本社勤務では無かったので

私はクニヨシさんと会う事がありませんでした。

(会っていたら、仲良くなっていたでしょう)



でもクニヨシさんと共通の知り合いが沢山いるので

何だかとても親近感があります。





ちょっと話がそれてしまいましたが、、、(苦笑)



私とdenimbaさんで試行錯誤しながら立ち上げた bridge がこうゆう形で

ダブルボランチのクニヨシさんに引き継がれて行ったのも

何かの縁を感じてしまいます。



これからもbridge の更なる進化を楽しみにしたいと思っています。

(今回のブログは個人的に熱くなってしまってスミマセン)






明日も溜まりまくった仕事を1点ずつ丁寧に頑張ろうと思います。

では!




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レビン スキームのジーンズ 左右太もも穴 標準リペア、全面補強リペア

2015年01月25日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


またもや風邪を引いてしまいました、、、(汗)

熱は無いので、明日からの仕事には支障は無いと思います。


仕事とはいえ、工房に引きこもり生活が続くと

体が弱っているように感じます。


やっぱり外で運動しないといけないなあと感じます。

来春から何か運動しようと思っていますが、

実行できるかな?




さて、今回紹介するのはこちらです。




色落ちが凄くいい感じです。










リーバイス???















パッチも劣化していて、文字が読みにくいです、、、















左上に LEVI、、、と書いてあるような、、、

これはもしや、、、















ボタンに L.SCHEME と刻印されています。

これは、、、 LEVIN SCHEME のジーンズです。


レプリカジーンズマニアの間では有名な レビン スキーム 

1990年代、ビンテージブーム時に生まれたレプリカジーンズです。

当時、501XXに最も近いと言われたブランドではないでしょうか?

ビンテージブームの終焉と共に無くなったようです。

今でも大切に穿き続けている人がいるんですね。


レプリカジーンズマニアだったら破れても直して、穿き続けたいでしょう。















数箇所破れていますが、太もも全体が弱っているので

全面補強リペアをします。












この角度から見ると

独特のザラザラ感でイイ感じの縦落ちをしています。

今でもこのジーンズを捜している人もいるようですね。









それではリペア後がこちらです。























アウトシーム(脇)は開いていないので

脇のアタリはずれていません。

























破れた穴は標準リペアで仕上げました。














裏から見るとこんな感じです。

太もも全体を補強しています。

これで穴の周辺から破れる事は無いでしょう。






こちらの工賃が12000円(別途送料)です。

90年代に購入されたビンテージレプリカジーンズのリペア依頼も多いです。

オーダーお待ちしております。




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