こんちにはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。
今日は祝日でお休みなのですが、、、
ブログは更新しておきます。
バタバタ過ぎて、今しか更新できそうにありません、、、汗
問い合わせのメールもかなり溜まっていたので
先程、終わらせました。
(午前中の時間を使い切ってしまいました)
年末年始のお休みのお知らせです。
12/31(木)~1/3(日)までお休みします。
このあと、HPも更新しておきます。
12/30の来店予約はほぼ埋まっているので
これからの予約は対応できそうにありません。
ご理解の程、よろしくお願いします。
では、今回紹介するのはこちらです。






当店で以前 オーバーホールリサイズした
502XX(501XXのビッグサイズ)ビンテージです。
両面タブのレザーパッチでした(1953年頃のモデル)
付いているレザーパッチは復刻版のを付けられています。
(オリジナルのレザーパッチは経年劣化が激しくて、再利用出来ませんでした)
依頼主は、デニムの色落ちサイトを運営されている denimbaさん(普段は本名でお呼びします)
その時のブログのリンクも貼っておきます
ビフォーはこちら
途中はこちら
アフターはこちら
デッドストック生地をノリ抜き洗いをされて、穿きこみを開始されたそうです。
当店でリベット表再利用が出来るようになったのを
お知らせしたら、是非そのようにしたいとの事だったので
今回はリベット表の再利用を行いました。


その時に外したリベットはお渡ししていました。
(あまり綺麗な状態ではありませんでしたが、、、)
なので、全てのリベット表の再利用は出来ませんでしたが
右前ポケットの4つは再利用に成功しました。
左前ポケットに使った二つは、当店で在庫しているビンテージのストックパーツです。
アップで見ていきましょう。
右前ポケットの4つ



最初からリベットが黒ずんでいました。
長年の汚れがこびりついて、このようになったのだと思います。
(画像だと、刻印がわかりにくくて、スミマセン)
左前ポケットの2つ


こんな感じになりました。
そして、今回はちょうど同じタイミングで
片面47(1947年頃のモデル)をオーバーホールリサイズをされたお客様からも
ノリ抜き洗いをされて、スソ上げの依頼がありました。
(何という偶然でしょう!)
こちらもその時のブログがありますのでリンクを貼っておきます。
ビフォーはこちら
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こちらの革パッチはオリジナルです。
(アップが無くてスミマセン)
縮んで色が変わっていますが、、、
乾燥機を使って縮ませたそうです、、、(驚き)
凄いです、本当に日常着としてガンガン穿いているそうですよ。



チェーンステッチ裾上げ(ユニオンスペシャル43200G)をしました。
洗濯をすると、うねりが出ますよ!
こちらのジーンズも同じく、リベット表の再利用が出来るようになったので
再利用を行うことにしました。
(外したリベットはお渡ししていました)
denimbaさんの両面革パッチの時よりも綺麗に外せるようになっていたので
こちらは6個とも全部再利用をしました。


アップで見ていきましょう。
右前ポケット



左前ポケット


こんな感じです。
表の刻印が中央寄りなのが、オリジナルの証です。
リーバイスのビンテージ専用の打ち抜きリベット裏側というのは販売されていません。
それに合う、既製品の物を探して使っています。
(かなり探して、やっと見つけましたが、、、)
リベット先端を平らに潰しているのは
打ち抜きリベットの締まりを更に強化している為です。
個人的にはこの見た目がちょっと気になっています。
先端がもう少し丸っこい方が自然だなあと思います。
それで今、専用の道具を開発中です。
もうすぐそれが完成しそうなので
今後はもう少し先端が丸っこい形状になると思います。
(自己満足かもしれませんが)
この仕事に終わりはありませんね、、、
常に上を目指して、研究開発を続けようと思います。
これからも頑張りますので、よろしくお願いします。
<2015/12/27 追加事項>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
画像を整理していたら、この47モデルの入荷で撮影した時の物が出てきました(喜)

赤タブです。
Rが入ってないので、片面刺繍です。

乾燥機をかけた革パッチです。
47モデル デッドストックの革パッチを洗濯してから
乾燥機にかけると、こんな表情になるんですね、、、凄い!

今更なのですが、、、
ボタンの支柱の違いに気が付きました、、、恥

トップボタンは銅色


フライボタンは銅色と銀色の二種類ありました。
47モデルがボタンの支柱の移行期だったのでしょうか?
それとも、ずっと2種類存在したのでしょうか?
フライボタンを解体した時の画像もありました!
両方とも1953年以前に採用されていた(片面タブの年代とほぼ一致)
下地がフラットなタイプです。

これを裏返しにすると、、、

向かって左が銅色
右が銀色
銅色の方は、このように
二本爪が巻き込むような作りです。
銀色の方は打ち抜きタイプです。
新品時は穴が空いていなかったはずです。
再利用の確率が高いのは銅色の方です。
銀色の方は爪が中で残ってしまう可能性があります。
そうなると、再利用は難しいと思います。
この辺りもこれから研究調査をしていきますので
よろしくお願いします。
では!
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