ジーンズリペア&リメイク工房 hands-on 日記(旧ブログ)

デニムの産地、岡山から発信するジーンズ日記(2010年12月~2016年1月)

リーバイス501ZXX 最初期 革パッチ 1954年製?  股の解体リペア

2014年08月29日 | ジーンズリペア 股

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


徐々に納期が縮まってきています。

ちょうど移転準備でオーダーストップをしていた時期の作業をしています。

引き続き、頑張ります。


あとはHPもプチリニューアル中です。

移転に伴い、画像も少しづつ差し替えようと思っています。




では今回紹介するのは















股のちょっとした擦り切れダメージです。













アップで見るとわかり易いです。



ブログで紹介するのは高額なハードリペアが多いのですが

それは当店の技術をお伝えしたいからそうなっています。

実際の依頼ではそこまでのダメージがある物は少ないと思います。




こちらは綺麗にリペアして欲しいとの事なので

解体リペアをします。








では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)





今回のブログはリペアの紹介よりも

ビンテージ品のウンチクを書きたいだけです、、、(苦笑)















リーバイスです。

この雰囲気でビンテージのオーラが出ています。














ジッパーフライでフロントボタンがシルバーなので

501ZXXか502になります。













隠しリベット付きなので 501ZXX です。














ジッパーはコンマー社です。

私、ジッパーには詳しくないので、、、

ここでウンチクは書けません、、、

申し訳ございません(恥)















そしてフロントリベット裏が銅製なので

ギャラ入りです。

という事は1962年以前、、、















脇押さえのサイドステッチが異常に長いです。

これは古いモデルのようですね。




















バックポケットを縫い付ける際に出る

渡りの糸が綺麗に残っていました。


これは当時のミシンに自動糸切り機能が付いていなかったのでしょう。

生産効率を上げる為に、糸を切らずにそのまま隣に移動して縫い続けています。

歴史を感じるので、個人的に好きなディテールです。














後ろのベルトループがセンターセットになっています。

これは年代を決定する重要な部分。

ギャラ入りで後ろベルトループがセンターという事は、、、

革パッチが確定します。






後ろベルトループの変更点の流れですが、、、




センターセット 革パッチ期



ループずれ 革パッチから紙パッチギャラ入りに移行期



ループずれ 完全に紙パッチギャラ入り期



センターセットに戻る 紙パッチギャラ無し期(フロントリベット裏がアルミ製)



こんな流れになっていると思います。




革パッチは1954年頃までのディテールかと思われます。

そして501ZXXがデビューしたのが1954年です。




という事は、、、


これは1954年製という推測ができます(個人的意見)



いいなー

501ZXXの最初期型ですよ!





どうでも良いウンチクにお付き合い頂きありがとうございます(苦笑)









ではリペアの紹介に戻ります。





股を解体しました。


この状態でリペアをして再構築します。













完成しました。










アップ

解体したので縫い代も綺麗な仕上がりだと思います。













裏からもどうぞ。

股の周辺も弱っていたので補強リペア済みです。





こちらの工賃が

股の解体リペア 6000円(別途送料)


解体リペアは時間が掛かるのでダメージの大きさに関わらず

ある程度の工賃が掛かってしまいます。


それでも仕上がりは綺麗になるので、当店では人気のメニューです。

オーダーお待ちしております。

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
 ↓ 

 https://hands-on-jeans.com/nagare.html

 

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
 ↓
https://handsonjeans.thebase.in/

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リーバイス501 ビッグE ビンテージ 左前ポケットスレキ交換、太もも、股、お尻などの補強+魅せるリペア

2014年08月26日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


ブログの更新ができずにスミマセン、、、

まだまだ、納期遅れが続いていまして

必死で作業を頑張っていました。

9月頃になれば納期遅れは終了すると思います。




それでは今回紹介するのは





今回のリペア方法ですが

全て魅せるステッチリペアにして欲しいとのオーダーです。

私も楽しみながら作業を行ないました。



※今回の画像は移転後に新しい環境で撮影したものです

今までよりは明るく見やすくなったと思います。

(PCで見ると明るいのですが、スマホだと結構暗く見えます)






右ヒザの破れ

周辺補強をして魅せるリペア











前股はそのままで周辺補強をして魅せるリペア















左前ポケットは解体してスレキ(袋布)を交換します。

ポケット入口も弱っているので補強リペアをします。

リベット部分ですが、そこも魅せるステッチワークで留めて欲しいとのオーダーです。

上手く出来るかな?















後股のダメージは平置きにしました。

こんな感じで全体的に破れています。

そのままで周辺補強をして魅せるリペアにします。















後身頃

リーバイス501です。
















左右お尻が弱っているので全面補強をします。

右後ポケット横の破れも周辺補強をして魅せるリペアにします。











裾のステッチが解れているのでチェーンステッチを入れ直します。









では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)









トップボタン裏 4

帯は上下チェーンステッチの平行ステッチ止め

1969年以降と聞いた事があります。

この部分のVステッチからの移行期は長いので判断が難しいです。

タイプ物でもこのディテールを発見した事がありますので、、、









ビッグEかな?

赤タブって劣化すると文字が読み取れなくなりますよね。

ビッグEだったら1973年以前だと思います。










右ポケットスレキ裏にプリント無しです。

ここにプリントがあるとビッグE~スモールeの移行期だと思うのですが

それでもないようです。

という事は1971年以前かな?








赤タブが無くなっている(読み取れない)場合の

判別方法ですが、、、

参考までに



フライボタン(小ボタン)のR文字ですが

軸が長くなっている 通称 足長R

スモールe の時代は通常Rになっていると思います。











アウトシームをチェックします。











シングルステッチ縫製です。

スモールe の時代はチェーンステッチ縫製だと思います。






という訳で、ビッグE確定でしょう(個人的意見)





いつものどうでも良いウンチクでした、、、、








では

リペアの前に解体が必要な部分は行ないました。




お尻は中央から弱っているので

バックポケットはこのように外します。











左前ポケット部分を解体しました。









ではリペア後です。













右ヒザです。

太番手の糸でラフにギザギザに縫っています。

このランダムに縫うのが以外に難しいのです。

(綺麗に縫わないのがポイント)


でもよく見て下さい、このステッチでダメージをリペアしていません。

リペアは細い糸でガッチリ止めています。



当初は粗いステッチのみでリペアする予定でしたが

そうすると強度的に問題を感じたので

太番手のステッチは飾りです。

そうするとリペアとは呼べないか、、、(苦笑)

リメイクのカテゴリーかもしれませんね、、、













前股も同じノリで魅せるリペアです。


















左前ポケットは解体後、再構築しています。









リベット部分もステッチワークで仕上げてみました。

これは初めて行なったので、とても新鮮です。

太番手ステッチなので、結構ガッチリ効いています。























裾はチェーンステッチを入れ直しています。

なるべく元のステッチ跡に入れるようにします。


元のステッチがオリジナルチェーンだったので

それは残して縫いつなぎました。

(ステッチ強度は弱くなるのですが、オリジナル部分を少しでも残したいとの事)

















左右お尻は全面補強済み

最後に裏からお見せします。
























ここも魅せるリペアで仕上げています。





















股部分は平置きで紹介します。

そのままの魅せるリペアです。

周辺補強もしっかりしています。


ここまで徹底すると魅せるステッチがカッコ良く見えます(個人的意見)







では裏からもどうぞ。













脇から前身にまたがって弱っていたので

全て補強しています。














新品に交換したポケットスレキ(袋布)です。











ポケット入口も弱っていたので

補強済みです。















左右お尻もかなり広範囲に補強しています。













左右お尻の中心はポケットの付け根をガッチリ補強リペアしています。







以上です。

今回も項目が多すぎて

箇所別のリペア代は省略します。

全部まとめて 25000円(別途送料)


お客さまからも喜びの声を頂きました、、、ほっとひと安心。





太番手の糸を使って

ラフステッチの魅せるリペア(リメイク?)をすると

ジーンズの印象が変わって、カッコ良くなりますよ。

こんなリペアも有りだと個人的に思います。

オーダーお待ちしております。

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
 ↓ 

 https://hands-on-jeans.com/nagare.html

 

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
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リーバイス557 ビンテージ 3rdタイプGジャン エリとカフスの解体リペア、全ステッチ補強リペア

2014年08月14日 | デニムジャケット、Gジャン リペア

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


お盆休み返上で頑張っているのですが、、、

納期がなかなか縮まらなくて、ご迷惑をおかけしております。

只今作業中の依頼品は入荷時に、納期2ヶ月とアナウンスしておりますが

実際は2ヶ月半(手間なのはそれ以上)もかかっている状況です。

本当に申し訳ございません。





それでは今回紹介するのは




Gジャンです。














エリがボロボロです。

(Gジャンではありがちなダメージです)


綺麗に直してほしいとの事で、解体リペアをします。













袖口のカフス部分がボロボロです。

(Gジャンではありがちなダメージです)


こちらも綺麗に直して欲しいとの事で、解体リペアをします。














反対側はそれほどでもないかな?


同じく解体リペアをします。











オール綿糸縫製だったので、経年劣化でステッチが随分弱っています。

こちらは生地同色の細い糸で目立たないように補強をします。









では、リペア紹介の前に いつもの、、、

こちらのGジャンの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)






パッチが有りません

ステッチ跡が残っています。

この形のGジャンだと

557の3rdタイプか 70505の4thタイプ になると思うのですが

パッチがこの大きさだと557の3rdです。

(70505の4thから小さくなります)











もちろんビッグEです。

Vの幅が左右均等なので

1966年以前だと思います。










裏側の情報も重要だと思います。

カンドメ(カンヌキ)のステッチの色が黄色です。

これも557の3rdの特徴かと思います。

(70505の4thから黒になっていたはずです)




フラップ裏に使っている生地が身頃と同じデニムでした。

もっと古くなるとここがライトオンスデニムになっています。

そうなると557のデビューした1962年に近い年代だと思います。















これは私物のGジャンで 507XXの2ndタイプのフラップ裏です。

(年代で言うと 1952年~61年頃に生産されたと思います)

やはりフラップ裏の生地にはライトオンスデニムを使っています。


表と裏のデニム生地の厚みの違いで フラップが表に反っていて

独特なアタリ感が良いですねー

(当時の人はそんな事狙って作っていないと思いますが、、、)






とうわけで、マニアさん以外にはどうでも良いウンチクは終りまして、、、


リペアの続きです。













エリと左右カフスを外してから、完全に解体します。











左右カフスを解体するということは、、、

ボタンを外すという事です。



このような形状になっていました。

二本の爪が刺さっている ツープロングタイプです。

(この年代のボタンもツープロングだったのに驚きました)

こうゆう部分のチェックが出来るのもリペア屋ならではだと思います。






ボタン裏にDの刻印が入っています。

しかし、ボタン裏Dはよく知りません、、、(スミマセン、勉強します)










解体した状態でリペアをしました。








裏からもお見せします。




これだけキッチリ補強しておけば強度も安心です。








こちらを身頃に取り付けて

左右カフスはボタンを打ち込んで、ボタンホールの穴あけをしたら

完成です!














右袖カフス




解体したので綺麗な仕上がりかと思います。















左袖カフス





同じく、解体したので綺麗な仕上がりかと思います。











袖の裏側も弱っていたので

補強リペアをしています。













ボタンホールミシンは シンガー社の299を使っています。

(貸してくださる児島のジーンズ工房さま、いつもありがとうございます)


表から見えないコダワリですが、

カフスの縫いつけのステッチは上下チェーン(オリジナルと同様)にしてみました。




縫い端をカラ縫いにしてカフスの中に入れ込むという

とても面倒な縫い方です。

私の勝手な自己満足かもしれませんが、、、(苦笑)













外したボタンは再利用できないので

なるべく近い雰囲気の物に交換します。













オリジナルと並べてみました。

当店の在庫ではこれが一番近いです。

(時間を掛けて探せば、もっと近いのが見つかるかもしれません)











お次はエリです。

解体したので綺麗な仕上がりかと思います。



























平置きにすると結構目立つか、、、(苦笑)


ここは折り曲がって二重になる部分なので

目立たないように穴埋めにして硬くすると、首の所の着心地に影響します。

これ位の感じが限界だと思います。













解体リペアなので

エリ裏にはリペアステッチの跡が出ません。

(つけたままの そのままリペア にすると、ここにステッチ跡が出ます)


















全ステッチを補強しました。

この距離で見ても補強ステッチはほとんど見えません。







以上です。

今回もウンチクを書くのに疲れてしまった、、、

(大した知識じゃないのにスミマセン)


こちらの工賃が

左右カフスの解体リペア(袖裏の補強込み) 14000円

エリの解体リペア 6000円

全ステッチの補強リペア 6000円


合計26000円(別途送料)


お客さまから喜びの声を頂きました、、、ほっとひと安心です。



解体リペアは割高ですが、そのぶん綺麗に直ります。

オーダーお待ちしております。

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リーバイス501XX 片面タブ(47前期モデル) ビンテージ 前ポケット解体リペア、スレキ交換、その他リペア

2014年08月10日 | ジーンズリペア ポケット

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


台風が接近しています、、、

風の音が凄くて、起きてしまいました。

このルートだと岡山県に上陸しそう、、、(焦)



お待ちのお客さま、ご迷惑をお掛けしております。

今日は休日ですが作業をして少しでも納期を縮める事が出来るように努めます。








それでは今回紹介するのは










イイ感じに色落ちしたジーンズ。

リーバイスの古着です。




















右前ポケット入口が破れています。

コインポケットのリベットが片方外れています。

こちらは綺麗に直して欲しいとの事で 解体リペアをします。

スレキ(袋布)も随分弱っているので新品に交換します。

リベットは新品を付けます。












右ヒザ付近が少し破れています。

目立たないようにして欲しいとの事です。

強力リペアで穴埋めをします。

周辺の補強も行ないます。


















スソのステッチが部分的に切れています。

こちらは全部外してから新たに入れ直します。

(チェーンステッチだったので、同じようにします)











その他、ステッチ切れが多数ありました。

この辺りは元のステッチの雰囲気を残したいので

生地と同色の細い糸で目立たないように補強します。








今までの画像だけでこのジーンズの年代がわかった方はかなりのマニアです(笑)

ビンテージのオーラはかなり出ています。







では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)


















フロント帯先がVステッチ

ビッグEが確定。













隠しリベット付き

XXが確定。





















リベット裏が銅製の打ち抜きタイプ

ギャラ入りが確定。
















フラットなフライボタン

革パッチが確定。

















ベルトループは太くてセンターセット

これはかなり古そうですよ。
















片面タブ!

古着、ビンテージファンが憧れる 501XX 47モデル オリジナルビンテージ




47モデルは戦後の1947年から52年まで作られた事で有名です。

タブが片面から両面に切り替わったのが52年頃とされているので

この片面というディテールが非常に重要なんですね。





それではその他も見ていきます。



脇押さえのサイドステッチが異常に長い

これは固体差があるのですが、長い方が古いと言われています。











フロントボタン裏がドーム状に丸くなっています。

このディテールだと40年代(47前期)だと言われます。

ボタン裏がフラットだと50年代(47後期)らしいです(多分ね)





ちなみに私が所有する47モデルはボタン裏がフラットなので47後期です。

なので、このボタン裏がドーム状になった47前期が欲しいです。

でも高くて買えない、、、

(いつか出会えるはず、じっくり探そう)












この色落ち、、、

絶妙なムラ感です。

たまりません。









スミマセン、完全に話がそれました、、、


リペアに戻します。










右前ポケットを解体しました。

この状態でポケット入口をリペアします。

ポケットスレキは新しい生地に型をコピーします。









それでは出来上がりがこちらです。


















解体リペアなので綺麗な仕上がりかと思います。













脇押さえの長いサイドステッチも再現しています。













リベットは新品に交換しています。

オリジナルと同じく打ち抜き仕様です。

















右ヒザ付近の小穴は強力リペアで埋めました。

周辺補強もしています。

(あとで裏からお見せします)

















スソのステッチは入れ直しました。

色落ちした綿糸で縫ったので、古着の雰囲気に馴染んでいると思います。
















もちろんチェーンステッチ仕上げです。






























バックヨーク、バックセンター、ウエストベルトの裏側はチェーンステッチになっていて

1箇所が切れると連鎖して解けるので、危ない部分です。

古着の雰囲気を壊さないように

生地同色の細い糸で補強しています。

(この距離でも補強糸はほとんど見えません)
















裏からもどうぞ。











新品に交換したポケットスレキ(袋布)です。









リベット裏はオリジナルに合わせて銅です。











ポケット入口付近もきちんと補強済みです。












ヒザ穴の周辺補強です。

そんなに弱っていなかったので、軽めです。








以上です。

ウンチク書くのに疲れました、、、(苦笑)



こちらの工賃が

右前ポケットの解体リペア+スレキ交換 6000円

右ヒザの強力リペア+周辺補強 2500円

裾のチェーンステッチ入れ直し 1500円

お尻と腰周りのステッチ切れ補強リペア 1500円

合計11500円(別途送料)






ビンテージジーンズも弱い部分をキッチリ補強すれば

普段着として穿けるようになります。

オーダーお待ちしております。

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ウエアハウス 1001XX 初期型 バッファローパッチ 全体的なリペア、裾上げアタリ出し加工。

2014年08月07日 | ジーンズリペア モモ、ヒップ

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


大量入荷が続いております、、、


納期が遅れていてご迷惑をお掛けしております。

残業して頑張ります、、、




今回紹介するのはこちらです。




かなりいい感じに色落ちしたジーンズです。

ビンテージでしょうか?







右足は破れを強力リペアで穴を埋めます。

太もも全体を補強リペアします。











左足は破れを標準リペアで傷跡を見せます。

太もも全体を補強リペアします。












ヒゲ落ちがとてもいい感じです。













股の中心が破れています。

その周辺も弱っている様子です。

こちらはそのままリペアで直します。

(そのような要望でした)


















左右スソですが

随分長い状態で穿かれていたようです。

裾が踏まれて、ボロボロになっています。


こちらは裾上げアタリ出し加工をします。

しかし、アタリ出し加工をする前に

下地が弱っている部分を補強する必要が有ります。

(折り跡が見える所が出来上がり位置です)


リペアをしてからアタリ出し加工をすると

どうしてもアタリ感が弱くなってしまいます。

それを了承して頂きました。















後身頃もイイ感じの色落ちです。











ヒザ裏のハチノスがヤバイです、、、

まるでアートのように見えます。













ウエアハウスのジーンズでした。

限定のバッファローパッチ


革の質感が今まで見てきたバッファローパッチの物と違います。

気になったので、ウエアハウスに詳しい友人に見てもらいました。

これは初期型という事らしいです(驚)


かなりのプレミアになっているとの事です。


しかし、本物のビンテージにしか見えないジーンズですね。








スミマセン、話をリペアに戻します、、、、




お尻の左側にダメージが出ています。

そのような癖で穿かれていたのでしょう。


お尻の左側を全面補強します。












右後ポケットはサイフ跡のダメージがあります。

ポケットを一度解体してから

リペア+全面補強をします。













それでは画像が多いので

早速リペア後の紹介をします。















右足









右ヒザ付近 強力リペアで仕上げました。














左足










左ヒザ付近 標準リペアで仕上げました。

今回はアウトシーム(脇)を開かずに作業しました。

これ以上破れが広がっていたら、脇をちょっと開いたと思います。



















左足のスソです。

自然な感じで 裾上げアタリ出し加工が出来たと思います。

















右足のスソです。

自然な感じで 裾上げアタリ出し加工が出来たと思います。



色落ちしたデニムの 裾上げアタリ出し加工は難易度が高いです。

何回かやり直しをしています。
























左お尻中心をリペアしてから全面補強しています。














右後ポケットをリペア+全面補強しています。













左右カカトです。

リペアをしてから

裾上げアタリ出し加工をしています。

(最後に裏からリペア部分をお見せします)
























股はそのままリペアで仕上げました。


そのままリペアだとインシーム部分は潰れてしまいます。

強度は解体リペアと変わりません。






それでは裏からお見せします。

























隠しリベットは外さずに、お尻や後ろポケットのリペアをします。

ビンテージ(レプリカ)ジーンズファンには

大切なディテールだと思うので、、、












スソのインシームは丁寧に解体リペアをしています。











股の周辺もキッチリ補強しています。






今回のブログカテゴリーをどこにするか悩みました(苦笑)

ジーンズ全体のオーバーホールに近い内容ですが

股は解体していないので、、、違うようなきがするし、、、


どこにであてはまるのですが、、、

モモ、ヒップにしました。



こちらの工賃ですが

内訳が多すぎるのでまとめると

ジーンズ全体リペア 30000円

裾上げアタリ出し加工 4000円 

合計 34000円(別途送料)


当店の技術の合わせ技でした。

オーダーお待ちしております

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リーバイス501ZXX ギャラ入り紙パッチ (55モデル) ビンテージ 後ろポケットの穴埋め+全面補強

2014年08月03日 | ジーンズリペア ポケット

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



前回ブログで



気温が上がるとジーンズのリペア&リメイク依頼も減ってくるので

8月は納期を縮めるチャンスです。


このような事を書いたのですが、、、

突然、依頼が殺到しています。


嬉しい反面、納期がまたやばい事になりそうです(汗)

今日も休日勤務で頑張ります。

(お待ちのお客さま大変ご迷惑をお掛けしております)


この感じだと、お盆休みも作業しないといけないでしょうね、、、

9月頃に夏休みを取りたいなあと何となく思っています。





では今回紹介するのは












ジッパーフライで隠しリベット付き









鉄製のトップボタン



リーバイス501ZXX オリジナルビンテージです。


久々のビンテージネタで私もワクワクしています(笑)



そういえば、このモデルの後継となった502は持っていますが

501ZXXは持っていないなあー

良い出会いがあれば欲しい1本です。






では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)







隠しリベット付きなので XXが確定です(1964年以前)

同じディテールで隠しリベットが無い場合は502の可能性が高いですよ。











ジッパーはタロンでした。

他にスコービルやコンマーなどもあるようですが、、、

ジッパーは詳しくないので、これ以上は書きません、、、
















リベット裏が銅製の打ち抜きタイプ

ギャラ入りが確定しました(1962年以前)


以前はギャラ入りは1960年までだと思っていましたが

最近の調査で1962年頃まで続いたのを知りました。

3rdのGジャン(557XX)がデビューした年が1962年で

最初期モデルはギャラ入りだったのがその理由です。

(私の個人的な意見)












お尻です、リペアの紹介は後でしますので、、、(苦笑)









当然ビッグEです。

Rがあるので両面タブです。

501ZXXのデビューが1954年と言われているので

両面タブしか有り得ません。

(リーバイスのビンテージはイレギュラーが多いので、例外があるかもしれません、、、)









バックセンターループがずれています。

革パッチの最終もループずれがあるので

ここだけではまだ年代を確定できません。






革パッチ、紙パッチ どちらでしょう?











紙パッチの欠片があった!(喜)


これで紙パッチのギャラ入りが確定しました。

年代で言うと 1955年~62年までのモデルです。(通称55モデル)





501ZXXは1954年デビューです。

なので最初の1年だけは革パッチだったようです。

革パッチの残った501ZXX、欲しいですねー

でも相当高そうなので買えないかな、、、





さて、マニアさん以外にはどうでも良いウンチクは終ります。




リペアの紹介です。



バックポケットにガッポリ穴が空いています。

なるべく目立たないようにリペアして欲しいとの依頼です。










バックポケットがそのままタタキ縫いされています(汗)

ここは縫いを丁寧に外してからリペアして

再構築します。



後ポケットは全体が弱っているので

全面補強も行ないます。














こちら側も同じく、そのままタタキ縫いされています。

縫いを外してからリペアして、再構築します。














地道に作業してタタキ縫いを外しました。

タタキ縫いを外すのは相当時間が掛かるので、別途外し代金を頂きます。
















ついでに隠しリベットの表側をチェックします。

皿型でした。

※私の調査結果では紙パッチ期は皿型で

革パッチ期はUFO型です。


ここをチェックできるのはリペア屋ならではです。


皿型の方が表の生地に与えるダメージが少ないので

隠しリベットの見えない部分も進化したのでは?と

勝手に考えています。



でも穿き込みのマニアさんは

ここのアタリが好きだから、

盛り上がっているのが好きだという意見も聞きます。



スミマセン、癖でまたウンチク書いてしまいました、、、







それではリペア後です。












穴があまりにも大きかったので

色落ちの近いデニムを移植しました。

※毎回この仕上がりにはなりません、、、

色落ちの近いデニムが見つかるのは運次第です。











右後ポケットです。

こちらも全面補強しています。








潰れていたポケット端も再構築したので

立体感が復活しました。

















左右後ろポケットの裏側です。

全面補強しています。






こちらの工賃が

タタキ縫いの外し 1500円(時間計算)

左後ろポケットの穴埋めリペア+全面補強 5000円

右後ろポケットのリペア+全面補強 3000円


合計9500円(別途送料)





ポッカリ穴のリペアも近い色落ちの生地があれば

なるべく目立たないようにリペアをしたいと思います。

オーダーお待ちしております。

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
 ↓ 

 https://hands-on-jeans.com/nagare.html

 

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
 ↓
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