こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。
徐々に納期が縮まってきています。
ちょうど移転準備でオーダーストップをしていた時期の作業をしています。
引き続き、頑張ります。
あとはHPもプチリニューアル中です。
移転に伴い、画像も少しづつ差し替えようと思っています。
では今回紹介するのは
股のちょっとした擦り切れダメージです。
アップで見るとわかり易いです。
ブログで紹介するのは高額なハードリペアが多いのですが
それは当店の技術をお伝えしたいからそうなっています。
実際の依頼ではそこまでのダメージがある物は少ないと思います。
こちらは綺麗にリペアして欲しいとの事なので
解体リペアをします。
では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。
プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、
アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)
ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので
飛ばしてください(苦笑)
今回のブログはリペアの紹介よりも
ビンテージ品のウンチクを書きたいだけです、、、(苦笑)
リーバイスです。
この雰囲気でビンテージのオーラが出ています。
ジッパーフライでフロントボタンがシルバーなので
501ZXXか502になります。
隠しリベット付きなので 501ZXX です。
ジッパーはコンマー社です。
私、ジッパーには詳しくないので、、、
ここでウンチクは書けません、、、
申し訳ございません(恥)
そしてフロントリベット裏が銅製なので
ギャラ入りです。
という事は1962年以前、、、
脇押さえのサイドステッチが異常に長いです。
これは古いモデルのようですね。
バックポケットを縫い付ける際に出る
渡りの糸が綺麗に残っていました。
これは当時のミシンに自動糸切り機能が付いていなかったのでしょう。
生産効率を上げる為に、糸を切らずにそのまま隣に移動して縫い続けています。
歴史を感じるので、個人的に好きなディテールです。
後ろのベルトループがセンターセットになっています。
これは年代を決定する重要な部分。
ギャラ入りで後ろベルトループがセンターという事は、、、
革パッチが確定します。
後ろベルトループの変更点の流れですが、、、
センターセット 革パッチ期
↓
ループずれ 革パッチから紙パッチギャラ入りに移行期
↓
ループずれ 完全に紙パッチギャラ入り期
↓
センターセットに戻る 紙パッチギャラ無し期(フロントリベット裏がアルミ製)
こんな流れになっていると思います。
革パッチは1954年頃までのディテールかと思われます。
そして501ZXXがデビューしたのが1954年です。
という事は、、、
これは1954年製という推測ができます(個人的意見)
いいなー
501ZXXの最初期型ですよ!
どうでも良いウンチクにお付き合い頂きありがとうございます(苦笑)
ではリペアの紹介に戻ります。
股を解体しました。
この状態でリペアをして再構築します。
完成しました。
アップ
解体したので縫い代も綺麗な仕上がりだと思います。
裏からもどうぞ。
股の周辺も弱っていたので補強リペア済みです。
こちらの工賃が
股の解体リペア 6000円(別途送料)
解体リペアは時間が掛かるのでダメージの大きさに関わらず
ある程度の工賃が掛かってしまいます。
それでも仕上がりは綺麗になるので、当店では人気のメニューです。
オーダーお待ちしております。
・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
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・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
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